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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1990/10/29
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/110p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-100138-3

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文庫

紙の本

ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)

著者 村上 春樹 (著),安西 水丸 (著)

 【商品解説】

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ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)

税込 825 7pt

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税込 825 7pt

ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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みんなのレビュー98件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

昭和のエッセイでも気持ちいい風のよう

2020/05/30 08:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある作家のファンになると、その人の書いた作品を全部読みたくなるものだ。
 だから、その作家の作家歴というか、書いてきたどの時点でファンになるというのが結構重要になってくる。
 よく「同時代」作家という言い方をするが、そういう作家の場合、本が出る都度読んできたはずだから、作家の作家歴と共に歩んだことになる。
 村上春樹さんの場合だ。
 村上さんが『風の歌を聴け』で作家デビューしたのが1979年。もう40年以上前になる。
 その年に生まれた人が村上さんの作品を読み始めた時にはすでに村上さんはたくさんの小説やエッセイを発表していたことになる。
 ましては、『騎士団長殺し』からファンになった人にとっては、読む作品に困らないくらいたくさんある。

 安西水丸さんのイラストが素敵なこのエッセイ集の場合、雑誌連載が1984年からで、単行本になったのが昭和61年、新潮文庫に入ったのが平成2年、そして今読むとして令和の時代。
 なんと三つの時代をスイスイと泳いでいることになる。
 平成生まれの人にとって、村上さんの本といっても、昭和のエッセイになる。
 でも、「同時代」作家の村上さんを読んできた者としては、この頃の村上さんのエッセイ(そして、安西水丸さんのイラスト)はとっても面白い。それにおしゃれ。
 爽やかな風を感じる文章は、平成の時代に読んでも心地いい。

 村上さんの新しい読者にも必ず読んで欲しいエッセイ集である。

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紙の本

水丸さんのカバーが素敵

2023/06/27 15:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんの文章は言わずもがなで、何年間も費やしてしんどい長編小説など書かなくても、こういう連載仕事だけで十分生活できそうな気がします。

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紙の本

カエルと午後

2013/05/02 00:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きいろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

眠る前に気楽に読める本。前書きにあるように、お酒が飲めれば、お酒飲んだときの気分、などと言いたくなりそう。きれいな女の人がいれば、言うことなし。
最後の文章、「ランゲルハンス島の午後」は、あったかい春の空気、柔らかい地面、それの優しい感触が伝わってきて、なんで文章でこういうものを表現できるの?と不思議に楽しい。

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紙の本

村上さんの小確幸

2002/07/08 14:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

人生における小さくはあるが確固とした幸せ、略して小確幸。
村上さんは、
「引出しの中にきちんと折ってくるくる丸められた綺麗なパンツが沢山つまっている」
のを小確幸のひとつにあげている。
こんな小確幸にかこまれた人生を想像してほのぼのしてみたり、
「ニュースと時報」の章では、
タクシーの中の村上さんと一緒ににこにこしたり。

くすくす笑いや大笑いのページがあるかと思うと、
ページを繰る手をふととめてしまう章もある。
静かに読んでいても、心の中はけっこう忙しい。
めくるめく感情の起伏じゃないけれど、
悲しくないのに涙がにじんで、
懐かしいやら楽しいやら、複雑な心境。
何とも言えないこの読後感は
「切ない」という感情に似ている気がする。

わたしにとっての小確幸は、こういう本です。

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紙の本

午後の一服にピッタリ

2022/11/01 03:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

だいたいが暇な生活を送っているという、村上春樹の日常がユーモアに綴られています。午前中からデパートをブラブラして、午後からは猫と遊んだりと自由気ままですね。

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紙の本

小説家ならUFOの一つぐらい見とかんと

2021/06/09 08:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジャンク・ヘッド - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐々木マキさんのお陰で村上春樹を読み、今頃面白さを知る。

1986年光文社出版本を新潮社で文庫。1984年女性向けファッション雑誌「CLASSY」に掲載されたエッセイの24編。1Q84じゃん。

安西水丸さんの絵が素敵です。絵を眺めるだけいい。当時のオシャレ感。
で、春樹さんのエッセイ。ランゲルハウス島って何処?実は島ではない膵臓の中の細胞のことだ。春樹さんの想像の島。虚構だ。

って事はモームの哲学名言も?

気になって調べてみるとどうもその様だ。「どんな髭剃りにも哲学はある」モームはそんな名言言ってないらしい。

しかし、あたかも真実の様に・・・その語りがいいのかもしれない。何んかその尤もらしい話が想像力を湧かせる。気持ち良いです。
フィリップ・K・ディックの本が何編かに登場する。嬉しい。春樹さんファンなのね。更に親近感が湧く。小説家としてやっていくにはUFOの一つぐらい見ておかないとダメだよね。

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紙の本

ランゲルハンス島の午後

2002/07/27 17:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MMM - この投稿者のレビュー一覧を見る

 村上さんのエッセイには独特の魅力がある。
 この本はいうならば、ガチャポンのような25編のエッセイだ。
 とても短くてすぐ読めるが、そこには必ず何かを発見する楽しみのようなものがある。
 いつもながら安西水丸さんの挿絵も味があっていい。
 

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2005/09/26 14:52

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2006/05/12 21:14

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2006/06/05 12:16

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2006/06/10 19:34

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2006/07/08 16:43

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2006/07/31 01:30

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2007/09/15 00:05

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2008/05/23 16:50

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