紙の本
全米ベストセラー作家の処女作です。ワクワクドキドキです。
2016/10/29 13:02
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、全米ベストセラー作家の処女作です。二人の白人青年に強姦された黒人の少女は命はとりとめましたが、その父親が裁判所で犯人たちを射殺します。この後、この父親の弁護を担当する弁護人の周りでいががらせが相次ぎます。青年を射殺した父親はまさに確信犯で、無罪を勝ち取るいのは非常に難しいところです。黒人と白人の対立が頂点に達する中、ついに評決のときを迎えます。
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2005/02/01〜読み始めました。コレ、
読書好きな祖父の形見の品なのだ。数ページ読んでほったらかしになってたのを見つけたので読んでみる事にしました。
読み終わりました。
うん、面白いかもね。
映画は観てないけどしっかりマシューマコノヒーが主役で頭の中に出てきました。下巻紛失して無いので買おうかどうか悩むところ・・・だ。
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グリシャム作品で一番好きな(というか学んだ)作品。人種差別に疎い私にアメリカの根深い人種差別をがっちりと教えてくれた。映画も上出来で見る度に泣いてしまうんだよね。マシュー・マコノヒーに惚れた作品でもある。
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自分の娘を強姦した男を撃ち殺した父親を無罪にするために奔走する新米弁護士の物語。
陪審員制度独特の盲点を軽快に皮肉りながら、物語を進めていきます。途中解任されながらも違法すれすれのテクニックで目的を果たそうとするところは、現実味があふれています。
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ご存知映画『評決のとき』の原作、
ジョン・グリシャムの処女作。
私のジョン・グリシャム評は基本的にはそんなに高くない。
でもこれは星4つで今まで読んだ中では一番良かった。
と言っても今まで三作しか読んだことがないのだけど…
(『パートナー』『召喚状』、そしてこの『評決のとき』)。
まー人間でいるのが嫌になるくらい、
人間の愚かさを感じました。
無知というものは怖いもので、
世の中には害にしかならないような人間は実在する。
でもね、
最後はハッピーエンド的な終わり方で
人種差別という点では公平な結末なのは確かだけど、
でもそれって本当にハッピーエンドなのか? と私は問いたい。
それは裁判制度を否定する結末なのでは?
(ま、それ以前に舞台の裁判制度は
実質公平という意味では既に崩壊しているように見えるけれど。
現実に存在する/した分、ディストピアものより救いがない)
まあしかしそれは人それぞれの価値観や見方によるものだと思うので、
物語の評価とは別にするべきなんだろうな。
他の作家の処女作品同様自叙伝的色彩が濃いとのことなので
多分そのせいだと思うのだけど、
主人公の人間臭さが実にリアルで、
というかリアル過ぎて、
その俗っぽさが最初好きになれなかった。
まあでも本物の人間ぽくて
奥行きがあると言えなくもないかもしれないけど、
その割には検察側の人間の良いところは欠片も見えないのがちょっと気になる。
まあ主人公と親密に接する登場人物じゃないからそれもしょうがないのかな。
ストーリーは面白い。
人間の汚さも純粋さも弱さも愚かさも
よく描かれていると思う。
映画は未見だが、多分面白いんだろうな、と想像する。
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小さな子供がレイプされ、ひどく暴行され二度と子供を産めないからだになる、そして小水までかけた上で橋から落とされる。しかも犯人は逮捕されても悪びれない。父親は裁判所で犯人を撃ち殺す。
犯人の親は悲しみ、世論も味方する。なぜならその子供は黒人だから・・・。父親の弁護をすることになった弁護士が、様々な妨害を受けながら深く考え、自身も無意識に差別をしていたことに気づく。そして差別を逆手にとって父親を救う。
ラストの、その子供と自分の子供を友達として遊ばせるシーンで締め。考えさせられる内容ですが、よくまとまっていて読みやすかったです。
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法廷サスペンスの名作。
が、500ページ近く使って公判には入らない。
まるで殺人が起こらないミステリーのようだ。
ただそれだけ背景というか関係人物を丁寧に書いているわけであり、
結局引き込まれて読み続けてしまった。
人物も決して好きになれる人ばかりではないが、
いい意味で人間臭い。
冗長に思う個所もあるのだが。