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ワルガキと、うわさの幽霊通り 地獄堂霊界通信 みんなのレビュー
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紙の本
遠い叫び。
2002/07/05 00:55
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投稿者:本箱屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
体にまとわりつき、耳元でぶつぶつ何かを言う幽霊が、通りに出ると言う。
ついにはリョーチンが襲われるが、声は「連れていけ」とくりかえし訴えていた。
自分の義父をないがしろにする横井家の主婦。
寝たきりのはずの横井のご隠居の訴え。葬儀の晩に三人は、老人虐待の事実を暴く。
<森を護るもの>代々除霊師の家系である、拝征将と、幼馴染の亜月カンナ。
傷ついた連れ合いの「月代」を救う力を求めて、
カンナを食らおうとするイヌガミ「日向」は、月代を傷つけた人間をはげしく憎む。
人間は、すべての領域を犯し、トゲのようにすべてを傷つける。
日向の悲しみに共感し、悪いのは人間だから、日向を殺すなとカンナはいう。
何もしてあげられないとわび、泣くカンナに心を動かされ、
月代無きあと、日向は皆の仲間になる。
今までないがしろにしてきた事と、向かい合うことは恐ろしい。
だがそうして目を閉じて続けて、得ることなどなにもない。
他人の叫びを聞かない者は、いつか自身が救いを求めたとき、
誰からも省みられることがないだろう。
ひとも、そうでないものもそれは同じなのだから。
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