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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の寂しさが印象に残る短編集。
誰もがどこかに傷ついた自分を、許せない自分を遠ざけてなんとか生きているのかもしれない。
紙の本
刻み込まれる6編
2020/05/22 22:43
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋人を奪われた女性の恨みが暴走していく、表題作に圧倒されます。復讐の終わりが新たな悲劇の始まりとなるラストも秀逸です。
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真相が明らかになるにつれて現れる心理、その表現がとても上手い作品だと思います。
表題作の「とり残されて」はヒロインの憎悪に共鳴した「とり残されていた」子供が望みを果たしていく話。
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幽霊だったり魂だったりと不思議なお話のつまった短編集。
ネタ的雰囲気的には、昔のミステリー系少女漫画をふと
思い出しました。
…が、面白かったです。
人間味が出てたり、とにかくうまいな〜と。
小説書かない私ですらそんな風に思えました。
「謎が解けたよめでたしめでたし」じゃなくて
なにか残るっていうのかな。
読みやすいし、おすすめの短編集です。
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やっぱり先がちょっと見えちゃうんだよねー。
でもま、軽く読めるのを求めたんだからそうか・・・。
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あまり印象に残っていないが、宮部みゆきの作品でつまらないと感じた記憶は無いので、本作も面白かったのだろう。
印象に残っていないのは、読んだのが狂ったように本を読み漁っていた時期だったからだと思う。
もう一度読み直してみます。
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短編集です。「とり残されて」「私の死んだ後に」「たったひとり」の3作が特に好きです。宮部の描く被害者側の復讐心と、加害者側の痛み、とっても好きです。
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宮部みゆき短編集。
「とり残されて/おたすけぶち/私の死んだ後に/居合わせた男/囁く/いつも二人で/たった一人」を収録。
多くの話に「幽霊」が出てきます。宮部作品らしいと言いますか、精神的な話が多いかと思います。
私が好きなのは、「居合わせた男」。決して、野球選手が主人公だったからではない。
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短編7編。「とり残されて」の主人公のイッちゃってるカンジも表題作だけあって凄みが効いているけど、やはり一番印象に残っているのは「たった一人」。現実と幻想と夢の世界の入り混じった場面設定を説得力のある文章で綴られている。読後、長編を読み終えたような余韻と満足感に浸れた。
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またまた登場。積み上げられた本。
「今夜は眠れない」と関係がある話だったような?。
やっぱり覚えていない。
…そろそろウチにある宮部みゆきの本がつきてきた。
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幽霊とか死にかけた人の魂とか、超常現象を扱った短編集。といってもホラーじゃないです。人の心の怖さみたいなものはあるけど。あんまりあたしの好みではなかったかな…。文体からして哀しさが漂っている感じなので今の気分に合わなかったのかもしれない。「哀しい」という言葉がよく似合います。「悲しい」ではなく「哀しい」。
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【勤め先の小学校で、ヒロインは「あそぼ」とささやく子供の幻に出会う。そんな折、校内プールに女性の死体が…。その謎にせまる表題作ほか、夢の「場所」捜しから始まる内面の旅を描いて名作の聞こえ高い「たった一人」など六篇を収録。】
幽霊が出て来たり、設定がSFチックだったり、人情ものだったり、ユーモアものだったりと不思議な物語が詰まった短編集です。悲しくて切なくて、それでいて温かい…そんな物語ばかりです。
中でも特に絶品なのは「たった一人」。読んだ後、少し切なくなりましたが、これだけでも読む価値ありの1冊です。
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ほぼ全体をとおし心霊がらみの短編集。読んでいる最中は不思議世界に入り易く浸り易い(読み易い)が、読後は後味さっぱり。悪く言えばインパクト無し。ONの日の休憩時間や移動中の読み物としては良いと思います。不思議だけど読み手の心象にあまり影響与え無いから。
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短編小説6編。
・とり残されて
・おたすけぶち
・私の死んだ後に
・居合わせた男
・囁く
・いつも二人で
・たった一人
時には暖かく、時には悲しい短編6編。
「私の死んだ後に」と「いつも二人で」はお気に入り。
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短編集。ミステリホラー。
収録作品
『とり残されて』『おたすけぶち』『私の死んだ後に』『居合わせた男』『囁く』『いつも二人で』『たった一人』
『とり残されて』がもう怖くて、それなのに続けて一気に全部読んだもんだから「面白かったけどもう読みたくない」という感情を植えつけられてしまった作品。