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紙の本
個人的には鈴木さんの作品の中で一番すきな小説
2009/03/21 16:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
鈴木光司さんの代表作といえば、やはりリング。
続編のらせんなどホラー小説のイメージが強いです。しかし、最近では、教育評論家としてメディアに登場することも多く、多才な人物だといえます。
本書は、ホラー的な要素はなく、まるで恋愛小説を読んでいるかのようです。
個人的には鈴木さんの作品の中で一番すきな小説です。
舞台は古代。
数千年の時を超え、愛する人と楽園での再会が果たせるのか?
地球という広大なフィールドで繰り広げられる物語は、主人公に自分を重ねられずにいられなくなります。
生まれ変わりを信じるのか。
たぶんどこかで会った人や愛した人と前世と同じような運命を繰り返している、という設定は悲しいくらいにロマンチック。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
紙の本
まさにファンタジー
2002/03/10 21:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hdk - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初から一気に読ませる構成の見事さ。読後に、運命って本当にあるんじゃないかと思う人が多いはず。扱っているテーマは男女の愛。非科学的な設定はない。でも、ファンタジー。
時空を超えた愛情ってあるんだって思わせる作者の力に脱帽。ちなみに私はこの本を読んでクラシックが好きになった。
紙の本
時を越えたファンタジー
2002/02/20 01:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『リング』『らせん』等で有名な作者のデビュー作。ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品。3章に分かれ、神話・楽園・砂漠と遠い神話時代から現代まで時を越えたストーリーが描かれている。
『神話』。手先の器用な少年ボグドは魅力的な少女ファヤゥに恋心を抱いていた。自分の特技を生かしてファヤウの姿を石に彫ったが、人の姿を描く事は彼の部族で禁じられている事だった。理由を長老に聞いて愕然とするボグド。人の姿を描けばその人を死別か生き別れで失う事になるーその事実を知り、彼は自分の精霊を“伝説の赤い鹿”にしようと決意する。ボグドの部族タンガ−タの男の子は、13歳の年に旅に出て初めて射止めた獲物がその一生の守り手となるのだ。“赤い鹿”は最強の精霊であった。
苦労の末、自分の特技を生かして見事赤い鹿を射止めたボグド。望み通りファヤゥと結婚し、男の子をもうけ部族の中での地位も安泰、未来洋々であった。しかし、ボグドが描いたファヤゥの姿が北の部族の目に止まってしまう。族長シャラブはファヤウの美しさに惚れこみ、タンガ−タを襲い、男達は長老以外全て殺され、女達はファヤウ共々連れ去られた。ボグドのファヤウを追う旅が始まる。
『楽園』。時代は流れ18世紀の南太平洋の小島で白人のジョーンズと島の娘ライアは出会う。
『砂漠』。現代のアメリカが舞台。作曲家レスリーと雑誌編集者のフローラが出会うまで。彼等こそかって1万年以上昔に離れ離れとなってしまったボグドとファヤウの…。
『楽園』でも『砂漠』でも随所にキーワードとして“赤い鹿”が登場する。愛を追う時を越えたファンタジー、ホラー苦手な方も安心、是非どうぞ。