- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
何度読んでも♪
2015/09/30 23:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:師走 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度読んでもやっぱり大好きな物語。
荻原作品で初めて読んだ本だったのに、買ったのはつい最近というのが恥ずかしい・・・・・・;
中学生になりたてで読んだ頃はましろと勝総のことがよく分からなくて、あまり印象にも残っていなかったんですけど・・・阿苑とか藤太ばかりに目がいって。
でも今はやたらとその二人のシーンが好きです。
(一番は変わらず阿高と苑上ですけどね!!
こういう思いにとらわれると、再読にはまる・・・
今読むとあれはどう捉えるんだろう。
紙の本
去り際が潔くかっこよく。
2002/07/31 20:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鳴妓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の勾玉三部作、「空色勾玉」や「白鳥異伝」と比べると、
歴史上の人物も出てきてだいぶ現世に近くなっていると思います。
この話のヒロイン苑上が、内親王のくせにとにかくすっとんでいて素敵です。
最初は少し我が侭なのですが、だんだんと成長する姿が手にとるように見えてきます。
登場人物はとにかく魅力的。
竹芝で二蓮と呼ばれて育った阿高と藤太。
阿高は活発だけどすこし照れ屋?表面的な優しさはあまりださない方ですが素敵です。
そしてなんだか天然・・・。(笑。)
藤太は優しい兄貴分って感じですね。阿高を助けて、実は一番の功労者なんじゃないかと思うくらいです。
私は過去の話にでてくる、チキサニ(ましろ)という女性が大好きです。
気高く美しく、そして優しく。
過去はなんだか悲しいすぎて綺麗です。
最後の終わり方にはヤられました。
まさか阿高が苑上をかっさらうなんて。
本当に、かっこよすぎました。
勾玉三部作最後の一冊、是非読んでみて下さい。
紙の本
一番!
2002/06/16 19:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ユウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
勾玉三部作の完結編。阿高と籐太は双子のように十七まで育った。だがある夜、蝦夷たちが来て「あなたは私たちの巫女、明るい火の女神の生まれ変わりだ」といい、阿高も母の面影にひかれ、蝦夷の国へ向かってしまう。それを必死に追う籐太と仲間たち。そして、「私は阿高を探しにきた」といい、追跡に加わった坂上田村麻呂の真意とは? 一方、西の都では物の怪が出、皇太子が病んでいた。兄を救いたいと思い、十五歳の皇女苑上は、少年の姿で「都に近づく災厄」に立ち向かおうとするが…。
個人的には三作のなかでもこれが一番好きです。阿高は少し天然ボケが入っていて、相手の苑上は活発です。阿高とその仲間たちって、けっこう運動神経がよさそうです。運動神経がいい人というのは物語の中でもかっこいい…。苑上は今までの作品の中で一番自然とかかわることなく育ってきたお姫様で大人しいといえばおとなしいですが、それを見事に破るというてんではすごく大胆な人なのでは。そのほかの登場人物もそれぞれに魅力があり、生き生きとしています。この物語の中の恋は、まだまだ途中な感じです。というのも、まだ解決していない、または新たに発生するであろう問題が山積みで、そう安穏と過ごせるとは思えないからです。それはそれで、自分で想像できるので楽しいのですが。勾玉物語はこれで最後だということで、とても残念ですが、この三作が残してくれた感動はいつまでも忘れたくないと思っています。
紙の本
勾玉三部作完結編
2001/02/22 23:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桐矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
流れは複雑に入り組み、絡まり、そして読み終わったとき振り返ってみると、織りなされた作品の緻密さに感服してしまう。
勾玉シリーズ三作目。
シリーズに共通するタイプがある。男の子キャラは、一見超然としていて、でも天然ボケがかわいい。女の子キャラは活発、感情の幅も大きい。阿高と苑上がそういう子達。
今回は阿高がそうなのだが、人の力に余る力を持たされて生まれてきてしまったことへの深いあきらめと重みがいつもある。そして、勾玉ストーリーだからかもしれないが、女の子が彼を支えて、癒す役。
脇役も魅力的だ。藤太。チキサニ。そして、田村麻呂、賀美野、安殿親王など歴史上の人物も登場する。平安時代の枠組みを借りていながら、悩み成長する主人公に感情移入して違和感がない。
主人公の成長の仕方は、空色勾玉と同じだ。男の子は、何も知らずそして知ったことで苦しみ、超えて、豊かな存在へ。女の子は、初め女でもなく男でもなく子供の状態から、男の子に会い、反発しながらも、彼を救うことで、女である自分を認めることが出来るようになる。
そして、いつもハッピーエンドなのがいい。
それにしても、今回で勾玉の力は天に帰ってしまったし、勾玉ストーリーは完結ということで、もう読めないのが残念。
紙の本
フィナーレにふさわしい物語
2016/11/23 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤原仲成が男装の麗人という設定と元の姿に戻った彼女の正体に驚いてしまった。その後を考えると悲しい。
阿高と苑上はじめ 皆がそれぞれ生きる場所を、共に生きる人を選択する道のりには胸を熱くするものがある。
紙の本
民族・風俗的部分にフォーカス
2015/09/26 11:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきにありますが、阿高の蝦夷ビジュアルはイメージだそうです。
確かにアイヌのような残り方はしていない民族ですので、ファンタジー題材に良いのかも。
他の2作と比べると、平均年齢がやや上がり具体性も増しているように感じました。
他作品でも、高校生までの主人公が多いので、18~25歳くらいの主人公の作品、読んでみたいなぁ。
紙の本
「空色勾玉」を越える面白さです!
2001/11/04 01:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kawasemi - この投稿者のレビュー一覧を見る
双子のように育った阿高と藤太──しかし藤太が伴侶となる相手を見つけたとき、同時に孤独に襲われる阿高は自分の母の血族からの迎えを受け、自分を巫女とよぶその一族のものについていってしまう。それを仲間と共に追う藤太。そして都で起こる怪異を鎮めるために動く密使が阿高を追う理由とは? 「輝の血」を引く皇家と「闇の血」を引く阿高との因縁とは? そして皇家の苑上と阿高との恋の行方は──途中で放り出せない、面白さ。勾玉シリーズ、第三段!