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モジリアーニの幻の作品の存在を聞いた女子大生が、それを探す。そしてそれを聞きつけた画商や、贋作屋や、様々な人がからんでる。
ケン・フォレットだもの、上手いのは当たり前。で、複雑だけど混乱させられるようなものじゃない。が、「大聖堂」のような感動はない。てか、フォレットで好きなのが「大聖堂」と「ぺテルブルグから来た男」っていう私がマニアックなのか?
期待ほどじゃなかったね…残念。
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モビリアーニの幻の名画を軸に、様々な登場人物がそれぞれの欲望、思惑を持ちながらストーリーに絡んでいきます。
各章ごとに登場人物が入れ替わり、また人数も数多く、名前も覚えられないため、読み終わった際の『面白さ』はあったけど、自分の読解能力が低く、消化不良でした。
でも、とても面白いですよ。
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モジリアーニの幻の名画を、女子学生と画商たちがそれぞれ追う話と、売れない画家が画壇に対して復讐する話の2話が同時進行する形。
最終的には2つの話が1つにつながり、すっきりする。ふつうの適度なサスペンス。
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モディリアーニの未発見の作品をめぐるミステリー
贋作鑑定人、女子学生、画商 多くの人の事情と思惑を巻き込み
物語は進む。
画商と作家の関係、 真贋をみわける能力、
貴族の没落 ユダヤ教 様々なことを題材に
一つの作品としたフォレットの手腕はさすがであるものの
いささか 盛り込みすぎ。
ストーリーのための ご都合主義は免れない印象。
まぁまぁですね。一応楽しめたが
人には薦めない。もっと面白い本がたくさんある。
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モディリアーニの贋作をつくって、画廊にひと泡吹かせようと言う内容なので、モディリアーニの人生や創作秘話なんかを期待して読むと完全に裏切られます。
だからと言って、贋作者と画廊のせめぎ合いが盛り上がる訳でもないし、そもそも贋作をつくる作業の描写が簡単すぎるし、画廊も簡単に騙されすぎ。大した役まわりではない登場人物が多すぎて話が飛ぶ。
とてもあの『大聖堂』を書き上げたケン・フォレットの作品とは思えないひどい出来でした。
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フォレットは大体持ってるつもり。でも題に記憶が無くて古本屋で買った本なのです。最後まで読んで「これは未読だったな」と思ったのですが、調べてみるとやはり本棚にありました(苦笑)。しかし、逆にいうとそれくらい記憶に残らない本のようです。
なんだか話をこねくり回しています。一種の推理小説なのですが、特に終盤は流れを逆転させたり、なんだかご都合主義に陥ったり。フォレットらしからぬというか、一寸失望です。カバーの「野心作」という表現で、ちょっと警戒をしてはいたのですが、もともと推理小説を書かないフォレットが野心を図って失敗した。そんな感じです。
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贋作を題材にした内容としてはちょっと薄い。
そもそもそういう世界を皮肉的に描きたかったというのが趣旨かもしれませぬが、どうもそのようには読み取れず。。。