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残酷というより、官能的です。
独特の世界観のせいか、全然いやらしくないのだけど、同性愛が出てきます。
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容赦なく残酷で醜いのに、ところどころ美しさの片鱗が埋もれているところがまた不気味さと不快感を引き立てていて、わたしはあまり好きじゃなかったです。
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長野まゆみさんの作品で好きなもののひとつです。
中学生の頃に読んで、忘れられず昨日また読みました。
機会があればこういったスタイルで他のお話も書いて欲しいです。
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「ハンメルンの笛吹き」「ピノッキオ」「にんじん」の3つの童話を、長野まゆみ流に解釈した短編集。
長野先生といえば、「少年アリス」や「天体議会」など美しく幻想的な作品のイメージがあったのですが、この小説は毛色が違う感じでした。
残酷で官能的、しかも後味が悪い。確かにこれは子どもには見せられない...。
タイトルは可愛いのに内容とのギャップが凄くて、いつもの作風を期待して読んだら肩透かしをくらいます。
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面白かったです。黒長野。
長野作品はこういう毒々しい世界も良いです、毒々しくて艶やかな童話でした。
痛みと淫靡さと…こちらも浸りました。