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投稿者:あんぱん - この投稿者のレビュー一覧を見る
坂本龍一の夢で見た文章を基盤にして村上龍が物語として書き連ねた連続作品集。
二人の文章がコラボレーションされていて、それがうまい具合に絡み合い、不思議な世界を形作っている。
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坂本さんはユニークな夢をみるなぁと思った。でも最近見る私の夢もヒケをとらないくらいぶっ飛んでるので(笑)村上さんに調理してもらったらどうなるかなぁなどと思ったりする。
これに音楽までついてたらよかったのに。「この音楽とともに読んでください」みたいな。笑
あ、バックミュージック付の夢を見てみたいなぁ。
物語はさらっとしていて読みやすいので、寝る前10分くらい読んでみるといいかも。したら、不思議な夢を見られるかもしれないよ(^^)
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村上龍と坂本龍一の組み合わせに思わず手に取りました。芸術性にあふれた作品だと思うけど、共感はないかなぁ…
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モニカ、というコンセプトがすごく好き。
村上龍が思い浮かべているものと全く同じものかどうかはわからないけど、日々生きていてこういう体内においての刺激はよくある。
にしても坂本龍一は本当に普段からこんな夢を見ているのだろうか?
だとしたら自分が普段見てる夢がくだらなすぎてひたすら悔しい。
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私には才能の押し付けに見えた。
それは才能のない者からの観点なのかも知れないけど。。
若しくは坂本龍一があまり好きではないからかも知れない。。
なんにせよ、今をときめく話題の二人をフィーチャーした商業的作品な感じがするのです。
−p.34 あらゆることに興味を示しその中に喜びを見いだし能動的でいつもその場を快活なものにしてしまう人なのに、左の手首に何本かの傷跡があったり、そしてその矛盾した印象が魅力になっている、そういう種類の特徴である。
−p.182 マリーンのくだり。
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わたしにとってのモニカも
ずーっと前からわたしの中に存在していたような気がするの
わたしモニカのこと知ってるわ
て言いたくなる
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リゾート地のプールサイドで読みたい本。
坂本龍一の夢を記録した断片を村上龍が2ページ半の小説にアレンジするという実験的なもの。
ときにはエッセーのようでもあり、差し込まれたおしゃれな写真が、本の雰囲気をぐっと上げている。
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坂本龍一の夢の断片と村上龍の短編。
いかにも自分好みな作品だった。
電子書籍にて読了。
満足度7
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裏表紙に書いてあることを読まずに本を開いたので
坂本龍一が夢の断片をメモ的に書いて、それをもとに村上龍がきちんとした小説にする、という本の作り方に感動した。
つい最近、文章をつくるワークショップを受けたので、文章の作り方はたくさんあるなぁ、と思っている
坂本龍一の夢は夢だから一貫性はもちろんない。だけれども村上龍は「モニカ」という存在を通して描き続ける。
男性には「ミューズ」や「ファムファタル」的な存在があると思うし本作にもあると書かれている。
女性にはあまりそういうものは無いと思う。
わたしは女性なので、興味深いと思った。
モニカはそういうものの象徴的に描かれている。しかし実態がつかめない。
光る大きな女の影 姿形がよく見えない 的なものを想像しているわたしは
村上龍が撮った写真がついていて、お洒落な一冊だと思う。一編ずつが短いし手に取りやすい本。