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アルジャーノンに花束を みんなのレビュー
- ダニエル・キイス (著), 小尾 芙佐 (訳)
- 税込価格:902円(8pt)
- 出版社:早川書房
- 発行年月:1999.10
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文庫 ネビュラ賞 受賞作品
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紙の本
初めて読んだ本
2006/11/22 19:08
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
僕は、本を始めて読んだのですが、とっても読みやすくて面白かったです。
主人公チャーリィはIQが低い。それを手術して天才になった。それから恋人が出来たりアルジャーノンと言うネズミをライバルとして、迷路で勝負したりします。それからパン屋で働いたり、色んなことをします。
僕は、この本に努力する事を教えてもらいました。なぜなら、チャーリィは最終的に元に戻ってしまいますが、最後に努力するからです。それと、人情も教えてくれました。チャーリィはとても優しくて、人にも親切だからです。でもチャーリィの友達、アルジャーノンがいきなり死んでしまったのは、ナゼだか分かりませんでした。
アルジャーノンは迷路が得意で、すぐに抜けてしまいます。天才のチャーリィと、迷路好きのアルジャーノンの友情が見所です。とっても面白いので、みなさんもぜひ読んでみて下さい。
紙の本
知の探求者
2021/03/12 14:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
学歴やマネーゲームだけでは計り知れない、人間の知性について考えさせられます。純真無垢なチャーリーの変わっていく姿と、思わぬ落とし穴に胸が痛みました。
紙の本
タチコマ
2017/12/30 22:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鯉狂い - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書を読んだきっかけが某SFアニメの思考型戦車・タチコマが作中で読むシーンがあるというだけの、文学好きとは少しかけ離れた理由から。まさかタチコマの急速な成長と少佐の懸念を本作にかけていたとは読むまで気づかなかった。
さて、本書自体の内容に関してだが、人間とは常に他者との比較をする動物で、一度他者より勝ると思えば見下すこともしばしば。何かこう主人公の段階的に変わる目線からー悪いことばかりではないがー人間の本質を改めて教えられた。
筆者(訳者)の技術的には主人公の障害の度合いを、ひらがな/漢字や誤字脱字で表現し、謎の手術での知識の獲得/そして崩壊を描いていたのはかなり凄いテクだ。筆者自身が自身の幼少期を思い出しながらなどの述懐があるが、にしてもこれは凄い。
中高生に薦めたい一冊と思う。今、意味や意図が分からなくても良い。部分々を覚えているだけで良い。きっと歳を重ねるにつれ、違った捉え方ができるようになる。
ところで、同タイトルで日本では何度かドラマ化されているが、どうしてああもコンセプトだけパクった似ても似つかないストーリーを日本のTVはつくるのか?は理解しがたいところである。
紙の本
他人にとっての幸福は、己にとっての悲劇。
2015/10/26 18:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでり - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼が望んだ世界は無垢で穢れのない世界だったはずなのに。みんなに好かれたい。ただ、それだけのことを叶えるにも世界は残酷だなんて。
紙の本
ダニエル・キイスの唯一最大の名作
2001/01/25 01:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:谷池真太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文句なく感動するお話。「知」のむなしさ、栄光を失うことのつらさ、友を失うことの悲しさ、全部つまっている。
でも少しだけ文句をいえば障害者=純粋という図式に乗っかりすぎているような気がする。
それにしてもダニエル・キイスって、「ダニエル・キイス文庫 」なるものまで作られるほど名作がたくさんあるのだろうか。これ以外はいまいちだと思うのだが。