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明日の法律家へ 5 司法改革を語る みんなのレビュー

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紙の本

議論されている司法改革についてさまざまな社会問題を視野に入れ,各執筆者が本音で語る。学生,市民必携

2000/11/23 00:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:吉野 智之 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 昨今,司法改革が論議されている。司法試験の改革に始まり,裁判制度,法体系そのものが議論の的になっている。ただ,わが国においては,議論されても実行となると,遅々として進まない。こうした状況に真っ正面から問題提起をする動きが見られ,討論会やシンポジウム,また,書籍として世に問うケースも珍しくない。
 殊に,法律問題を扱う場合,問題の所在が複数にまたがる場合が多く,改正するにも法務省と当該問題を扱っている省庁だけでは事が運ばない。この体制の硬直化とも言うべき現状を考えれば,司法改革のような大きな問題の解決には一朝一夕では行えないことがわかる。だからこそ,本書のように,何冊ものシリーズを組まなくてはならなくなる。
 ここで取り上げる書物は「明日の法律家へ」シリーズの1冊で,ある司法試験塾が催す講演会の記録集。通常,司法試験塾では択一,論述,口頭試問の対策に明け暮れ,関連の教材やテープを出し,試験と直接関係しないことはあまり行わない。その点,この塾が次代を担う法律家に向けて,問題提起を継続的に行い,意識を高めさせること自体,司法改革を真剣に考えている証しである。
 司法改革と一口に言っても,さまざまな事項が含まれる。陪審員制度,司法試験改革のみならず,現行法に潜む問題点を明らかにしようとする。本書は4部構成で,内容は市民・裁判当事者が置かれた状況を踏まえた司法制度改革のあり方,裁判官の声(独白),真の司法制度改革の考察,次代の担い手への期待である。
 第1部では消費者問題,マイノリティーの権利,えん罪,少年審判,企業活動と弁護士の関係を取り上げる。いずれの講演とも,一人ひとりの問題で,真しに考えなくてはならない。少数者への差別は当事者を傷付けるばかりか,社会全体がきしむ。見込み捜査の結果,えん罪が生じる。裁判での物証の重要性を強調。第2部は裁判官の本音が語られ,家事事件に見る思いなどを述べる。3部は諸外国の事例,陪審員制度などの展望,4部で世間を見つめる目,人の息吹に触れることを訴える。
(C) ブッククレビュー社 2000

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