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紙の本

戦後日本の一断面

2000/12/01 10:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「一億総白痴化」でお馴染みのジャーナリスト大宅壮一が、昭和32年から33年にかけて「週刊朝日」に連載した「日本の企業」からの抜粋。出光興産や富士銀行、三越や日本航空など、当時各分野でトップクラスにあった企業を1社につき20ページ弱で紹介している。ハイテク産業、基幹産業、金融・流通、サービス業、半官半民などの分野に分け、34社が遡上に乗せられている。
 まず面白いのが、第二次大戦後の日本の復興の様子が俯瞰できるということだ。大宅は具体的な数字を持ち出して、各社の成長率を見せている。また、同じ業界内でもライバル社との比較を行っており、トップ企業のトップたるゆえんも垣間見える。いまだに世界の二流であった「服部時計店」であったり、イケイケの「東映」であったり(今の姿を鑑みると物悲しい)、伝統を生かした「三越」であったりと、当時の日本の産業構造の様子や世界的な位置が、簡潔な記述からも十分に読み取れる。
 簡潔ながらも、大宅の文章は懐が深い(これは今さら述べることではないだろうけど)。東京海上火災を語るときに「ヴェニスの商人」を持ち出したり、寿屋(現在のサントリーですよね)を語る時にはウィスキーの製造工程全般について解説したり、あるいは大宅じしんが足で稼いだ情報を惜しげもなく披露したりと、短い文章のなかに多くの情報が盛り込まれている。しかも、サラリと。
 戦後日本の足跡を知る上で、読んで損はない本だと思う。あっさりと読めるのが逆に残念といえば残念なのだが、雑誌への連載という性格上いたしかたないだろうし、それは欲張りすぎなのかもしれない。

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紙の本

2000/12/10朝刊

2000/12/26 15:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 戦後の大量消費社会を鋭い言説で言い当てたジャーナリスト、大宅壮一。一九五七年(昭和三十二年)から翌年にかけて週刊誌に連載されたこの企業ルポでは、基幹産業から公社、新興のハイテク企業までを対象に、経営者や組織の特性に迫った。東京通信工業、現在のソニーのブランドに当時としては珍しい「誇りと自信」をみたり、東京海上火災保険の項を「ベニスの商人」の比ゆから説き起こしたり、鮮やかな筆さばきと慧眼(けいがん)が随所に発揮されている。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000

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2006/02/17 17:00

投稿元:ブクログ

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