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紙の本

2001/1/14朝刊

2001/01/16 18:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「三国志」の豪傑の中で忠義の士として登場する関羽は中国で、死後も広く庶民の信仰を集めている。商売繁盛だけでなく、警察官が事件の早期解決を願えば、対するマフィアが自らの行動の指針を関羽に求めることもある。関羽信仰が広まっている地域を称し「関帝文化圏」という言葉も生まれている程だ。
 著者は新聞社を退職後、中国の鄭州大学の客員教授となったのを機に、関羽の生まれ故郷山西省、最期の地の荊州と取材を重ね実像を追った。
 悲劇的な死を遂げた関羽は民衆の心をとらえる普遍性を備えていた。極端な宗教色がないだけに道教、仏教、儒教も関羽の人気を取りこんだ。北方民族の侵略に悩んだ宋王朝は関羽を護国の神とし、関羽信仰を国教と認めた。以後、元、明、清の歴代王朝も関羽への信仰を利用していく。
 関羽は商業神としても篤(あつ)い信仰の対象だ。著者は関羽が生まれた山西省の塩商人との関係を探り、その活動に伴って関羽信仰が広がったことを明らかにする。新中国誕生で関羽信仰は退潮したが、改革開放の時代になり、台湾や東南アジアの華僑圏から再上陸し始めたという。
 関羽像定着に貢献したのは羅貫中の小説「三国演義」。著者は正史と比較検証しながら、桃園の結義、赤壁の戦いなど名場面でのフィクション性を暴いていく。しかし、魏の曹操が、生け捕りにした関羽を殺さずに劉備の元に戻したのは事実。関羽には、非情な曹操をしても殺すにしのびない魅力があったのだ。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000

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2005/11/04 01:52

投稿元:ブクログ

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2011/09/10 15:13

投稿元:ブクログ

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