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この作品は恩田陸さんのデビュー作ということで、以前から興味がありました。実は恩田さんの作品は読んだことがありません。この本も2年前に買ったのですけど、ずっと読まずにいたので、今回はタイミング的に読める時間が出来て、2日間で読み終えました。
内容は、学園ホラーって感じです。しかし、確かにホラーの雰囲気はあるのですが、内容自体は、さわやかな青春小説って感じがします。次は「三月は深き紅の淵を」でも読もうかな。
機会あったら「Q&A」も読んでみたいものです。
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私は知らなかつたのだが、この作品を原作としてTVドラマが作られたと聞いた。
私のHPを訪ねてくれた友人が教へてくれたので、早速讀んでみた。
この作品を、ミステリーとして讀むか、ホラーとして讀むか、學園ものの青春小説として讀むか、それは勿論、讀者の自由である。
私はと云へば、ミステリーといふ縱絲を通した、質の良い青春小説として讀んだ。
小説に出てくる高校生達は、妙におとなびてゐるか、もしくはまつたく子供染みてゐるかのどちらかであることが多いが、ここに登場してくる高校生達は、みごとに「高校生」になつてゐる。
まるで彼らが、自分の高校時代の同級生であるかのように、かつての自分に身近に感じた。
登場人物たちの會話には、さう云へば自分もこんな話し方をしていたなあと、しみじみ昔を思ひ出してしまつた。
また、この作者ならではの情景描寫のうまさは、この作品でも隨所に感じられる。
しかも、ミステリー仕立なので、散漫な印象を受けることが無い。
昨日の夜から讀み始めて、通勤電車の往き還りで、一氣呵成に讀み了へてしまつた。
2003年4月22日讀了
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何気にコレが恩田作品で一番怖い話の気がする。面白いけど。NHK教育でドラマ化されましたけどキャストが今考えるとめちゃくちゃ豪華でしたよ。この作品に出てくる元裁判官なお父様やその息子さんがたを主人公にした話が実はかなりあったりします。
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ドラマを見てから買った本。ドラマも本もどっちも楽しめました。怖くないはずなのに、当時はすっごい怖くてビクビクしながら読んでました。学園祭の時が怖かったよ....
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学校って社会からはある意味隔離されていると思う。でもその中で生活する17,8歳の高校生ってとてもエネルギーが溢れている。そんな舞台に繰り広げられるのは、面白さの底のけっしてみせないミステリー。大人になっていくことがとても嬉しく、またどこか切ないのはなぜだろう。
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?ドラマでは確か杏ちゃんが出てた!?あ、恩田陸さんだ→読んでみた。ちょっとおもしろい。恩田さんにしては読みやすい感じ。雰囲気は『ネバーランド』っぽいね
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最初ファンタジーノベルとして文庫で出され、評判で面白いということで探しまくったけど見つからなかった。待ちに待った待望の一冊。ドラマで小夜子を演じた栗山千明も良かった。
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私のバイブル。
ってほどじゃないかもしれないけど、何度読んでも飽きない。
何度読んでも新しい発見がある。
一生かけて付き合っていきたい本。
NHKのドラマも面白かったです。
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我が人生で初の恩田陸作品です。なにかしら賞をもらっているのを見かけたり、そもそも本屋で気になる存在だったのでね。いつかそのうち恩田陸作品を読もうと思い、だったらデビュー作だろうということで『六番目の小夜子』を読んでみたのでした。学校の怪談っていうんですかね。語り継がれる奇妙な伝説と儀式。そして現実に現れた伝説にぴたりと合う転校生。そんなありがちなストーリー、と思いきや。まぁ、小さく二転三転。大きくじゃないとこがまたいい。だいたい盛り上がる場所がねぇ、中盤なんですよ。それが結構すごい。起承転結という、まぁそれも学校でしか習わない嘘くさい話なんですが、一応盛り上がりは最後に残しておくというのがあるじゃないですか。そんなん関係なく、一番盛り上がって怖いところが中盤でおわる。なのに、最後まで読ませてしまう。そこがすごい。なるほど。一度廃刊になっているのに読者の意向で復活したというだけのことはあるかも。ドラマにもなったしね。
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この本が恩田さんのデビュー作だと言うので
あんまり期待してなかったんですが・・・・
さすがだな〜という一言しか出て来ません。
「夜のピクニック」と同じように
出てくる女子高校生の魅力的な事!!
ミステリーでもあり、ホラーでもあるんですが
美しい青春時代のお話です。
怖くはないけど、「サヨコ」の様な生き物って学校に棲んでそうですよね。
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ミステリで知られているけれど爽やかな青春小説という印象を受けた。
少し文章がお粗末(デビュー作ですしね)だけれどほどよい緊張感をずっと持って読むことができて文句無しで面白い!
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若者を書かせたら天下一品!の奥田さんですが、この作品はデビュー作ということもあってか、構成、文章、ラスト、等ちょっと荒削りであります。それでも十分に魅力のある作品で、原石である奥田作品を堪能出来たと思います。
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恩田氏のデビュー作。久々に読み返して思ったのは、やっぱり文章とか変わったなということ。新鮮でした。この本がなかったら恩田陸には出会わなかった。
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初めて読んだ恩田作品。
ここからすごく恩田さんにハマりました!!
何回も繰り返し読んだ大好きな作品です。ホラーのようでいてミステリーだったり青春だったり。
あー、また読みたくなってきた。
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駅のキヨスクでまともそうな本がコレしかなかったので手にしたのですが、面白くて電車の中で夢中になって読みました。ストーリー、登場人物ともに素晴らしいです。ただ、最後にすっきり解決しない謎があったり、矛盾するようなところがあったりするのがちょっと残念。