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定年はまだまだ先の話なので、自分に対比しての共感は少なかった。
ただ読んでいて思い出すのは親父の事。
サラリーマンとして一家を築き、今は悠々自適の定年生活。
ただ親父にも様々な苦悩や葛藤や幸福があり今に至るんだと再認識させられました。
昔に夢見た生活とは程遠いいのかもしれないけど、ちっぽけでも家庭を築く事の大変さが伝わってくる。
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高度経済成長からバブル崩壊まで経験し、とにかく突っ走ってきたサラリーマン。仕事や家族の人生の夢が詰まった郊外ニュータウンのマイホームを舞台に定年後の人生が始まる。
趣味が無い、家に居場所がない、子供達とうまくやれない…でもみんな必死に頑張って人生を作り上げて辿り着いた今なんだ!
僕たち世代もそこに向かって怖がらずに前だけ向いて行けば良いさ。なんて少し元気もらっちゃいました…
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この本は今から10年前に重松さんが30歳代に書かれた本だが、定年になり再就職しながら毎日の生活を楽しんでいる小生だが読みながらフフフなるほどその通りと思ったり、主人公のように娘がいたら良かっただろうなあとうらやましく思ったり自分と比較しながら楽しく読めました。
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気づけば、山崎さんたちに父親を重ねて読んでいた。
たぶん自分の父親にも家庭に対する夢があったんだろうな。
切ないけど、あたたかいお話。
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都心から急行で2時間、老朽化したニュータウンで第2の人生を送る元サラリーマン4人組の物語。
カテゴリをほっこりにしてますが、ところどころ切ないです。企業戦士として頑張ってきたら、定年後に全く居場所がない!そんなおじさんたちの悲喜こもごものお話。さすがに私はそこまで感情移入できなかったけど、世のおじさま方はきっとものすごく共感しちゃうんだろうなぁ。
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私は、冬だとまだ暗い毎朝6時頃近くの公園の中を通って通勤している。団塊世代の定年が話題になった2〜3年前頃から朝早くから公園の中をランニング、ウォーキング、犬の散歩をする中年男性やご夫婦の方が急に増えてきた。それを「暇でいいな~と思いながら」横目で見ていたけど、この本を読んでちょっと見方が変わりそう。
自分ももう10年程すれば定年を迎えるが、多分この本の主人公達と同じ様に思い、感じるのだろうと思う。
読んだ後、何故か清々しい気持ちになる本である。
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私の実家もニュータウン的な住宅地でした。たしか、越してきたのは4歳ぐらいの時です。私は就職・結婚し他県に住んでますが、両親がまだ頑張って住んでます。これを読むと、ニュータウンに居を構え一家を養った父親を尊敬するとともに、自分もこんな年のとり方をできるのかなーと思います。今、2人の子を持つ父親ですが、自分の将来と照らし合わせて、とても心に染み込む作品です。重松さん、ウマすぎ!。
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ニュータウン・くぬぎ台。
世代ごとの価値観や、時代の違い、これらはどうしようもないこと。
だけどそれらによって現代日本に問題が起こっていることは事実なんだ。
なんとなくテレビのドキュメンタリー番組や心理学論文で耳にしていたせいか、読んでいてリアルに感じた。
重たかったよ。
こういう世代は、頑張って生きてきて凄く良いものを持ってる。
凄く良い人材なんだよ、、!
人生の先輩なんだよ、、!
まだまだ燃えたい人はいるんだよ、、!
この人達の活躍の場があったらいいな。
実際はどんなことを感じてるんだろう?
ゼミで今それをテーマに調査を始めた。
調査をはじめるきっかけのひとつがこの本。
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このテの話に弱い。
ニュータウンで迎える定年。4人の元サラリーマンが悩みながら生きがいを見つけていこうとする。
同世代・同じような収入、同じような家族構成ーニュータウンという特殊な空間に改めて驚く。
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団塊の世代と言われるおじさんたちへ贈るニュータウンレクイエムです。
先日多摩ニュータウンの一部が老朽化から新しく建て直すこととなったニュースを見ましたが、今現在の日本各地にあるニュータウンの高齢化問題を軸に団塊の世代のおじさんたちの悲哀が丁寧に描かれています。
私は団地っこでしたのでニュータウン(=マイホーム)とは縁が無かったせいかどうにも感情移入が出来ないままに読了。
重松お得意のおじさま描写はリアルで少し物悲しくさすがとしか言いようがありません。
が、それと面白いか面白くないかはまた別問題で、私にはちょっと合わずこのサイズの単行本に3日以上かかってしまいましたw
タイトルからして合わない気はしてたんですが、まぁニュータウンに少し造詣が深くなれたかな?というところでは収穫アリです。
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電子書籍で読了。
架空のニュータウン・くぬぎ台を舞台に、定年を迎えたサラリーマン達の「余生」を描いた小説。
作者の実際の年齢よりも遥かに上の世代を主人公として描いたからか、ところどころでわざとらしさを感じてしまったが、全体としては戦後の高度成長を支えた先輩サラリーマンに対する愛情が感じられ、読後暖かな気持ちになれる佳作。
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くぬぎ台というニュータウンを舞台に銀行を定年退職した山崎さんが主人公の話。
近くに住んでいる定年組で散歩をしてお酒を飲んで色々語ったり、2人の娘や妻の心配をしたり、定年離婚や病気に昔の友達との再会。
様々な話が詰まっております。
世代は離れているけれども、感動するシーンが多く勉強になりました。
4章がお気に入りです。
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定年後の平凡な暮らしを描いているが、一つ一つの話に温かみを含め、胸が熱くなった。
ニュータウンの仕組みについて勉強することができたし、
定年した人間の新たな人生について、何を考え、どう生きていくかを垣間見ることが出来た。
しかし如何せんドラマティックな展開も無く少し退屈に感じた。
また、やはり定年を過ごす人にしか理解できないこともあるのだろうなと思う。
この小説の深い部分は今の私では分からないし分かってはいけないのだと思う。
本棚に眠らせておいて、定年後にもう一度読み直したいと思う。
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小説家って、すげーな、って思った。イメージや身近な事件、題材をネタにして膨らませてるんだろうけど、この年の方たちの心模様を、こうも巧みに捉えるかね、と感じてしまった。まぁ、自分がその年代でない以上、あくまで空想、イメージの範疇を出ないんだけど、それでも主人公たちの悲哀や喜びを肌で感じさせる筆力には、感動してしまった。60過ぎて、もう一回読んでみたいね。
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三匹のオッチャンたちには遠く及ばないゴジラ達であるが、どちらにも言えるのが奥方たちの出来の良さである。
会社人間であればなんでも通用した最後の世代であろうゴジラたちでも、やはり今まで蓄積してきた日々の過ごし方はそのままキチンとはね返ってくるものなんだな〜。濡れ落ち葉扱いされることもない定年後でよかったね。
かくいう私もそう遠い先の話ではないし、連れ合いを大事に過ごさねば。