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紙の本
姫野カオルコは「女性美」を考えるうえで最高に役に立つ
2005/12/24 20:23
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:喜八 - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫野カオルコさんは1958年滋賀県生まれ。青山学院大学文学部(昼間部)在学中に著述業を開始。他の誰にも書けないような境地の小説・エッセイを書き続けられています。
「ブス」。いたって小心な私(喜八)はといえばインターネットでも普段の生活でもこの単語を絶対に使わないのです。さらには心の中にも思い浮かべないように努めています。かくのごとき不届きな言葉を口にすれば強力な言霊の働きにより我が「女運」は衰える一方。そう確信しているためです。
姫野カオルコさんはこの刺激的なタイトルに関してエッセイ集の冒頭で次のように述べています。
《だれかに向かってブスのくせにと怒鳴っているわけではない。「ブスのくせに!」という怒りの心理や、理不尽だと感じる心理について考えてみたのである。》
ただし、こう書いた直後にハリウッド女優ジュリア・ロバーツと彼女が映画『プリティ・ウーマン』の中で演じた役柄「ビビアン」に対して「ブスのくせに!」とフルアタック(総攻撃)を敢行されています。『プリティ・ウーマン』に対する嫌悪は相当のものであるらしく他のエッセイ集『愛は勝つ、もんか』では「クソ、えんがちょ、ババ映画である」とまで書かれています(!)。
姫野カオルコという人は「好き・嫌い」の峻別が非常に激しい。そしてその「好き・嫌い」の基準はまったく揺るぐことのない確固としたものであるらしいのです。
姫野カオルコさんの著作を私が読み始めたのはごく最近のことでした。「なぜ女性は強い痩せ願望をもつのか?」「痩せる=女性美なのか?」を考えるための資料を探している際、姫野さんのエッセイ集『すべての女は痩せすぎである』に巡り合ったのです。これをきっかけとして短期間のうちに20冊以上の姫野本を読むことになりました。
姫野カオルコは「女性美」を考えるうえで最高に役に立つ! これが私なりの暫定的結論です。というより話はもっと単純で、単に女性美の基準が似ているだけなのかもしれませんが・・・。姫野さんが「美女」と認定する女性は私からみてもやはり「美女」であることが多いのです。
姫野カオルコさんはバーベルやダンベルを使用して筋力トレーニングをされ、さらには水泳・エアロビクスダンス・ボクササイズなどの有酸素運動に励み、日に2度のストレッチを欠かさない方なのだとか。となると、私とは「トレーニー仲間」でもあるのです! 女性美の同志でありトレーニングの同志である貴重なお方。今後も粛々とご本を愛読させていただこうと思っています。
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