紙の本
誰でも知っている太公望の下巻
2023/08/15 15:24
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
太公望らを助けてくれた人々が殺される。その慟哭を、恐怖政治をやめない「商」の紂王を倒してくれる強大な力を持ち始めた「周」と共にぶつける。
あの有名な牧野の戦いが始まろうとしている。
紙の本
打倒商王朝へ本格始動。
2015/12/18 20:55
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
周公を死地から救い出し、商王朝打倒へ本格的に乗り出す。
神に依ってではなく人が支配する国造りを目指し周公の下、暗躍し周召同盟を成功させる。
宮城谷さんらしい高潔な文章、巧みな漢字使い、疾走感のあるストーリー。
本当に何度読んでも感動します。
紙の本
最後までのめり込むぞ!!
2001/12/20 18:33
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投稿者:タツー - この投稿者のレビュー一覧を見る
今から三千年くらい前の話。中国商民族が発明し、商王室が占いのために使った文字の広がり。反逆者を殺し、肉を切り刻む。肉をスープの出汁にする。内臓を塩漬けにする。王は忠誠を計るために、家来にそれを食わせる。現代日本では考えられない三千年前のむごい王がいた中国。それでも目を逸らさず、読み終えようと没頭させられる。それは、その惨い商王を滅亡させるため、力を着々と付け、確実に大きくなっていく太公望が描かれているためで、三十世紀も前にタイムスリップした気分にもなれるからではないかとも思える。
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古代中国、周の軍師「太公望」を書いた作品なり。
遊牧民族であった太公望が殷の人狩りに両親を殺され命からがら逃げるところから始まるなり。殷を討つことを心に誓った太公望は幾多の困難を乗り越えついに殷を破るなり。
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著者の後書曰く、やっぱり太公望の史書での記述は相当すくないらしい。しかしそれくらいのほうが作家の想像力も働くし、こちら側としてもそこまで史実に基づいているかなど気にしなくて読めるからうれしい。
せっかくこの時代の背景、地名を覚えられたので、次は王家の風日でも手をだそうかな。
そういえば仙人(=商の王子)は結局なんのために出てきたのかはよくわからなかった…彼と箕士との関係も。
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中国伝説上最高の英雄。列仙伝の紹介から、私も、年とつた(70さい~80さい)人を想像していたが、宮城谷さんは、みごとに青年呂尚を描き出された。私にとつてまつたく,新しい太公望であり、こんなにおもしろい中国小説は、久しぶりだ。
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0107
何度読んでも大好きです。
大きなことをする人はやはり特別なんだなと思います。
人の上に立つ人に是非読んでもらいたい作品。(しょうもない上司とかにね…。)
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何度目かの読了。
「王家の風日」と同時進行に読みたい本。
この頃の宮城谷作品は本当に文章がキラキラしていて好きだ。何度読んでも心が弾む。
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中国という国が好きか、と言われると、よくわからないです。正直なところ。
でも、三国志とか、水滸伝とか、この「太公望」なんかを読んでいると、日本という土壌では醸成されるはずのない、スケールの大きい物語観というものが確実に存在していて、それは私にとってとても大きな魅力です。
紀元前11世紀、周という巨大な国が中華の中心を治めていた。
少年、望(ぼう)のいる呂族が周に襲われる。
戦火の中で望は年端もいかない少年少女たちを引き連れ脱出。
呂族は滅亡の憂目に逢い、望をはじめ脱出した子どもたちの、苦難の旅が始まる。
のちの太公、呂望が死地を越え、周人以外を人と思わぬ周王朝の打倒を目指して活躍する物語です。
この望、という人が、頭が良くて、馬術、剣術にも長けていて、まあ非常にかっこよく描かれています。
少年時代に、いろいろな族の長や王朝の要となる人物などに「見所あり」と目をつけられるわけですが、断り続けるあたりもまたかっこいい。
もちろん、脚色たっぷりで事実そのものとはいきませんが、確かにこの地球上にこの人物が実在していたんだ、と思うと、ちょっと感動です。
大人になってからがちょっとつまらないのが残念。
前半の素晴らしさは文句なし、なだけに。
宮城谷さんは、中国の物語をいろいろ書いている人です。いつかほかのも読んでみよう。
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登場人物や国が多くて大変だったけど
周召同盟成立など見所あって面白かった!
でも武王が殷を制覇したところで満足して、
しばらく読むのをサボってしまったら
最後の方わけわかんなくなってしまった(;´▽`A``
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古代中国、商王朝の打倒を助けた、太公望の物語。
伝説に彩られたこの人物の生き様が、さまざまな民族を結び合わせた外交家として描かれており、宗教による支配から人の手で開放していく、歴史の過程を見るようでした。
ある意味、商の紂王も宗教支配からの解放者の一人であり、商の側から書かれたという作品も読んでみたくなりました。
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氏の小説には、白川静氏の本を併読すると、より味わい深いものとなる。羌族について、漢字の面白さについて、中国の古代文化とそれに通ずる現代について、色々と考えさせてくれる。
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太公望完結編。下巻は上中とはうって変わってかなり血なまぐさくて太公望自身の性格なんかもどことなく最初と変わってる様な気がする。それがキャラクターが年をとった、と言えるならいいけど、正直違和感。
同時に中国史というか、中国人というか、登場人物の身の変わり方とかその辺がすごすぎてついていけない感じが満載。
と、いいつつも最後の最後迄楽しませてくれるお話だったし、満足。中国史は壮大すぎて難しい(笑)
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従来の太公望像と全く違う視点で描かれている。商王朝に復讐を誓い、苦難の道を歩き続ける望ついに商を倒す。望と仲間のがついに斉の国を造る。
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面白くて、三巻一気に読みました。
知らない単語が多く、調べながらでしたが…。
ただ、冒頭の地図に記載されていない地名も多く、想定でもいいから載せておいて欲しかったなと思いました。