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ものすごく不思議な不可解な日記と短編。あとがきを読んだら、夢日記だったということがわかった。夢にしてはよくできている。やっぱり夢にも川上弘美という人はへんな動物が出てくるのだな。読んだ後は、現実を普通に暮らしている自分がとても生真面目な人間に感じてしまう。ルールのない感じが、広い広いお風呂に入っているかのよう。書いているときの川上弘美の楽しさが伝わってくる。
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まさに夢を見ているような奇想天外なストーリーたち。ペタペタと音をたてるペタペタさん、小学5年生くらいの背たけのモグラ‥‥などどこか可笑しくてかわいらしい登場人物たち。
日々の生活にちょっと疲れちゃった時、ほっとしたい時、この本を読むと気楽にのんびりいこうよって言ってくれてる感じがする。
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友達に貸したまま行方不明になってしまった。
何かを考えて読んでも何も考えないで読んでも楽しい。笑っていたのにふいに感動させられたり。
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日記+短編の繰り返しというちょっと変わった構成。内容はもちろん、不思議ちゃん(という呼び方もどうかと思いますが)川上弘美ワールドが炸裂です。前回読んだ『蛇を踏む』のようなホラーチックな部分はなく、どちらかと言うとファンタジックな感じというか、完璧なファンタジーではないんだけど「絶対にありえないなこれ」というような、オトナの童話的な感じというか、江國香織風というか。私はこっち路線の方が圧倒的に好きです。川上弘美も私にとってはかなり波のある作家さんだなあ。「どれもよい!」という感じでは決してなく、肌に合うもの・合わないものがハッキリしているということが3作読んでみて分かりました。まあ、とは言え今後も読んでいくとは思いますが。
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美術の講習のときに例題文としてでて想定デッサンでかかされた作品。
題名からして謎なのに、中身はもっともっと謎。
何回よんでも違う感覚で味わえて飽きる事がない作品。
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日常の隙間にちょっと隠れているような、不思議な川上弘美ワールドへの入場券と思ってこの本を買え!
夢のような、不条理で不思議で、にぎやかな日常なのです。
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なんだこの世界観は!!のんびりしてて、まったりしてて、真面目におかしくて、大好き。ほわん、とした心持ちになれます。
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意味不明とか奇妙奇天烈が、これ一冊に全部詰まってる感じです。真剣に読んだら間違いなく川上弘美ワールドにトリップできるはず。
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不思議で独特の世界、これぞ椰子・椰子ワールド??なんだか夢みたいな、はぐらかされた話だなぁと思ったら、なんと本当に夢日記なのだとか。夢の中でも四季折々、様々な表情が息づいていて、この人はすごく季節に敏感な方なんだろうなぁと思いました。日常がどうでもよくなったら、現実逃避にお薦めします。
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一人の女性の日常。なんだけど、これがヘンテコで奇想天外な出来事だらけ。ベランダに大きな鳥(ジャンとルイと自ら名乗る)が住みついたり。ユーモラスな出来事を淡々と描く不思議世界へ。
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とても不思議な世界の話。こういうの大好き。
どうやら作者の夢日記からできた作品らしいです。こんな夢見られるなら楽しいだろうな。
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「ここじゃないどこか」が体験できる不思議なうそばなし満載の一冊。
(山口マオさんのイラストもかわいらしいので好き)
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合言葉は「やし・やし」。なんだかよくわからないものがちょろちょろいっぱい出てきます。出てくるだけ。リラックスするときにいいんじゃないかと思う。
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なぜ、そうなるのか「?」と思うことが盛りだくさん。子どもがどうして小さくたたんでしまうことができるんだろう。不思議すぎて楽しい!短編、うそ日記。大好き。
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軽井沢に行っている間にささっと読めた一冊だった。。
これは作者の夢の話で、私も以前、夢日記をつけていたことがあるほど変わった夢を見る方だけど、川上弘美には負ける。。
奇想天外、空前絶後、摩訶不思議、奇奇怪怪・・・
○月×日で始まる書き出しがまるである日の日記のようなのに、その内容は現実離れしていて、それなのに、ちゃんと物語として簡潔しているところが彼女の作家たる力量なのでしょうね。。
もぐらと一緒に写真を撮る。。もぐらの大きさは小学校6年生(家の小6は153cmはあるぞ・・でかい) くらいで物覚えがよく、すぐに人間の言葉を喋りだした。。
もぐらの気にさわらないように言葉を選んで喋った・・・・
なんて具合でね^_^;
出かける時に子供を置いてきぼりに出来ないから、畳んで押入れに仕舞って出かけた。。(子供が小さな頃、そんなことをふと思った事あった自分を思い出した)とか。。
そんな調子でこぎみ良いテンポで夢は続く・・
どんな話?って聞かれたら、あらすじは説明出来ないけど、一つ一つが短いから、ちょっとした時間にも読めるからそんな一冊としたらお勧めかな。。
ただ、初めて手にする川上本がこれだと、あれ?大丈夫?って思ってしまうだろうから、何冊目かにお読みくだされ(^_-)☆
ちなみに、題名の椰子・椰子は川上氏のお子さまが小さな頃『おやすみ〜』を幼児語で『やしやし〜』と言っていたのの当て字だそうだ。