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インドIT革命の驚異 みんなのレビュー

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.2

評価内訳

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本

インドとITとの組合せが面白い

2001/05/27 15:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Jerry - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近、各種メディアでインドにおけるソフトウェア産業の隆盛が語られることが多いが、あらかた針小棒大の議論なんだろうと勝手に信じ込んでいた。しかし、本書を読んで、インドがすでにグローバル経済のIT化の過程に完全に組み込まれおり、世界で最も早くIT革命を成功させたアメリカすらも、その過程でインドのソフトウェア産業に大きく依存していた事実を知り、大きな衝撃を受けた。本書は、膨大な人口と貧困というコンテキストで語られることの多いインドが、ITの最先端分野にいち早く進出できたことの背景に、ある種の歴史的必然性があったことを強く示唆している。最近よく目にする表層的なIT論とは一線を画しており、文明論、開発経済論の面からも非常に興味深い考察をしている。

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紙の本

産業革命での敗北を情報革命で挽回する決意のインド人

2003/08/05 01:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る

榊原(慶大G−SEC)の基本属性について,
同『為替がわかれば世界がわかる』書評(RJ)で落ちていたのは,
彼が日比谷高校卒だということ。単著のような装丁だが,実際は,
播磨卓士(1960年(大阪府)生まれ,東大経卒,TBS入社(84年)後,
00年よりG−SEC研究員)と吉越哲雄(64年(神奈川県)生まれ,
東大経卒,MA(ペンシルベニア大学(ウォートン校)),
(旧)三井銀行(三井住友銀行)入行(89年)後,G−SEC出向)の共著。

プロローグ「IT革命とグローバル化が世界を変える」(榊原),
第一章「世界が注視するインドのIT産業」(榊原),
第二章「ソフトウェア技術者とIT革命の現場」(播磨),
第三章「インド経済-------停滞からの脱出」(吉越),
第四章「グローバル化のなかのインドと日本」(榊原),
エピローグ「21世紀日本の国歌戦略とインド」(榊原)。

要旨は,「21世紀の日本の新しい外交戦略,なかんずくアジア戦略は,
まずインドとの関係を緊密にすることによってはじめるべきである」
(214頁,最終文)。なぜなら,インドのIT産業は「驚異」的だから。

ポイントは,インドであって>というところ。
普通の感覚なら,“なぜ?”と疑問を呈したいところだ。
本書最大の特徴は,一般的には中国が注目されている只中で
敢えてインドに注目したこと。しかし,残念ながら,
この“なぜインドなのか?”に本書は沈黙している。
これは僕には最大の不満。ITが最大の理由だろうが,
では中国のITはどうかという問題意識がない。

「2000余年前,インドは産業革命でイギリスに敗れた。しかし,
今度の情報革命では必ず勝ってみせる」(11頁)と鼻息の荒いインド人たちは,
九九ならぬ19×19までの掛け算を暗記して,
さらに韓国並みの激烈な受験戦争を生き抜き,優秀なプログラマーとして,
インド輸出の1割をしめるソフト産業に従事している。実際に,
「インドのビル・ゲイツ」と呼ばれるウィプロ社の会長=
プレムジを筆頭に陸続たる人材が溢れている(らしい)。

本書第二の欠陥としては,第三章。インド近代経済史が一般的に過ぎて,
IT革命とのかかわりが判明ではなく,冗長だった(僕は飛ばして読んだ)。
(817字)

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紙の本

資料を集めて資料をつくったカンジ

2004/01/08 02:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青木レフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

新生銀行のATM(セブンイレブンなど)が24時間365日手数料無料なのはインド
人がコストが10%になるソフトシステムをつくったからとニュースで見た。
インドは最近ITが凄い、という事しか書いてない内容の薄い本なのだが、その他で
記憶に残った事を箇条書きにしてみる。

・掛け算は19X19まで小学校で暗記。
・非暴力の人 ガンジーの経済政策は時代遅れ。
・ガンジーと同じく独立運動の指導者だったネルーは17年、その子は15年、その
 孫は5年首相を務め、「ネルー王朝」と呼ばれた。
・豊富なインド国内市場を自国産業でまかなおうとし、輸入を制限して国内産
 を甘やかし、非効率で貧しい社会が続いた。
・農業については「奇跡の種子」などを使った「緑の革命」が成功した。

結局、本書は資料漁りである学者の本で、今何が起きているのかを知るため現場に切り込む記者魂を持った書き手は いなかった。ミスター円とその仲間達の共著。
(spelled from純粋呪文)

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紙の本

インドIT革命の奥深さ

2001/06/21 12:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小田中直樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ちょっと前までは、人口大爆発の国とか開発の失敗例とか、暗いイメージしかなかったのに、今や情報技術産業の分野で世界トップクラスになった国インド。その秘密は何か。そして、インドの経験から日本は何を学べるか。そんな疑問から生まれたプロジェクトの成果がこの本だ。
 第一章はこの本の総論だけど、はっきりいって面白くない。とりあえず理由を三つ。第一、他の本から直接(つまり鍵カッコ付きで)引用した部分が、本文の行数で計算して約二五%(四〇三行のうち九五行)。第二、一八世紀まで発展してたので二一世紀にむけた文化的なインフラはあるとか、イギリスはインドに「しっかりした行政機構」を残したとか、インド史をつまみ食いしてる。第三、「陸地史観から海洋史観への発想の転換」と「ヘゲモニー史観からネットワーク史観への転換」をイコールで結んでるけど、そんな簡単な問題じゃないし、そもそもインドの情報技術産業とは関係ない話。こんなわけで、内容に乏しいので、プロローグさえあれば第一章はなくても十分。
 第二章はインドの調査報告で、この本の中核部分だし一番面白い。インドでヒヤリングを重ねて、情報技術産業が発展した原因についての仮説を出してる。それによると、数学的な志向や科学技術を尊ぶ国民性、英語を話せる人材、政策的な産業育成戦略といった内部の要因と、情報技術の発達という外部の要因が、うまくマッチしたことが重要だそうだ。そもそも登場する人物が魅力的だし、僕らの知らないインドがみえる。もうちょっと色々書いてほしかった。
 第三章はインド独立後の経済と経済政策の歴史をたどる。それによると、経済的な自立を重視するタイプの工業化をめざしてた政府が、一九九一年に政策転換を断行して自由化を推進した結果、今の情報技術産業の発展がある。でも、はっきりいうと大雑把すぎて、この章を読んでも、インドの情報技術産業が発展した一番の根本原因はわかんない。第二章で強調されてる国民性や産業育成戦略が「なぜ、どのようにして」生まれたのか、書いてないんだ。そりゃ国民性の歴史は大変だけど、一九八四年には「コンピューター政策」が策定されたとか、一九九一年には情報技術産業の振興政策はなかったとか、印僑の圧力があったとか、せっかく面白そうな話題に触れてるんだから、どうせなら「情報技術産業の政策的な育成戦略」に絞って書いてほしかった。そうすれば、インドの経験から日本が何を学べるか、もっとはっきりできたのに。
 第四章とエピローグはこの本の結論。アメリカ合衆国の支配力は弱まり、世界は多元的なネットワーク化してるから、日本は、中国やインドを中心とするアジアと連携したり(ハードとソフトの日印分業)、外国人技術者を積極的に受入れて、このネットワークに参加しようって主張してる。僕は、これは「あり」だと思う。でも、インド人技術者を受入れた日本経済と、インドと分業した日本経済って、かなり違うかたちになる気がするけど、その辺の細かいことをちゃんと考えてるんだろうかって疑問が残る。
 もちろん、この本全体を通じて色々と面白い指摘もある。これからは「デジタル・デバイド」じゃなくて「デジタル・ユナイト」だって説く経営者。情報技術が貧困対策として使えるって考えてるインド政府。こういう、「使える」かどうかはわかんないけど独創的で刺激的な発想を知ったのは収穫。ただし、編集上の問題が一つ。この本の筆者になってるのは榊原さん一人だけど、じつは「分担執筆者」が二人いる。でも、書いてる分量は三人ともほぼ同じ(ページ数で六二、六四、七二)。だったら三人とも著者として対等に扱うべきだ。まして、僕にいわせれば、三人のなかでは榊原さんが担当した部分が一番面白くないんだから。というわけで、共同執筆者の播磨さんと吉越さんに敬意を表して、それでも評価はようやく「星二つ」。

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紙の本

2001/07/16

2001/07/23 18:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日経コンピュータ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ソフトウエア技術大国として,日本でも脚光を浴びるインド。その実力はどの程度のものなのか—「ミスター円」と呼ばれるほど知名度の高い元・大蔵官僚だった著者が,慶應義塾大学の教授としてインドのソフトウエア産業の現状を調査した。
 主要なソフト会社の現状,ソフト技術者を排出する教育制度,インド政府のソフト産業育成策など,内容は多岐にわたる。「ソフト技術者事情」と題する章では,「2000年3月時点でソフト技術者数は約50万人。これは世界2位であり,2008年には250万人に達する」,「ソフト技術者の初任給は月収2万ルピー(約4万8000円)」といった数字を豊富に掲載した。その上で「日本は今こそインドと手を結ぶべき」と主張する。
Copyright (c)1998-2001 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

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2005/12/05 22:08

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2008/06/18 22:32

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2011/03/29 00:00

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2011/04/18 22:33

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2011/09/25 21:34

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2012/01/15 01:33

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2014/02/07 22:50

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