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紙の本

毎日メールを出している若い人には、もしかすると毎日千文字の日記を公開するなんて、なんでもないことかもしれない。でも中味は結構陳腐化しないんだよ

2004/03/11 21:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

《毎日、千文字の日記をネット上で公開している著者が、週刊宝島に一年にわたって連載した、社会のバカどもに対してぶつけた怒りの声》

勝谷を支持する人の大半が、毎日千文字の日記をネット上で公開していること、いや更新をしていることを凄いといって誉める。bk-1で投稿を始めるまでは、私もそう思っていた。でも、毎日、投稿することを日課にし始めたら、正直、あまり大したことではないことに気付いた。無論、書評と社会性を考えた日記では、重みが違うと言う人もあるかもしれない。でもね、要は中身の問題でしょ。最近「バカ」をタイトルに使った本が多いけど、この本、どこがどう違うのかなあ

勝谷は1960年生まれ、文春で記者として働き、1996年に退社したコラムニスト。物の見方に偏向した部分があっても恥じないところは今のマスコミ人だけれど、流石に筆が立つ。しかも、肯かせる。中でも多く触れられているのが、田中康夫が立候補した長野県知事選。長野が選挙前どのような状況にあったのか、その酷さが良く分る。でも、それなら長い間そういうことを全く報道してこなかったマスコミ(文春も含む)とは一体何だろう。勝谷は元長野県知事を厳しく弾劾し、その取り巻きを攻撃するけれど、身内のマスコミについてはどうだろう。

この中に、ホームレスと浮浪者の違いを定義した文がある。様々な理由で家を失い、或いは捨てた前者と、労働意欲も無く、ただノペーッと生きているだけ後者。それを同列に扱う似非人権論者を「バカ」と呼ぶのだけれど、硬派の我が家としては全く同感。思わず、長女に勝谷の定義を披露してしまった。

それから、千葉すずの人間性には疑問を感じるものの彼女を五輪選考から落とした水連のいかがわしさにも「バカ」。先日、次女が水泳の競技会に出るので選手登録に行ったけれど、組織が幾つもあって、片方はお金を納めなくてもいいとか(勿論、他の協会がこっそり教えるのだけれど)不透明な実態に出会ったばかりなので、勝谷のいうことがよくわかる。エルサレムついての文章には認識を新たにした。

選択問題として「うんこ味のカレーか、カレー味のうんこ」のどちらを選ぶかというのがあった。面白いので家族で討議をしたくらい。ただし、田中真紀子への評価はともかく、加藤紘一の総裁選への出馬を褒め上げるのは疑問。加藤の頭にあるのは権力への妄執であり、そこには民衆などと言うものは微塵も入る隙がないことは常日頃の言動からも明白。しかも、何もせずに降りてしまうなどは、子供の喧嘩にも値しない。それを、必死に持ち上げる、ここだけは「バカ」は筆者だろう。

ついでに書いておくが、最近、汚職に関連した政治家や加藤紘一、が「武士」と言う言葉を盛んに使った。あたかも武士が価値あるものであるかのような時代錯誤の言動は噴飯。武家にせよ華族にせよ所詮は暴力と閨閥で権力に巣食ってきた輩。たかだか数百年の歴史をもっているだけで人の上に立てるなどという幻想に、民衆までが踊る必要は無い。

本の後半は、勝谷が毎日ネットに書いている千文字日記が載っている。文字が小さいのと、そのエッセンスが本の前半に纏められているので、半分まで読んでやめた。自分の原稿のもとネタを書いているつもりなら、案外、千文字日記は簡単だ。むしろ、HPを開いていることを尊敬してしまう。私には勝谷が利用している無料HPの情報が、ありがたかった。ただし、我が家の長女は中学生のくせしてさっさと自分のHPを公開してしまった。

凄いと思っていたら、彼女の周辺にはそんな連中ばかり。おまけに、中一次女の友達にもそんな人がいるという。大人が騒ぐほどにはHP、案外簡単なことかもしれない。ただし、それは公開であって、更新は中々というのが実際の所らしい。その点、毎日千文字更新の勝谷は、日々書評を寄せる某書評マニアより偉い!ってか?

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紙の本

日本を代表するバカに闘いを挑む、不肖・宮崎推選のコラム集

2001/06/29 15:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中山康樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近、どうも自分に自信がない。悩んでいるともいえる。時代とズレているのではないかとも思う。
 なぜかといえば、世にいわれるところの「過激」「激辛」「辛口」の文章を読み、発言を耳にしても、まったくそうは思わず、それどころかその種の意見を「まっとう」「正論」「当然」と思ってしまうからです。

 これは思うに、「過激」とか「激辛」といったものに慣れ、よほどのものでないかぎり刺激を感じなくなっているということかもしれないが、しかし真実はそうではない(ような気がする)。
 つまり、自主規制とか人権保護とか差別用語とかで、その種の文章や発言に対するハードルがものすごく低く設定せざるをえない世の中に堕してしまったのだ。結果、「過激」でもなんでもない、それこそしごく「まっとう」な意見までが「過激」とされ、「ほんとうの声」を封じ込めようという動きが蔓延しているのである。

 本書のオビには、こうある。「世の中、バカばっか! この国を蝕む愚者たちに怒りの鉄槌を下す、空前絶後の過激コラム集!」
 しかしぼくは、本書を読んで、これのどこが「過激」なのだろうかと考えた。冒頭で述べたように、自分の感覚が麻痺しているのか、あるいは「もっと過激」を身体が求めているのか、よくはわからないが、著者の言い分は、賛否はともかくとして、どこまでも「正論」であり、かぎりなく「まっとう」であると思う。
 それゆえに版元は腰が引けているといわざるをえない。巻末に「あまりにも過激な、あるいは著者自身に危険の及ぶ可能性がある不穏当な発言も多いため、編集部の判断で一部をスミで伏せ字とした。(著者はあくまでイケイケであったが)そこはご了承いただきたい。編集部」とあるが、「笑い」ですませようという魂胆がいやらしい。
 しかもその「伏せ字」にしても、「三●●」であったり「不逞●助」であったりと、その程度の「過激」で「不穏当」なものでしかない。続出する「キ○ガイ」も、この表記どおりであることはいうまでもない。

 おそらくは著者自身、「●」も「〇」も使いたくはなかっただろう、それくらいの覚悟があって書いているにちがいないのだ。しかし、版元の自主規制とやらが顔を出し、このような処置でみずからオビのコピーを葬り去るようなことをして懲りない。
 テレビのピー音同様、このようなことをするくらいなら出版する必要はないというぼくの意見って、過激でしょうか。 (bk1ブックナビゲーター:中山康樹/音楽評論家 2001.06.30)

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