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「憧れのまほうつかい」!!!
なんてキラキラしたタイトルなの?!
しかも愛すべき、さくらももこ様!!!
何となくネットサーフィンしていて見つけたタイトルでした。
エッセイであることは理解したものの、
どういったテーマで書いているのだか、
さっぱり分からないまま、
とりあえず注文してしまいました。
さくらももこさんが憧れていた、
イギリス人の絵本作家様について、
というのがメインテーマでした。
その中で、さくらももこさん自身もイギリスに行かれて、
ストークオントレントという、陶器の町に行かれて、
ウエッジウッドの工場で絵付けをされたり、、
インド料理が圧倒的に美味しいというお話をされたり、、
イギリストークが充実しているのです。
実は、この本を思いつきで買ったとき、
私はイギリスに滞在していました。
まだ着いて間もない頃だったこともあり、
ぱっとしない毎日を過ごしていましたが、
これを読んで以来、ちょっと明るくなりました。
「さくらももこが来たんだ!!」
「わかる、わかる」
勿論それだけではありません。
彼女の「憧れのまほうつかい」様について語る姿が、
とても可愛らしくて、
尚且つ私も「まほうつかい」様に惚れちゃいました。
絵本って意外と高いから、買うのは躊躇してしまうけれど、
私もいつか、お金を貯めて買いたいと思った程。
そして、さくらももこさんが「まほうつかい」様に影響を受けて、
描かれた絵が数点載せられていますが、
どれも、とっても、とっても、素敵。
エッセイ本というより、お洒落な作品集という感じです。
持っていたら、ハッピーになれそうな気すらするのです。
さくらももこさんのエッセイ本は何冊か読みましたが、
一番大好き。
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2012.5.24読了。
まるで絵本のようなタイトルだったので、これは一体どんな本なんだろうと思いながら購入したのだけれど、読んで納得。心が暖かくなる素敵な本だった。
さくらさんの人となり、ルーツを少なからず知ることができる。ル・カインの絵本読んでみたいな。
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素敵なものに影響を受けて、また更に素敵なものがうまれるんだなあ。
いろんなものが好きで、でもそれを深く語れなくても、好きなものは好きでいていいんだなあ。
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好きなもの、気になることには一直線になれる人。
コジコジの扉絵がいい。
たまちゃんとのエピソードもあって、本当にいい相方だったんだなと思った。
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作者がエロール・ル・カインについて語った一冊です。
私もまったく知らない人物であったが、この本を読んで「へー、こんな絵をかく人がいるんだあ。ちょっと見てみよっかなあ」と思ってしまった。見事に作者の意図にはまってしまった…。
たまちゃんのお父さんのカメラ好きの設定が誕生した理由についても載っていて、取材に同行したカメラマンさんがライカが好きでそれを力説したためだとわかった。
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ご近所の日本人の方が貸してくださった初さくらももこ?「ちびまるこ」の作者というのは聞いているのだけれど、「ちびまるこ」自体も名前しか知らないので、この本に出てくるちびまるこ関係の部分は「?」だったかな。イギリスの絵本作家の軌跡を辿る話なのだが、このきっかけとなった絵本の訳者が矢川澄子さんだったことに一番反応したかも。(しかも、これ、本文には書いてなくて挿入されている挿絵の横に書いてあるだけなんだけど。)
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さくらももこが、高校2年生のときに出会ったエロール・ル・カイン氏への思いや、漫画家になるまでについて書いたエッセイ。
とても薄い本で挿絵も多いためさらっと読めてしまう。
挿絵の中でも「私の中のル・カイン シリーズのコジコジ扉絵」がとっても大好き。
本当にル・カイン氏に影響を大きく受けたんだな、と分かるし、絵の雰囲気がとても可愛らしくて良い。
こんな風に自分の人生に大きく影響を与えてくれる人に出会えたら、素敵だなって。
100万円をもって上京した話とか、学生時代の話とかから、さくらももこの地に足が着いた価値観が伺える。
やっぱりこの人のエッセイは、私にとって特別。
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途中で挟まれる精密で美しいルカインの絵に、当時の作者と一緒に私も恋をしてしまいました。そして登場する作者の細かくて、でも優しいタッチの可愛らしい絵。これを見ると作者の作風にいかに影響しているかがわかる。さくらももこさんのルーツの一つに触れられる作品です。
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なにかを好きになるって素晴らしいことだなって思います。
エロール・ル・カインに恋してからのさくらももこさんの毎日がキラキラ
輝きだした様子が手に取るようにわかって、こっちもすごくワクワクしてきます
絵に恋したってすごくロマンチック
もちろん笑えるところはあるんですが、今までの抱腹絶倒エッセイみたいな
感じとは少し違って、それもまたいい感じ
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さくらももこが17歳の時に一目ぼれした、エロール・ル・カインの描いた絵本。
エロール・ル・カインのゆかりの人にイギリスまで会いに行く。
生前のル・カインを良く知るイアン・キールさんにおもてなしを受けている時に、何度も寝そうになるももこさん。
自分の大好きな、かなり影響受けた人の知り合いにやっと会えたのに、寝てしまう。すごい。
こういうところが脱力していて、魅力的ですね。
それをすっとエッセイに書いてしまう所が。またすごい。
さくらももこの絵本愛は、本物なんだなと思う。
高校の鞄の代わりにいわさきちひろの本のセットをもらうなんて、かっこいいな。
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さくらももこ氏が憧れてやまないル・カインという画家についてその作品との出逢い、そして彼の足跡を追ってイギリスに行き、そこでの体験記を綴った作品。
私は寡聞にして知らなかったが、結構外国では有名なこの作家、さくらももこ氏がちゃかさずに真っ向から1つの事(この場合は画家)について熱い想いを語ったのは初めてではないだろうか。とはいえ、内容はやはりさくらももこのエッセイである、ギャグ無しで纏められてはいなかった。
しかし、さくらももこが曼荼羅のようなイラストを書くのは、アジア、特にインドの影響が強いのかなと漠然と思っていたのだが、まさかフランスの画家の影響とは知らなかった。文庫ではなかなかその作品が放つオーラ、迫力、緻密さが推し量れないのでそこが惜しまれる。
また巻末のふろくに付けられたインタビューもさくらの絵に対する思いがストレートに感じられ、なかなか読ませる。
しかし、当初はル・カインの旧知の方々を訪ねてその人となり、彼に対する想いを共有するのが目的でイギリスに行ったはずなのに邂逅の時に居眠りをしたり、予定外のウェッジウッド工場見学の方がやたら元気で充実していたりするのはもはやこの作者の人柄でしょうな、愛嬌、愛嬌。
しかし、さくらももこのように歳を取ってもいつまでも絵に感動する、そんな感受性をずっと持っていたいものだ。
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さくらももこの原点、画家エロール・ルカインとの出会いの話し。この本を読んで、ルカインが気になり、美術館に2回行きました。絵本も画集も何冊も集めるほど好きになりました。
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ちびまる子ちゃん作者さくらももこ氏が高2時代から憧れその後の画風にも影響を与えたエロール・ル・カイン氏に纏わるお話
私の中のシリーズが好き
完全に模倣じゃなくて自らのオリジナル要素にル・カイン氏を取り込んだ絵を描いたのがさくらももこ氏の才能
学生時代(裕福な家でもない)から好きなものにはお金を惜しまない
それを突き進んで行く為の糧にしていく人が
やり遂げる人なんだな、と思わされた
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この本を呼んで画家ルカインという方を知ることができました。とても細密なタッチが素敵で、さくらももこの本の表紙などにも影響を与えているのがすぐに分かりました。憧れの画家を巡る旅、読み進めながら私も一緒に旅をしている気分になりました。
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さくらももこさんが、どんな画家さんに影響を受けたかが書かれた本 「好きなこと」を突き詰めるももこさんのエネルギーが素晴らしい