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陰陽師瘤取り晴明 みんなのレビュー

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みんなのレビュー20件

みんなの評価4.0

評価内訳

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20 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「本」を楽しむ本。カバーの色の重ね具合も味わって欲しい。

2005/07/24 15:15

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

宇治拾遺物語の「鬼に瘤とらるること」(瘤とりの翁)をもとにして、いつものように清明が難題を解決するのに友人の博雅がからむお話。ほろほろと二人酒を飲み、「いこうか」「いこう」と不思議の世界にでかけて行く、おなじみの展開ではありますが、ここでは最後にこれまでの幾つかの話にでてきた妖怪たちも顔をだし、それがまた微笑ましくもあります。
獏さんの「陰陽師」シリーズのカバーを描いている村上豊さんの絵の、おどろおどろのなかに滑稽味のある雰囲気が獏さんの文となんとも調和してよい雰囲気になりました。文と絵のバランス、がよいのですね。文の間に、情景の想像を膨らませる小さな絵が入る。時間の経過を表すような見開きの、たとえば夜明けの空のような絵が、文章の作った時間の流れを少し変える効果を出す。そして、これは「なに重ね」というのでしょう、表紙の裏に重ねられた色も、一冊を素敵にまとめています。この色だけみていても和みます。版の大きささえ、大仰に大きすぎず、絵が小さくて物足りなくもならず、と考慮されいるようです。一冊の本として、よく完成している本です。「本」を楽しむことができる本、というのもよいものですね。
このまま、絵巻物につくってみせて欲しい、とも思います。読者のわがままですが、実現したら嬉しい。置き場所に困るでしょうけれど。

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紙の本

コラボレーションがここまでうまくいった例をわたしは知らない。でも、鍵は村上豊、この人の味のある絵の素晴らしさ。勿論、本の造りも素晴らしい

2004/12/15 20:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

《季節外れの桃に舌鼓を打つ安倍清明と源博雅。その果実をもたらしたのは鳥辺野奥に薬草取りに行った二人の翁だった》

雑誌に連載されている時には素敵な挿絵がついているのに、単行本になると活字だけのものになってしまう。著作権だ、頁数だ、コストだと出版社側の理由はあるのだろうが、連載当時の挿絵をもう一度味わいたいと思っている読者も多いのではないか。それは漢字に振られるルビについても同じだ。大きな活字もいいが、普通に楽しめる本作りを出版社にはお願いしたい。で、格好の例を紹介する。

平安の時代、秋の味を楽しみながら酒を酌み交わす安倍清明と友人の源博雅。季節外れの桃に喜ぶ博雅が、その由来を尋ねると、これは平大成、中成という薬師が持ってきたものとのこと。77歳の二人はおのおのが左右の頬に大きな瘤を持つ双子の兄弟。或る日二人が、薬草を求めて鳥辺野の奥の山に踏み入ると、いつになく珍しい薬草が。ついつい、草を求めて歩くうちに時間を忘れ、気付けば道に迷い、戻る術もない。仕方なく山で夜を明かす決心をした翁が出会った不思議。

有名な話なので紹介はここまでにするが、この本の成功は夢枕獏の温かみのある文章に、村上豊のおおらかな画がぴたりと合ったことによる。獏は同様な試みを天野嘉孝とも行っているが、ここまで上手く行っていない。村上の土俗的な線と色使いは、平安の時代に見事にマッチしている。夢枕獏の陰陽師シリーズを、ホラーとか伝奇に分類するのは無理がある。あえて古典と言いたいくらいだ。

本自体は小型で正方形に近く、紙質もマットな感じで、手触りもいい。筆でさらりと描かれた挿絵の色も落ち着いて文句の付けようがない。150ページばかりの厚さで、心地よい画が数ページおきに眼を楽しませてくれる。誰にも薦められる一編で、このシリーズ中でも最高の出来ではないだろうか。

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紙の本

絵本のような陰陽師の物語

2023/08/28 15:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る

昔ながらの、瘤取り爺さんの話のようで、ちょっと工夫されていて、日本昔話を読んでいるような気分になりました。

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紙の本

「ゆこう」「ゆこう」の絵物語

2001/10/30 22:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YASU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 巷に「陰陽師」数あれど、やはり夢枕氏の描く「陰陽師」は特別だ。鬼たちの怪しさ恐ろしさももちろんだが、季節感あふれる描写もみずみずしく美しい。季節はいま…虫の音、月の光、秋が心にしみる。
 晴明と博雅の「ゆこう」「ゆこう」のかけ合いも健在。そして鬼をも泣かせる月の光の下で博雅が奏でる笛の音とくれば、もうたまらない。それに加え、嬉しいことに今回は今までに登場し晴明と対峙した懐かしい鬼たちも再度姿をあらわす。
 いつもの如く良質なストーリーに加え、村上豊氏の絵(フルカラー)もすばらしく、これまで以上にその世界を堪能出来た。従来のファンの方はもちろん、初めて「陰陽師」に触れる方にも是非とも手にしていただきたい一冊である。

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紙の本

想像力の刺激

2002/05/31 16:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は、夢枕さんの陰陽師とは異なり、村上豊さんの絵が要所
要所にちりばめられていて、より想像力を刺激してくれます。

この本では、晴明の問題解決力は相変わらず、さすがなのですが
源博雅が鬼からもらったといわれる笛(葉双)を吹くさまが、
非常に感動的に描かれていて、人間だけでなく「あやかし」の
もの達も感動させてしまうところはその素晴らしいと賞される
笛を自分自身で聞いてみたいものだと感じました。

源博雅好きには絶対読んでいただきたい一冊です。

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2006/10/01 18:21

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2013/04/18 03:57

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2010/03/04 15:42

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2010/05/22 11:02

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2010/06/03 20:35

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2010/12/29 03:17

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2011/02/11 21:30

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2011/02/24 15:14

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2011/09/15 20:26

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2014/08/14 20:00

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