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紙の本

「神の死」以後、哲学にいかなる課題が残されているのか

2001/11/05 12:44

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投稿者:小林浩 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 争点は「神」である。永遠に続くかと思われる論争の原点だ。『無為の共同体』でデリダ以後の世代に大きな知的インパクトを与えたナンシーが1997年に刊行した本書は、もともと1987年に単独で刊行された表題作と、併録された論文「詩人の計算」から成る小書だった。今回の邦訳版では著者の意向により1998年の口述論文「キリスト教の脱構築」が追加され、さらに訳者からの提案で、1989年に発表された架空の往復書簡も収録された。「存在はいかなる仕方でも神ではない」と著者が言う時、そこにはハイデガーの存在神学の乗り越えが企図されている。神が存在するかしないかが問題なのではない。神の不在の前に投げ出され剥き出しになった人間たちが「分割されつつも共にある」という、共同性=共同体が問われるのだ。有限なる存在者が他なる主体と出会う場とは何か。ナンシーの思想はいわゆる宗教哲学ではないが、その射程は宗教間の文化的軋轢を考える上でも有効なのではないかと思う。

※併読をお奨めしたいのは→「主体の後に誰が来るのか?」

→人文・社会・ノンフィクションレジ前コーナー(11/5分)より

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