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巡査見習いの聖大は、あまちゃんでガキで、読んでいてイライラすることもある。
だけどなぜイライラするか考えてみると、自分も聖大みたいだからなんだなぁ。
仕事が自分に向いてるのかわからないし、報われない感じもするし、なら生活のためだからと割りきろうとしても、そういう訳にもいかない。
使命感とか天職なんていう言葉を追いかけたい葛藤…
ヒーローが出てこないから、この小説は魅力的なんだ。
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多分読んでいるとき眉間にしわが寄っていたのでは。
とにかく人のはなしを聞かない。それも、そそっかしいのとは違って、訓示や説教、注意事項といった大事なことを聞かない。聞きたがらない。積極的に耳を閉ざす。
すぐに頭に血がのぼる。
子ども相手だろうが酔っぱらい相手だろうが、相手がけんか腰ならこっちもけんか腰だ。
市民相手に暴力事件を起こさずに済んでいるのは、周りの人が止めてくれるからだ。
では、熱血警察官なのかというとそれも違って、本当はフリーターでしばらく生きて行こうと思っていたのだが、売り言葉に買い言葉で就職することになり、行き掛かり上それが警官だっただけなのだ。
だからすぐ、この仕事は自分に向いてはいない、と逃げる。
「なら、おまえに向いている仕事ってなんだ?」といわれると黙るしかないくせに。
やる気はないくせに手柄だけは立てたがる聖大。
交番勤務とはいえ、事件が起きれば命の危険もある。
だからこそ「チームプレーであることを忘れるな」「自分の命は自分で守れ」としょっちゅう怒られているのに、それが出来ないんだなあ。
いつ成長するのだろうとイライラして読んでいた。
500ページ強の作品の400ページ目で、まだ成長していない。
最後まで読んで、やっとほんのちょっぴりの成長が見える。
そうだよね。人間そんなに簡単には成長できません。
言われたことがすぐに身につくようならだれも苦労はしません。
実はこの高木聖大の成長した姿は別なシリーズに出てくる。
いや、相変わらず軽いけど、でも職務はまじめにやっていそうですぞ。
「マエ持ち女二人組」シリーズ。芭子と綾香の出てくるやつ。
先にこっちで高木巡査を見ちゃったから、未熟すぎてイタい高木聖大がちと辛かった。
読む順番も大事だな。
芭子は高木巡査に自分の前科を知られるのではといつも警戒しているけれど、この本を読む限り、彼はそういうことは気にしないくらいの器はありそうだよ。
狂言回しなのかと思って今まで彼のことをあまり気にしていなかったけど、芭子の心を癒すのは、やっぱり聖大なのかもしれない。
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1人の人間として警察官と言うお仕事を、見ることが出来る本だと思いました。
人が成長していく過程を見ると、自分にも気合が入ります。
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シリーズあるなら読みたい!読んでると途中で「これって坂本司だったっけ?」って思うことしばしばだったけど。良い世界でした!
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「いつか陽のあたる場所で」に脇役として出てきた高木聖大くんが主人公となって描かれる。同じ人物とは思えないくらいに苦悩に満ちた若き日々のお話。
よくありがちな警察の物語とは一線を画していて3ヶ月間の職場実習での出来事を克明に綴っているいわば見習い物語といったところかな。
異端児で、飄々としていながらも迷ったり挫折したりしながら周囲の人たちの助けを借りて無事に実習を終えた聖大くんに心からエール送ってました。
続編での成長ぶりが楽しみです。
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評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。
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警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。
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『駆けこみ交番』の前作。
警察学校での研修を終え、交番にて実務地域研修する主人公・聖大。プリクラにピアスと今時の若者。失敗を繰り返しながら、同期の三浦が次々に手柄をあげるなか、落ち込んだり、辞めたくなったり。新人警察官の成長記。三浦との友情もなかなか良い。
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乃南アサさんは始めて読む。
どうも、私にとってこの主人公の性格に魅力がない。いい加減な性格で、都合が悪くなると切れる。それだけしかなく、愛すべきところが見当たらない。どこか一点でも魅力が感じられたら、それなりに面白い話のはずなのだが。。。最後に、友人の負傷を機に、ちょっと頑張るシーンが出てくるが、むしろ違和感の方を強く感じる。
乃南アサさんの評価としては、もう一冊ぐらい読まないとだめかな
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内容(「BOOK」データベースより)
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。
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インサイド警察、というよりも、主人公の高木聖大が悩みながら、もがきながら、素敵なおまわりさんに近づいていく風景が見えるような、そんな作品でした。続編を先に読んでしまっていたので、聖大がちゃんとしたおまわりさんになっていくことはわかっていたけれど、どんなふうに変わっていくのか?というところがとても面白読めました。
乃南アサさんももうすっかり僕のお気に入りの作家さんです。読みたいものが続々と出てきて楽しい読書の日々です。
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新米警察官の交番勤務研修でのお話。
個人的に働き出して半年経ち、いろいろと思うところはある。
会社の中の規律とかそういうのに疑問を持ったり、
学生時代はよかったなーと振り返ったり、
はたまた何のために働いてるんだろう?
仕事のやりがいって何?幸せなんだろうか?
とかとか・・・
負のスパイラルに陥りがちのこの頃でしたが(笑)、
少し元気をもらいました電球
「ある意味自分は幸せ」
ふーん、そういう考え方もあるなぁと思った一冊でした。
やっぱり仕事することの魅力って、
いろんな人に会えることなのかなぁ。
ステキな先輩や上司に会えたらそれだけできっと、
この仕事やってよかったと思えるようになるのかも。
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この本が本当に大好きで何回も読んでいます。
主人公の心境が鮮やかに描かれていて、心地よいというか、引き込まれてしまいます。
読み終わった後は登場人物ロスになります。
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勤務外はピアスをし、警察手帳にプリクラを張っている、少々ヘタレの警察官の成長物語・・・
といえばカッコいいが、ちょっと臭いというか、やすもんTVドラマの香りがする。
もっとも、元警官だった解説の宮川花子さんもいうようにその詳しい交番警官の内容はすばらしく興味深い。
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新人、見習いの頃って聖大みたいな事、よくあったなぁ〜と思う。
若さ故の、根拠のない自信やらプライドやらで聖大がジタバタもがいているところが面白くもなんだか切なかった。
カッコいい警察ものは違って、いい事ばかりではないお巡りさんの地味でハードな仕事も改めて分かって…身近なお巡りさん、ありがとうございます。という気持ちになった。