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レオナルド・ディカプリオ主演の映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の原作となった、世界最大の詐欺師フランク・アバネイルの自伝。21才で逮捕されるまで、パイロットや医師、法律家にまでなりすまし、カネも女も思いのままに手に入れた希代の天才。その手口は一般人を傷つけない、実にスマートなものだった。事実なだけに実に面白い本だった。しかし高校すら出ていないこの青年が、専門知識を要する専門職になりおおせたのには驚くばかり。着眼点、観察力、そして努力。さらにはとっさの機転や冷静沈着な態度。どれをとっても、どの分野でも一流になる素質に溢れている。事実、刑期を終えた後の彼はFBIや銀行に詐欺の対策をレクチャーするコンサルタントとして成功しているという。この本の映画化と大ヒットでまたひともうけしたことだろう。まったく困ったものだけれど、残忍な犯罪者に比べるとどこか愛すべきキャラクターである。
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本人による自伝というか実話。
映画「キャッチミーイフユーキャン」の原作です。
世紀の小切手詐欺師の話。
映画ほど、エンターテイメント性はなく、淡々と小切手詐欺を行うフランクの話。
心理描写よりも、手法とか女性関係の話題が多かったように感じます。
小説から読んだので、映画がより楽しめました。
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実話を元にしたという「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」があまりにすごい話だったので、原作にも挑戦。
これ、映画より面白いかも。パイロットや医者のなりすまし、小切手偽造、飛行機からの脱走まで、とにかく手口が多彩で奇想天外。自伝なんで多少脚色はあるでしょうし、なにしろまだまだ牧歌的な時代(?)だったとも思いますが、このクソ度胸にはひたすら感嘆。すごい男がいたもんだ。
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まだ世界が電子化されておらず、指紋チェックなども無かった時代とは言え、16才が組織の後ろ盾もなしにこれだけの詐欺を働いていたということが信じられない。すげーな。
映画化されてるって言うけど、されるよね。うん。
そしてフィクションだと思うだろうね。
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映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』をこの間観たので、本人が書いた自伝を読む。
映画と比べると、詐欺の裏側がよく書かれていて(当たり前だけど)フランスの獄中の悲惨な話も読める。
映画ではそのへんはさらっとしていて、父親との関係を前面に押し出していて、同情的になる。
設定が多々異なっていた。
どちらも共通するのは、16歳から詐欺を働き始め、それは偽りのために孤独であったこと。そして、若くから大人の世界を歩いたため、21歳ですでに半生生きたような疲れ模様。
比べるものじゃないかもしれないけど、映画の方が好き。
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老け顔の若い詐欺師がパイロットや医者、大学講師になりすまして、世界各国でぼろ儲けする話(実話)。
ひと昔前にレオナルド・ディカプリオ主演で映画化されていますが、映画の方は見てない。
だいぶ前に買って積読してたんですが、すごく面白かったです。
主人公のフランク・アバネイル(作者本人)は、詐欺のために勉強したり、警察に捕まってもめげずに詐欺を繰り返したりする努力家。
といってもくそまじめなわけじゃなく、女好きなナンパ男で、大人と司法をなめくさっている。
動機も内容も不純ですが、やりたい人生を満喫している感じが凄かったです。
犯罪者の手記にしてはやたらとコミカルで、気楽に読めました。
詐欺づくめだった青年時代の後、彼は詐欺で学んだことを生かしたまともな仕事で、現在も成功しているらしい。
現在68歳らしいですが、FBIからも信頼されているという話……すごい人、とてつもない人生です。
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現代のように情報を共有し管理される前の時代とはいえ騙しっぷりは大したもん。
周りにいる人達も人のいいこと。のんびりとした古き良き時代感が滲み出ている。
頭もよければ度胸もある、いわゆる天才なんだろうな。
英語特有の言い回しの翻訳が気になるが内容がすべて興味深いので一気読み。
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実在の詐欺師が、自らの半生と華麗なる?詐欺テクニックを綴った本。
呆れるほど大胆、見とれるほど鮮やかな手口の遍歴には、犯罪ということを忘れて読み入ってしまう。
逮捕された後の、フランスでの服役生活が極めて過酷で陰惨で、「オレは絶対、詐欺は働くまい・・・」と思った。
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実話を基にしているからしょうがないかもしれないけど、中盤から後半にかけての盛り上がりに欠けているのが残念。
この作品に関しては、映画の方がエンターテイメントに徹していて面白いと思う。
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第79回アワヒニビブリオバトル「24時間耐久ビブリオバトル@オンライン」第13ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2021.09.18