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天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー129件

みんなの評価4.3

評価内訳

129 件中 1 件~ 15 件を表示

惚れたぁ〜っ!

2003/05/07 12:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶるん - この投稿者のレビュー一覧を見る

惚れて惚れて、泣いたっ! なんと粋な登場人物達!
現代の無粋な泥棒諸君、腑抜けな老若男女、とにかくすべての人々へ、
きりりっと背筋を伸ばして読んでみて下さい。日本人の心意気ってもんを、忘れていた人は思い出し、もう一度その身に滾らせろ! 知らない人は、学ぶべし。

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主人公のこれからが気になります

2023/06/14 10:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る

泥棒、と言えばなんだか違うようなこの天きり松の所属している(?)一家。
もう、芸術の域に達している仕事(?)。
決して、弱きもの貧しいものから奪わない義賊。
当時の貧困状態も描かれ、その情景が感じられます。
ドラマでも見ましたが、私は小説の方が想像力を働かせやすく本の方がいい、と思いました。

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爽快

2022/11/16 09:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白くて、寝るのを惜しんでどんどん読み進めてしまいます。文章もキャラクターもストーリーも爽快で、とても良い気分になれます。

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相変わらず切れが良くて泣かせます

2003/01/08 11:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T40 - この投稿者のレビュー一覧を見る

不覚にもまた通勤電車の中で泣いてしまった。
大正時代を生きた伝説の泥棒、天切り松が昭和の刑務所の中で語るお話です。
「闇がたり」とは半径2〜3mにしかその声が届かない泥棒独特の発声術のことらしいです。私はもちろん聞いたことはありませんが、読むうちに雑居房の冷たい床や壁を伝わる彼の声音が染みてくる気がしました。
浅田さんの江戸弁は本当に切れが良くて、地方出身の私には江戸っ子は憧れです。江戸っ子の洒落と啖呵が随所に出てきてテンポがとても良いので読みやすいと思います。
任侠路線では「プリズンホテル」、東京を語るなら「霞町物語」などもお勧めです。
文庫版第2巻も出ていますので必ずそちらも読みたくなります。
その後のシリーズも早く文庫化されないかなぁ〜。

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たかが小説。されど小説。

2006/08/08 23:54

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲベリン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 このシリーズを読んでいつも思うのは「やはり人間真っ直ぐに生きねば」ということである。たかが小説に何を?!と頭では考えても、それに盗人に教わるなんぞとても癪なことではあるが、どうしても彼らの生き方に共感してしまう自分がいる。読書は主に通勤電車の中であるが、ついつい感動の涙がこみ上げてきて、いい大人が恥ずかしい思いをしたりする。
 こんなに都合よく事が運ぶのはフィクションだから……だからこそ! 純粋に感動し、自分の生き方を見直す気にもなるのだ。ふと目を上げたところにお年寄りがいれば席を譲ろうという気にもなるし、隣の酔っぱらいが粗相をすれば「まったくてめえはしょうがねえなぁ」と、今まで使ったことのない江戸弁で独りごちつつ手持ちの新聞紙で粗相の後始末をしたりもする。こちとらせめて一時でも、目細の安の手下みてぇに生きてみてえんだい。
 だが、世の中そんなに甘くねえ。お年寄りはともかく、隣の酔っぱらいときたひにゃあ、ふざけやがって! 自分が降りる駅に着いたとたん、さっさとケツまくって逃げていきゃあがる。こちとら粗相を始末した新聞紙を持ったままぼーぜんとしちまったい!……おっほん。
 このシリーズはどれもお勧めであるが、個人的に最も気に入っているのがこの第一巻である。なんたって、みんなかっこいいのだ。

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ちょっと心温まる、不思議な魅力を持つ作品である。

2016/12/13 12:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代の留置場を我が家のように出入りする、看守からは「とっつぁん」と呼ばれる松蔵という名の老人が主役。留置場では有名な輩で、時折鰻をはじめ豪勢な食事を署長からおごられるという不思議な事情を持つ。小悪党が収監された留置場で、松蔵は看守や刑事に頼まれ、夜な夜な昔話を披露する。彼は大正の一大義賊「目細の安吉」一家の一員だった。盗られても困らぬ天下や金持ちのお宝を盗んでは貧しい人々に分け与えた「目細の安吉」一家は、東京の下町の人気者であった。松蔵が経験した「目細の安吉」一家に関する昔話を聞いたとき、平成の留置場では、悪党になりきれぬ小悪党たちは何かを感じそれぞれの思いを深めていく。ちょっと心温まる、不思議な魅力を持つ作品である。

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連作短編集です。

2015/08/31 13:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

醸し出される雰囲気がとても素敵なお話だと思いました。美意識と覚悟が根底にあり、言葉に迫力を感じる本です。

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笑いあり涙あり――ちょっと昔のお話を。

2010/01/09 15:58

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語の舞台は現代の留置場。小悪党が収監されたその檻に突然現れた一人の老人。看守からは「とっつぁん」と呼ばれる松蔵という名のその老人は、留置場では有名な輩ながらも、時折鰻をはじめ豪勢な食事を署長からおごられるという不思議な事情を持つ。

松蔵は看守や刑事に頼まれ、夜な夜な留置場で昔話を披露する。彼は大正の一大義賊「目細の安吉」一家の一員だった。盗られても困らぬ天下や金持ちのお宝を盗んでは貧しい人々に分け与えた「目細の安吉」一家の義賊っぷりは、東京の町で知らぬ者などいなかった。涙あり笑顔ありの松蔵が経験した「目細の安吉」一家に関する昔話を聞いたとき、平成の留置場では、悪党になりきれぬ小悪党は心を改めまっとうに生きることを決意する。


現在では考えられないことだが、義賊は確かに存在したのだろう。有名どころの石川五右衛門、ねずみ小僧…をはじめ、強きに向かい弱きを助ける、義理と人情を何よりも大切に、盗賊といえども世間から愛される。それが義賊。

大正時代に活躍したそんな義賊のひとつ「目細の安吉」一家。松蔵がその一家に「弟子入り」させると実の父に連れてこられたのは数えの九つのとき。安吉は松蔵の弟子入りを受け入れるとともに、親父から松蔵を引き離した――「つれあいは医者にも診せずに死なす、娘は女郎屋に売り飛ばす。酒と博打に身を持ち崩したあげく、今度は倅を盗ッ人にせえと言う。そんな野郎を父親と呼ぶのァ、この子にとっちゃ不憫なこった」

以来、松蔵にとって「目細の安吉」一家は家族となった。人情と義理に人一倍厚く、筋の通らないことは大嫌い、弱い者の味方で強い者に立ち向かうことを厭わない――そんな義賊の生きざまを身につけた松蔵が語る昔話は、平成の世の小悪党の心を魅了し、改心させる。

その改心っぷりがちょっと都合よすぎな気がしないでもないけれど、そこは小悪党なのでそれほど違和感はない。松蔵が語る昔話に登場する人情や悲しさは相当なものなので、小悪党程度ならばすぐに改心しても不思議ではないだろう。


本作は「天切り松(=松蔵のこと) 闇がたり」というシリーズの第一巻で、どうやら第四巻まで出ている模様。連作短編集というわけではないからどの巻から読み始めても違和感はないとは思うけれど、松蔵の「目細の安吉」一家加入のいきさつがわかる第一巻から読み始めるのがやはりいいだろう。

加えて、本作には実在する歴史上有名な人物や出来事が登場し、『ダヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』じゃないけれど作品に感じるロマンに奥行を出しているように思われる(登場する有名人の一例:永井荷風、山形有朋、新鮮組、戊辰戦争…)。

時代小説は苦手な方も多いだろうが、人情ものがお嫌いでなかったら、是非とも読んでいただきたい作品である。そしてこのじんわりくる感動を共有したい。



『闇の花道』収録作品
・闇の花道
・槍の小輔
・百万石の甍
・白縫華魁
・衣紋坂から

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2004/11/09 16:12

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2004/10/28 23:03

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2004/11/02 14:07

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2006/02/05 17:40

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2006/05/02 23:15

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2006/05/23 14:04

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2006/07/07 13:12

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