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三つの短編が入ってる。
私はタイトル作の「白河夜船」がお勧め。
「待ち」の恋愛の中で、自分を大事にしないことに慣れてしまった人へ。
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年末年始の暇さに久しぶりに読み返してみた。
夜に関する三部作。
夜明けが来なければいいのに、と思うくらい夜が好きになる。
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読んだあと眠りたくなります。別に退屈だからとかじゃなくて、この本を読んで眠れば、登場してる人たちと似たような気持ちになれるんじゃないかなーって思える本です。テンション低めですき。
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吉本ばななで一番好き。白河夜船という言葉も好きだし、作品全体に流れる静かな雰囲気も、添い寝をすることが仕事という不思議な友人しおりも。
「私はね、ひと晩中、眠るわけにいかないの。だって、もし夜中にとなりの人が目を覚ました時、私がぐうぐう眠っていたら、私の仕事にはあんまり価値がないっていうか、プロじゃないのよ、わかる?決して寂しくさせてはいけないの。私の所へやってくる人は、もちろん人づての人ばかりだけれど、みんな身分はきちんとした人ばかりよ。ものすごくデリケートな形で傷ついて、疲れ果てている人ばかりなの。自分が疲れちゃっていることすらわからないくらいにね。それで、必ずと言っていいほど、夜中に目を覚ますのよ。そういう時に、淡い明かりの中で私がにっこり微笑んであげることが大切なの。そして、氷水をいっぱい、手渡してあげるのね。」
深夜が良く似合う短編小説。
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「そう思うと突然、何もかもが完璧すぎて涙がこみ上げてきそうになった見回す風景の中の、何もかもが愛おしく、あぁ、目を覚ましたのが今ここでよかった。」
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時間の流れが少し停止した、休憩の期間にいる人が主人公の「夜」のお話。一文一文の文章の書き方が表現豊かで好き。
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眠ってばかりの人たちのお話。すばらしく暖かく、寂しい3つの短編が詰まっています。『生きて愛することのせつなさ、歓び』を教えてくれるステキな本です。やっぱり言葉のひとつひとつがとてもきれいでした。
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一日中ぼーっとしちゃった時とかの心の支え笑眠っている人の傍でただ添い寝するだけっていう職業?が印象的だった。人間って一人だからこそ誰かに眠っているときに傍にいて欲しい、起きた時にだれか傍にいて欲しいって思うのかな。なんだかちょっとホッとするような不思議な気持ちになる短編3作。
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実は初めて読んだばななさんの本。良かった。はまりそう、吉本ばなな。「恋を重ねるごとにその人に絞り込まれてゆく」ってのが心に残った。
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死と夜がテーマな3つの短篇。どれも登場人物がカッコよくて、生き生きしていて。うっかり安心して泣いてしまいそうなほど優しくて綺麗な言葉が沢山散りばめられていました。
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不倫の相手と私の切ない恋物語。だんだんと何もかもが駄目になって、深い眠りから覚めなくなり、唯一気付いていた彼からの電話さえも気付かなくなるほど駄目になってしまって・・・そんな話がすごく現実的で、少し怖いとも思いました。でも終わり方がとてもスキです。短編が2本入っていて、どちらも楽しかったです。
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どの話も「夜」をテーマにしたもので、どれもキレイに夜を表現していた。表現の仕方がいちいちキレイ過ぎてほれぼれです。
06/05/17
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夜に関連した3つのお話で、どのお話も漂っている夜の空気がさみしくて、好ましい。「夜と夜の旅人」に出てくる毬絵の持ち合わせる高貴さと可愛らしさが好きです。
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どのおはなしも劣ってない、素敵です。でもやっぱりよしもとさんはわたしに合わないというのか。うーん、でも好きです結構。
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すごく好きな本。1番目の『白河夜船』が大好き。出てくる岩波さんが好きなの。
たまに敬語を使って話すとこが好き。
夜にまつわる3部作。
寝ることって意外と体力使うんだよなって思える。夢もいろんなの見るし。
だけど、その先に、眠った先に、夢の先に、深い深い、落ちるとこまで眠りに落ちた先に、君は何を見る?何が見える?
考え出すと怖いです。