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紙の本
じっくり味わっておくべき。
2002/12/07 22:15
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:深爪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編、短編、エッセイ、紀行文、翻訳などなど、著者のあまたの仕事の中のささやかな一端なんでしょうが、相変わらず見事なもんです。
まえがきからあとがきまで、とにかくスキがなくてスムーズなんですよね。こうでなくちゃいけないっていう形に自然とすっきり収まっているっていう感じです。
スコットランドやアイルランドでウイスキーの蒸留所を訪ねてまわるなんて、あまりポピュラーな体験じゃないでしょうから、そりゃあ興味を引かれてしまいます。ふだん飲まない人でもたまにゃウイスキー飲みたくなるかも、ってそんなの言うまでもありません。
そしてウイスキーはもとより、そこにかかわる「人」についても、しっかりとイメージが浮かび上がってきます。
著者の長編を味わい深く読むためにも、こうした小品もじっくり味わっておくべきと思います。でも「カフカ」からファンになった人って、たいへんですよねきっと。
ついでながら写真も素敵です。ついでに語るには惜しい種類のものだと思います。
紙の本
読むなら冬!寒いうちが旬です。
2003/02/14 00:11
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:〜花巻温泉〜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹が、『6月といえどひどく寒い』アイラ島とアイルランドを訪れ、2週間かけて愛するシングルモルトウィスキーとアイリッシュウィスキーを堪能し、ウィスキーの故郷のパブや作り手をめぐるエッセイと妻の撮った写真をまとめて本にしたのだ。楽しめない本でないわけがない。
問題は、この本をさらに楽しむ方法…などと思ってしまったのですが。
私はこの文庫本を、旅先の山間のとある町の書店で購入し、海へとむかうバスの中で読みました。今年は少し雪が少な目とは言え、寒さに耐える山の光景、そうしてたどりついたリアス式の海岸。村上春樹が旅したアイラ島の荒涼とした海岸線に思いを馳せるには、一日本国民としては十分なシチュエーションでした。
そのリアス式海岸沿いの小さな町には、シングルモルトを出すバーはありませんでしたが、帰った街で、本書で覚えたシングルモルトをオーダーしたのは言うまでもありません。
本書に酔い、シングルモルトを味わうなら、寒いうちが旬です。
旅のご予定があれば、ぜひポケットに入れて行ってください。
購入したけど、暖かくなってしまっていたら、寒くなるまで待って読んでください。
寒さを待って、熟成させるだけの値打ちは、あると思いますよ。
紙の本
薫るような本です
2023/06/27 15:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイラ島の雰囲気、ウィスキーの味、旅って良いなぁと心から思わせてくれる一冊です。小説並みに彼のエッセイも大好きです。
紙の本
村上春樹とウイスキー
2019/08/20 01:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹とウイスキーのどちらかが好きなら読むべき本。当然ウイスキーについて書いているのだけれども、ウイスキーに関係する樽作りや島の歴史、風土など様々なものにも触れている。
紙の本
下戸だけど楽しめました
2015/06/07 18:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一匹狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分はアルコールは全然飲めないのですが朝ドラマッサンの影響もあって購入。ウィスキーは想像で味わうしかできませんが、まるで自分もパブがどこかでゆったりとくつろいでいるかのような気分になりました。文章を
読み進めていくうちにリラックスしていく、ほろ酔い気分で読めるエッセイでした。読んでいて飲んでいる気分になったのは初めてでした。
エッセイは短くてあっと言う間に読んでしまいましたが、たくさん載っている写真も素晴らしいもので、非常に良い本でした。
紙の本
良いエッセイ
2015/05/03 13:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:そらまめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
モルト好きにはたまらない一冊。