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世界の小澤が26歳のときに書いた本。
ヨーロッパに音楽の勉強をしに出かけて、指揮のコンクールで優勝し、ニューヨークフィルの副指揮者に就任するまでのお話。
文章が軽やかで、読んでいて本当に楽しいです。苦労しなかったはずはないのに、苦労のくの字もそこには見えない。実際、ご本人は何も苦労だとは思わなかったのかも。全編、音楽をやることの喜びにあふれています。
年をとってからの回想録ではなく、まだ若いときについこの前のことを書いたものだからこその、みずみずしさに、読んでいる方もうきうきわくわくできる、幸せな本ですね。
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世界のオザワの自伝的エッセイ。
今夏、アメリカに行く間に読み始めたのですが、
ようやく読み終わりました。
珍しく、時間かかったなぁ。
バーンスタインやらカラヤンやら、
超有名指揮者がバンバン出てくる・・・すごい人です。
さらっと書いてるけど、やっぱりすごい人なんです。
特に、おもしろかったのは、
ドイツ・フランス・アメリカのオーケストラ比較。
国によってやっぱり違うんだなぁ。
実際に指揮する人が書くのだから真実味倍増です。
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小澤征爾さんって、「なんかすごいらしい」
みたいなイメージしかなかったけど、
この本を読んで、その凄さの一端を垣間見ることができました。
音楽に対する純粋な情熱、そして行動力がハンパないです。
一度、音楽を聞いてみるべきだな、やっぱり。
(2009年 1月 1冊目)
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世界のオザワの若かりしころをつづったエッセイ。
船旅で出会った人々、コンクールあらしと思われた日。
まだ東西に分かれていたドイツや、あかるいアメリカ、かちこちな日本の風土が音楽を通して伝わる。
さまざまな巨匠と先生たちに出会った青年オザワの輝かしい第一歩がいきいきとそこにある。
家族への手紙。弟へのプレゼント。歯科医の父。
いそがしくてめまぐるしい、とてもしあわせな指揮者の話。
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世界を又にかける小澤征爾さんの若かりし頃のお話です。
勉強しに行くためにヨーロッパに貨物船に乗って行く話やスクーターでヨーロッパを回ったり、もちろん音楽のコンクールに向けた勉強の話など色々なことが書かれています。
読んですごいと感じたことは、本当にすごい人は普通の人が考えないようなことを発想するんだなぁと感じました。
また、コンクール前の勉強のやヨーロッパに行く途中の貨物船の中での語学の勉強など集中力が本当にすごいんだなと感じました。
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若い頃からすごかったんだなあ、とため息
でも、
それが全然いやったらしくなくつづられている。
ふつうの人がそうそう出来ないことを、
さも当たり前のようにやってのける、さわやかさ。
ほんと運良かったんだよねー、という具合。
彼は根っからのポジティブなんじゃないだろうか。
行動力、フットワークの軽さを持つべきと思わされる。
そして、
彼の家族への手紙がなによりもいい。
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世界の小澤征爾の若かりし頃の旅日記。
軽い論調でつづられているのですが、内容はかなり濃いもの。
自分のやっていることに対して「楽しむ」という気持ちを忘れずに
日々過ごされている様子が描かれています。
偉大なる指揮者というよりは、音楽好きの青年の旅行記という
イメージなので、今の小澤征爾さんのイメージからはだいぶかけ離れていますが
親しみを持てる素敵な一冊だなと思います。
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松本出身で世界で活躍する小沢征爾さんの著書。
ヨーロッパに行くときは貨物船で行ったというところが印象的だった。貨物船は、船員との会話や、行く土地行く土地で2、3週間(多分)の滞在をするからその土地をまわることができたりした。とのこと。そのおかげで英語は充分話せるようになったらしい。また、ヨーロッパで開かれる大会では、世界各地から集まってくる人たちは、国から選ばれてきているからみな自信に満ち溢れているという記述も印象的だった。世界をみること。それが、世界への道を開く。そんなような内容だった気がする。
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小澤征爾さんが26歳の時の自伝。瑞々しい。
60年代に書いてるのにぜんぜん古くない。
私の周りにはクラッシックをやっているプロの人が何人かいて、共演した時のお噂など色々と聞いていたのですが、もっとずっと近しい人のような気がしてきました。
「青春」はいつの時代も似ていいるのかもしれない。才能は誰にも似てないですが
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何回読んだか分からない。
この本から何を受け取ることができるだろうか・・・勇気か、優しさか、行動力か、決断力か、楽観主義か、努力か、それぞれがそれぞれの受け止め方をすると思う。いやー、たまらんたまらん。
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世界的指揮者、小澤征爾さんが26歳の時に執筆した自伝。
家族にあてた手紙や、写真を交えた読みやすいエッセイ。
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著者の留学?時代のお話。
古き良き時代ってあるのだと実感した。
今では有名な指揮者だって、こんな時代があって、陰には努力があって。
今は亡き、著名な指揮者のプライベートな顔まで知ることができて、面白かった。
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筆者が自分と同じくらいの年齢の時に書かれた自伝。
とてもつまった、充実した日々で、
自分からは現実離れしているように感じる内容だったけど、
同じ年齢なのに…と気後れするというよりは、とても魅力的。素敵。
ヨーロッパの情景が目に浮かんでくるよう。
とってもやわらかなハッピーな物腰で書かれていた印象です。
指揮者とは、音楽とは、などなど、
オーケストラについてはのだめのマンガとドラマを見た程度の、
教養のない自分には新しい世界でとても面白かった。
小澤征爾さんについては、世界的にすごい人程度にしか存じないのですが、
何かの機会に彼が指揮するオーケストラを聴いてみたいと思いました。
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日本を代表する指揮者の小澤 征爾氏が、当時注目を集め始めた20代に書いた手記。
まだ無名の小澤氏が何も頼りのないまま単身ヨーロッパの音楽に挑戦するところから始まる。
若い頃に挑戦することの重要性を教えてくれる。
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出版社/著者からの内容紹介
40年前に「世界のオザワ」と言わしめた中田よりもイチローよりもスゴイ挑戦。
「外国の音楽をやるためには、その音楽の生まれた土地、そこに住んでいる人間をじかに知りたい」という著者が、スクーターでヨーロッパ一人旅に向かったのは24歳の時だった……。ブザンソン国際指揮者コンクール入賞から、カラヤン、バーンスタインに認められてニューヨーク・フィル副指揮者に就任するまでを、ユーモアたっぷりに語った「世界のオザワ」の自伝的エッセイ。
先日この文庫本をみつけ買い一気に読んだ。
小沢征爾のヨーロッパでの修行時代の本だ。もうわたしは完璧にのだめに感化されている。
この本の中に書かれているバーンスタインがミルヒーにしか見えない(^^;)
ニューヨークフィルの副指揮者時代のバーンスタインなんてミルヒー以外誰?と思ってしまう。
佐渡裕の本も探したいと思っているわたし。彼もバーンスタインのお弟子さんだしね。
顔まで似て見える(^-^)
いつまでのだめに感化されて行くのだろう?
心のこもったメサイアに巡り合えたことがかれの音楽観の中に息づいているような気がします。。。