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マークス→照柿→LJの順なのに、たまたま家にあったLJから読んでしまったうっかりものです。このシリーズは好きすぎて何もいえない。今度ハードカバー版読む予定。ただマークスはホリケンだと思います。
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改稿の女王、高村薫。
あえて文庫本を紹介したのは、やはり一番最新のモノこそ高村薫の一番最新だとおもうから。
個人的にはハードカバーがオススメ!
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犯人は誰か分かってるから、合田刑事を追いかけてる感じ。でもまだ分からない部分も多く、張られている伏線を自分で探ってるような気分。
なかなか読みにくいし、核心へと辿り着くまでに時間がかかる本。でも、それさえクリアすれば、読み応えは十二分。
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文庫版はかなり大掛かりな修正が施されている。その分主人公の思考がわかりやすくなっているかも。個性的な登場人物たちも楽しませてくれる。
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精神に暗い山を抱える殺人者マークス。16年前の南アルプスに端を発する連続殺人。16年前の南アルプスに何があったのか?連続殺人の関連性は?
高村作品ではお馴染みの刑事、合田雄一郎が姿無き殺人犯を追う。第109回直木賞受賞作。
沢山の登場人物の人生が断片的に描かれながら、全ての人の人生がマークスという大きな渦に巻き込まれて行く。
警察組織内部のリアリティ溢れる描写と特異なマークスというキャラクターの描写が圧巻。決して推理小説ではありません。
とにかく長い、重い、読みにくい小説なので覚悟して挑む必用あり。
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文庫化に際しての大幅な加筆修正が施されているため、文庫派、単行本派に分かれるところ。基本的に文庫の方が、あっさり気味になるため(あくまで高村薫比)、単行本派が多いようだ。最初は文庫から入るといいのではないか、と私的には思う。
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久々に再読。やっぱり私は元の単行本の方がよかったような気がしてなりません……犯人が判明するまでの道筋をたどるというより、まず犯人ありき、そこに引き寄せられているような論理の危うさが感じられてならないので……前の方が自然だった気がします。「照柿」も例によって前面改稿だそうですが……もう読まないかも(苦笑)
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上だけになっているけど上下通した感想。
小説で、こころを表現する為の手段は、ただ単に叙情的に、もしくは陳腐な言い方をすれば、詩的に綴るだけではないという事。
うれしいかなしいさみしい、それを何かの比喩で表現する事もできれば、このマークスの山のように、圧倒的な密度と展開で読者を引きずり込む事も出来るのだと、そう思った。
読み終わった時に出来る事といえばただただ圧倒されて、呆然と、今自分の越えた山に思いを馳せるだけである。
高村薫って、一体どんな女性なのだろう。
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すごいボリュームの警察小説。
犯人は痛々しくて、凶悪だけど、憎めない。
山の描写はとても美しい。
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第109回直木賞受賞作品。殺人者マークスと、彼を追う警視庁捜査第一課七係の合田雄一郎刑事。合田刑事に惚れました(〃▽〃)警察組織の細かい描写や登場人物の心の動きなど、グイグイ引き込まれて一気に読んだ。
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なんと言うか重たい印象。
内容や、文章なのか?
あんまり進みもよくない、重たい印象。
正直一度やめてしまった。
だがなぜかもう一度トライ。
不思議と読みたくなる。
また諦めようかとも思ったが・・・。
ぎりぎり下巻へつながった。
視点が変わりながら物語が進んでいく、
二人称的な話。
最初のほうから展開がさらさらっと変わっていく。
逆に自分はここが捕えにくかった。
映画にしたらすごいおもしろそう。
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高村薫作品の中で、最も存在意義が分かりやすい――警察小説・山岳小説としての側面――を前面に押し出した結果、エンタテインメントとして非常に面白い作品となった例。直木賞受賞作品であることからもその辺りの作風であることが窺える。
合田雄一郎シリーズの中でも一番読みやすく、また、面白い。風呂場でズック靴を洗いたくなる、それほどまでに心理描写が読者に伝わってくる傑作。
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2007/03/31 sat
知人の置き土産。初めて高村薫を読みました。
直木賞受賞作品なんですね。
ミステリー小説です。
登山+警察って感じのお話。
一家無理心中、アルプスでの撲殺事件、
さらには東京で起きた2つの殺人事件。
全てが繋がっているのだろうけど、
上巻ではまだまだわからない。
最初の方の事件も鍵となっているのはわかるんだけど、
全貌はどんななのか、早く下巻が読みたいっ!!!
本を開いた瞬間、まず文字の多さに驚きました。
でもって、最初は飛び飛びになる文章構成に慣れなかったけれど、
それも慣れると面白くて、楽しく読みました。
文章自体は、修飾が多いかなぁとも最初は思ったけど、
全然しつこくないし、わかりやすい。
比喩表現も、読み進めていくうちに楽しめるようになりました。
ちなみに、刑事同士の摩擦とか探り合いとかが生々しく感じて、
読み進めながら、
知り合いの捜査員たちと照らし合わせてしまったのでした(笑)
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初・高村女王読破。忙しいのもあったが、読むのに時間がかかってしまった…。加納検事が出てくるたびにドキドキしたが、最終的に水沢が何だかんだで好きになった。次は照柿か…。いや、先に李歐ですかね。
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高村薫三冊目。やはりこの方の書く作品は溢れ出るパワーに圧倒されます。今回はがっちり本格警察小説。合田さんより吾妻ペコ派です私は。この方の渋さに胸がやられました。彼女の描く人物は本当に、生きているとよく感じさせられます。ちゃんと生きて、動いて、人一人分の人生を抱えてこの世に存在しているのだと、思い知らされ、また圧倒されるのです。