風雲児たち 幕末編(3) みんなのレビュー
- みなもと太郎 (著)
- 税込価格:576円(5pt)
- 出版社:リイド社
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黒船来航!!
2017/10/21 23:11
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
2007年再読。『ワイド版』を制覇したら、やはり『幕末編』というわけで、第3巻。
第3巻は何と言っても黒船来航がクライマックスと言えるでしょう。ただし、ペリー率いるアメリカの艦隊は突然浦賀沖に現われたわけではなく、ヨーロッパを通じて予告されていたことだったらしいし、アメリカだけが突然現われたわけではなく、ロシアも同様に日本を目指してきていた、なんてことは学校の授業では教わらなかったように思う。
そして、結果的には何もできなかったに等しかったようだけれど、日本の側もただ手をこまねいて外国船が訪れるのを待っていたわけではなく、特に時の老中・阿部正弘は何とか手を打とうとしていたのだ、ということもこれを読んで初めて知ったように思う。
そして、そして、阿部正弘が何とか外国船の訪れることへの対策を取ろうとした時に頼らざるを得なかったのが外様と呼ばれた薩摩、宇和島、筑前、佐賀の藩主たちであり、すでに見る影もなくなっていた尚歯会に連なる人たちであったということもわかり、ここでもまた『ワイド版』と繋がってくるのだ。
こうした阿部正弘を中心とした話の合間を縫うように、吉田松陰や坂本龍馬、佐久間象山らのエピソードが描かれており、非常に充実した1冊となっているように思う。
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