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紙の本
ぱんだ
2021/09/13 09:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭の問題について、考え方のヒントが得られた。私は娘だが、父親の立場からの家族の見え方について、知ることができた。
紙の本
普通の家庭におこる取り返しのつかない事態を乗り越える力を与えてくれる!
2016/04/09 10:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、直木賞受賞作です。やはり名誉ある賞に輝いただけあって素晴らしい作品です。本書も重松清氏の十八番である「普通の家庭」がテーマになっていますが、そこでは様々な問題が起こります。しかし、それらはすべてどこの家庭でも起こる可能性をもった「普通の事件」といってもいいかもしれせん。でも、取り返しのつかない状況に追い込まれたとき、一体、どうしたらよいのか。本書は、こららの問題を解決しようとしているのでなく、あくまでもその事態は解決できないものの、それをどう乗り切るかという点に焦点が当てられている点が、本書の大きな特徴だと思います。中年に差し掛かり、社会で、家庭で様々な問題や課題を抱えておられる「おとうさん」にぜひとも読んでいただきたい一冊です。
紙の本
涙無しでは読めません
2016/01/20 12:06
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投稿者:ど - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲しいことや辛いことも多いけど、この本を読んだら「自分もがんばろう」って思える本です。1つ1つの話しが心に染み涙涙です。
紙の本
『家族』ってなんだろう。
2008/10/15 23:44
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サムシングブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る
重松清著『その日のまえに』を読んで、彼の原点に触れてみたくなりました。そして『ビタミンF』を読みました。30代後半からの40代の父親の視点で家族のこと、夫婦のこと、子どものこと、親のこと、人生のことを描いた7つの短篇小説です。読書の楽しみの一つに日常の生活をかけ離れて憧憬の世界を体験できる楽しみがあります。しかし今回はそうはいきませんでした。身につまされるというか、私が子どもだった頃、おとなになった頃、結婚をして家族をもった頃のことが思い浮かびます。
『かさぶたまぶた』のなかで『若いってのはいいな、とも。おとなは「キレる」わけにはいかない。おとなは「折れる」だ。ポキン、ポキン、と折れてしまう』(298頁)身につまされました。折れる相手は、愛する子ども以外にありえません。そして子どもがおとなになったことを認めるときに折れるのです。
『母帰る』のなかで『家庭っていうのは、みんながそこから出ていきたい場所なんだよ。俺はそう思う。みんなが帰りたい場所なんじゃない。逆だよ。どこの家でも、家族のみんな、大なり小なりそこから出ていきたがってるんだ。幸せとか、そういうの関係なくな』(343頁)さらに身につまされました。家族ってなんだろう。『ビタミンF』は皆さんの心にまるで池に小石を投げたように波紋が広がっていくお話です。