投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
途中の陰陽師に関する説明、源雅博の紹介が若干鬱陶しかったが、物語自体は面白かったです。
人間とは何か、という事を考えさせられます。水を使った説明はすごくわかりやすく、自分について考えてしまいました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
陰陽師シリーズ初の長編
以前掲載された短編『鉄輪』を長編にしたもの
『鉄輪』より姫や博雅の心の動きが詳しくかかれているのでこっちの方が悲しく辛く感じた
博雅は本当にいい漢だなぁと改めて実感
そして晴明の優しさと博雅との友情も素晴らしかった
鬼になろうとも味方でいると言い切ってくれる人に一生のうちに出会えるなんて幸せなことだ
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
L 陰陽師
哀しい話。生々しくもある。
あれ?どっかに似たような表現、話があったような?って思ったらそういうことかと他のレビューを読んでわかった。短編のときよりも描写が過激であるぶん重々しいね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
十二年前の月の夜、源博雅に芍薬の枝を差しだし去って行った謎の姫…安倍晴明は人の心にすまう鬼をいかにおさめるのか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ううーん、前置きが長い!^^;
しかも短編ですでに似たような物語を読んでいるので新鮮味がありませんでした。
あの短編で十分だったかな…
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
映画化された話の原作か。
当然ながら原作の方が哀れが深い。
人は鬼になるときは、鬼にしかなれぬのだ。
因果応報、カルマというものか。哀れ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
『陰陽師 付喪神ノ巻』にある、「鉄輪」を長編化したもの。
前半部分は、安倍晴明や源博雅についての説明が、
以前短編の方で語られたことのある内容と重複して書かれている。
短編を読んだあとにこの長編を読むと、
重複するところがあって退屈ですが、新聞連載だったそうなので、
初めての読者への紹介の意味があったようです。
普段は晴明や博雅が、
第三者として出来事に関わっていくお話が多かったと思いますが、
これは特に博雅自身が物語に深く関わっていることもあって、
一層しみじみとした心持ちになりました。
映画の『陰陽師』は、この長編をベースにしているのかな?
と思いますが、それならこの物語を忠実に映画化した方が、
面白いものになったのではないかと思います。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
陰陽師、 ひろまさの歴史もよくわかり 初心者には 読みやすい。登場人物の歴史について詳しく書いてあるのでその人柄を思いだきながら読むことができる。映画 陰陽師の原作。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
陰陽師シリーズ4作目にして初の長編となった『生成り姫』
シリーズを読んでいなくても、あらためて陰陽師(おんみょうじ)というものや安倍晴明(あべのせいめい)、源博雅(みなもとのひろまさ)について、章を割いて解説してあるので、この巻のみ読んでもイケる。(※ただ、やはり要約なので一巻から読むことをおすすめする)
やはり夢枕獏の陰陽師の、なんともいえない雅(みやび)な世界、そして鬼と人とが共存する平安の怪しい闇の世界が美しい。
今回キーとなっているのが、本性(本然:ほんねん)。
再三に、こう語られている『雨も水、池も水。雨が続けば梅雨と言われ、地に溜まれば池と呼ばれ、その在り方で名づけられ方はそのおりおりに変わりますが、変わらないのは水の本然』『水の本然は、ただ水でばかりであり、それを善であるとか 悪であるとか言うのは、人の側にその善も悪もあるからなのだよ。』
鬼も人も同じ。そして、哀しいもの。
源博雅の深く純な愛も描いた最高の物語になっていて、終盤は涙なくして読めない。
----------------
【内容(「BOOK」データベースより)】
十二年前、月の明るい晩。堀川の橋のたもとに立ち、笛を吹く源博雅と一人の姫。すべては二人の出会いから始まった。淡い恋に思い悩む友を静かに見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれてしまった。はたして二人は姫を助けられるのか? 急げ博雅! 姫が危ない。シリーズ初の長篇、遂に登場。
———————
【目次】
序ノ巻 安倍晴明
巻ノ一 源博雅
巻ノニ 相撲節会
巻ノ三 鬼の笛
巻ノ四 丑の刻参り
巻ノ五 鉄輪
巻ノ六 生成り姫
あとがき
----------------
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一度読んだことある?と思っていたら、短編のストーリーを長編化したものでした。短編でも悲しい話でよかったのですが、もやっとしてたことがクリアになったかんじ。どちらが好みかは人それぞれ。私は短編のままで思い描くのもいいと思います。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
正直言うとガッカリ。
すでに短編として発表された短編の生成と物語の主人公である安倍晴明、源博雅のやっぱり読んだことのある紹介文でページを稼いだような長編作品でした。
既刊のまとめが大半って長編としてどうなのよ。とツッコみたくなる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
陰陽師シリーズ。長編。
シリーズ発刊以来、初の長編ということですが、すでに既刊の短編集で収録されている話を一つの長編に組み込んで纏めたものであったらしい。シリーズ最初から読み進めている者からすると、すでに読んだような話ばかり。ただ、完全コピーというわけではなく、同じ話を違う方向から描かれていたりで、あらためて晴明と博雅という人物を確認できる意味では良かったのかな。
この作品の話の中心は言わずもがな、「付喪神ノ巻」の「鉄輪」。短編作でも十分に切なさは伝わっていたけれど、長編となって更に迫るものを感じることが出来た。とにかく、、、博雅が本当にイイ漢、、、。それに尽きます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
初の長編となっていたのでどんなはしかと思ったら、前回の鉄輪の話をベースとした短編の連作みたいな感じだった。
切なくて悲しい話。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
短編の「鉄輪」がベースのお話し。
全体的には面白かったけど、短編でざっとした流れを知っているから最初の方は流し読み。
後半は引き込まれて読みました。
長編は博雅と晴明のやり取りがじっくり楽しめるのもひとつの良さかなと。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
文庫版ではシリーズ第5弾となります。今回はシリーズ初の長編です。
博雅は、かつて彼の吹く笛の音を聞いて彼のもとにやってきてた姫と、十二年ぶりに再会することになります。彼女は、博雅に助けを求めますが、博雅には彼女の真意が理解できません。
一方晴明は、藤原斉時と彼が懇意にしている女性に対して、何者かが呪詛をおこなっていることを知ります。やがてそれが、博雅の前に姿を見せた姫だったことが明らかになりますが、嫉妬のために鬼になろうとする姫を、博雅は止めることができません。
博雅が姫に呼びかける最後の会話は、現代を舞台にした小説ではくどいと感じてしまうところを、時代がかったセリフまわしのためか歌舞伎のようなリズムが感じられて、けっしてくどいとは感じませんでした。謡曲の「鉄輪」をもとにしたストーリーとのことですが、どこかに通じるものがあるのかもしれません。