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しんと静まり返った本の中の空気がこちらまで漂ってくる感じがした。整然と並んだもの、単調な日々になにか事件や事故を求める感覚、不協和音が恋しくなる感覚に気づかせてくれる。
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大好き!
特に『器楽的幻覚』『Kの昇天』『檸檬』『雪後』の癒し効果が高いんですvv
色彩とか音とか空気の温度とかがとても鮮やかに表現されてる文体だと思います。
高校の時からの一目惚れで、ことあるごとに読み返します。
いずれちくま版も欲しいのですが、ね値段が・・・つд`)
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五、六つ短編を読み終わった辺りで、自分の気持ちが梶井に追いついてゆく。
今回特に気に入ったのは、「桜の樹の下には」のおぞましい恍惚感と「冬の蠅」の胸がしめつけられるみたいな絶望。
でもどの短編の中にも澄み切った何かが内包されている。やばい、はまりそう。
今度読んだらもっと好きになりそう。
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有名な「檸檬」のほか、短編がたくさん入っています。
芸術的だと思います。文章がとても粋。おしゃれ、とも思う。
何度も何度も本棚から取り出して読み返してしまう一冊。
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「檸檬」は鮮やかな幻想の描写に驚く。てか、どうでもいいけど、全体的に「然し」という語が沢山出てくる。
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梶井基次郎の檸檬。
文字の中から色と匂いが届く言葉のセンスがとても素晴らしくて、
本の上に檸檬という爆弾を置きたくなる一冊ですのでお勧めです。
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表題作「檸檬」は、文章からその香りがするような描写ですごく印象的。
短編集なので、適当に選びながら読みました。
「桜の樹の下には」なんかも好き。
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初めて読んだのはたしか中学生のとき。
その時、梶尾基次郎は美男子だと勝手に思い込んでいた。そう思うしかない文章だと…
大好きなホンです。
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青空文庫にてこの話だけ読む。昔、読んだような気がするが記憶に無かった。
・肺の病気のため今まで関心のあった骨董品や本に関心がなくなり、もやもやしている。
・偶然、見つけたカリフォルニア産の檸檬に惹かれ手にするとその冷たさ、感触から癒される。
・丸善に行くが、また不安な気持ちがよぎったが、檸檬を爆弾に見立てておきざりにし、非常に晴れ渡った気持ちに戻る。
檸檬の色彩が周囲のくすんだ情景から浮き上がって見える。詩的な文章。想像力をかきたてる。
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新潮文庫の二冊目がほしかったんだな。(笑) ざらっと棚を見て、久しぶりに「檸檬」が読みたくなったので購入。
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難しすぎてよくわからない部分も多いながら、惹かれてやまない作家さんです
この本に収録されている「Kの昇天」、という話がものすごーーーく好きなのです
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正直、表題作は「はーーふーーん」ぐらいにしか思わんかったのやけど、
「城のある町にて」や「雪後」、が、いいね!!
じわんとくる。
何がどうなんっていう話じゃなくって、
そこに、ある、空気。
それ、それがたまらなく、いいね!!
基次郎ああ見えてロマンチストやね
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いや、これじゃなくて講談社のやつを読んだんだけど、古すぎたのかデータベースになかった……
梶井の面白さは一編読んだときよりも、二三編と続けて読んだときに改めてこみ上げてくる。
根底に流れているものに触れた後に読む『桜の樹の下には』の凄まじさ!
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表題作「檸檬」と「桜の樹の下には」はすごく好みの話でした。
でも他の作品は少し苦手で……若き鬼才って本当だったんだなあ、と身震いする思いです。
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丸善に行くと檸檬を思い出し、檸檬の背表紙を
見ると丸善を思い出す。
ほとんどパブロフの犬ですな。