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読みやすい自然と体の中に受け入れられる文章がとても好き。内容にとても共感できる部分が多くて色々と考えた。
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やっぱり読みやすいし、すらすらと読める。なんかぐさっと?っとくる感じが。
(2005.3.27読了)
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予備校講師との深い森のような恋いの記憶に囚われ抜け出せない主人公。親友の温かいあたたかい家族とのかかわりによって、森からの出口へ歩き始める。
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作者のあとがきを見て思ったけど、ポルノの「音のない森」とちょっと似てる:)
この人の作品って年上が好きだなーって思うよ。そして主人公があんまり好きになれない。笑。キクちゃんはすごく好き!1番好きなのは夏生くんだけどね;D
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登場人物が優しい。優しくて泣けてしまう。
会話の感じとか、優しさ加減とか、よしもとばななを思いだす文体。
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この作者の文章の書き方は好みです。よく言われる瑞々しいって表現がぴったり。雪夫さんみたいな優しい話し方をする男性もツボですね。残念ながら今ひとつ物足りなさを感じる読後感でしたが、総合的には面白かったです。
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年上の人との恋愛とそしてそれについてくる孤独や不安。一人でいるということ。友達と一緒にいること。自分がいまここにいること。いろんなことが交差して絡んでいて、考えてしまう。失恋明けの夏のお話。個人的に、高校生と40過ぎの人との恋に実感が沸かないけれど、でもきっと人間って年とか見た目とか関係なく、惹かれるもの同士は強く引っ張られちゃうものなのだろう。そして、そんな恋を最初にしてしまうとそこからゼロに戻るまでとても時間がかかる。ゆっくり生きていけばいい。
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かつての人との関わりを、終わったはずなのにいつまでも心に留めてしまう人は、ぜひこの作品を読んでみてください。「森」に象徴されるメッセージなどから何かが変わるかもしれません。第130回芥川賞候補作。
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本を開いてまず感じたことは、「字ぃでっか!!!」ということでした(笑)本自体も薄いですし。
『ナラタージュ』と一緒に図書館で借。内容が少し似てたかな。
ここで書いた話で書き足りないというか、とどまれなかったものを『ナラタージュ』で吐き出したという印象を受けました。ただこちらのほうが話自体はさわやかだと思います。きっと雪生さんと夏生くんのせい。この二人の雰囲気が好きになりました。
主人公の女の子は昔好き合っていた塾の先生のことが忘れられず、新しい恋には踏み出せずにいます。おまけに心に抱えた傷があり、そのことで家族とも少しすれ違ってしまっています。
大学の夏休み期間、帰省する友人のアパートを借りることができた主人公が、高校の同級生だった女友達・キクちゃんと、その家族(兄・雪生、弟・夏生、父)と接していくことで、少しずつ、自分の中の心の森から歩き出していくお話です。
恋が終わって、そこから再びスタートラインにたつまでが描かれているお話。
なんとなく『あれ?ここで終わっちゃうの?』という、ちょっとした消化不良を起こしちゃいそうな感じでした。もうちょっと書いてほしかったなぁ。終わり方は別にあれでも良いんですけど、もうちょっと書き込んでほしかった。すごくあっさりと、上辺を撫でたような小説だなぁと思いました。
島本さんの本は、中高生の女の子がすごく共感できるんじゃないかな。そのくらい年齢の子達に、読書の入り口として読んでもらいたい作家さんだとおもいます。
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友だちの部屋を借り、期間限定の一人暮らしを始めたわたし。「誰かを愛するということは、その相手を救いたいと思うこと。その相手の手を掴むか離すかのわずかの差、それが恋愛の残酷なところである。」所々に心をぐっと掴むフレーズがある。それが島本さんの最大の魅力です◎
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先にナラタージュを読んだので、どうもそれとだぶってしまって単体として読めなかった。序章、と思えばいいのだろうか?作者の恋愛観を見せられたような…主人公が作者自身であるように感じてしまった。でも周りの友達やその家族のキャラクターには好感を持った。
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作者曰く、「恋愛のイメージがもっとも強く反映された作品」であるらしい。
近頃、ほとんど恋愛モードに入れないが、こんなときこそ穏やかなココロを手に入れておきたい。
目からウロコだった部分。
“あきらめが悪かったり不毛な関係だったり、そんな恋愛小説や映画を見ると自分には関係ないと笑っていた。理解できないのは経験がないせいではなく、自分はそんな状態に陥る人間ではないと信じていた。”
いろんな風に読み取れそう。
自分には関係ないと思っていたことに、運悪く関わってしまえば恐怖だろう。
経験のせいにできれば、どれだけ楽だろう。
読んでいるとしんどいのに、とてもサワサワした(サワサワが一番しっくりくる)文章で、読後は澄み渡った☆
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恋愛小説なのかな…
私こういう空気って言うか雰囲気って言うか大好きです。前向き気味なラストだと思うんですが、私はなんだか寂しさも感じたりしていて。うーん。説明が難しい。もう一回読もう。借り物。
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主人公が、学習塾の講師への思いをどうしたいのかはっきりしない物語である。思いを断ち切るために、色々な男と付き合い妊娠・中絶。その後も、すっきりしないまま、だらだら過ごしてしまう主人公。あとがきに、恋愛小説ではないと作者自身書いていますが、消化不良小説である。
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恋愛小説のようで作者は恋愛小説ではないと言っているし、問題は何ひとつ解決しまいまま終ってしまうので何か中途半端な感じがします。でも文章は結構好きで言葉がすんなり入ってくる分でした。