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梨木香歩はどうしてここまで、誰もが持つ闇を的確に、完璧に、ストーリーにして昇華して表現することができるのかと思う。私はこの人のこういう所が好きだ。
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これは好き嫌いがわかれるでしょうねえ。私は「もう一歩」が欲しかった。全体的に、いつもの梨木さんテイストが出きっていない印象でもったいないというか。
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寝たきりのおばあちゃんと孫のお話。熱帯魚の水槽のモーター音を聞くとおばあちゃんの記憶が・・・!
これは面白いです。読むべし。
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おばあちゃーん。この人のおばあちゃんが出てくる話は凄く好きです。
最後のモーター音が止まって、って所はもう、泣けました。
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おばあちゃんとわたし、という年代を隔てた二つの時代が章ごとに交互に物語られている。
人の中に住まう悪魔と天使。おそらく誰の心にもいるであろう悪魔と天使。悪魔の心になってしまった自分を哀しみ卑しみ恥じ後悔しつづけていたのだろうおばあちゃん、いえ、さわちゃん。
孫であるこうちゃんは そんなこととは知らずにさわちゃんの心を 最後の最後に救ったのだろうか。
悪魔の心を持つことを 恥じる心を持つことがすなわち天使の心を持つことの証しでもあるということを さわちゃんもこうちゃんも わかっているだろうか。
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切ない気持ちが胸を打つ。コウコとさわちゃん(おばあちゃん)の話が一章ずつ、入れ替わって展開されていく。
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寝たきりのおばあちゃんと孫娘の話し。
「赦す」ことができる人は強い。そして「赦し」を人は求めている。
救いを求めるだけでは、救いは訪れない。誰もが抱えている心の闇と光。そこからすすむための静かで確かな確認作業。
読み終わってもひたひたと心に残る作品でした。
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なんといっても、おばあちゃんを書かせたら日本一だと思う。かならず死んでしまうのだけど、はらはらないてしまう。浄化される気分。
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すれ違いが切ない。とっても切ない。でも、登場人物みんなが誰かを大切に思っていて、何処か心安らぐものがありました。
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梨木さんの作品の中では一番好き。
主人公とおばあさんの話がリンクしてて、読みながら声を上げそうになった。
最後は泣きそうで、どきどきして、何度も読み返した。
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人間の心の黒い部分。みたくないけれど、ちゃんと向き合い、消化することで成長し安らぎを得ることができる。天使は悪魔にもなりえるが悪魔も天使になりえるのだと気付かされた。
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きっとどんな人でも天使のままで一生を終える事はできない。
それでも、それだからこそ生きてゆかなければならないのかもしれない。
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おばあちゃんとおばあちゃんを介護するわたしの思い出がリンクする。天使の名前をもつ悪魔のさかな。引き出し。高校図書館(03/初冬)
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読み始めるまでは、あまり気が進まなかったのだけれど。
交互に進んでいく展開に、自然とページを捲っていた。
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ユウコとおばあちゃん。二人は熱帯魚の水槽を通じて、年月も越した心の交流をすることになります。
自分達、人間の生きる世界と熱帯魚の世界―水槽。
最後は泣きました...ハードには詩が載っているそうなので、ぜひハードで読みたいと思っています。