紙の本
まったりと
2022/01/23 09:33
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投稿者:からさま - この投稿者のレビュー一覧を見る
世話しなく過ぎて行く日常。最近は感染症対策で不安や心配が絶えない。そんな中、植物との対話が癒しにつながる。ベランダですら植物を育てられない私が、この本の中で、その世界に浸ることができる。
紙の本
ボタニカルライフ
2015/09/29 21:38
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投稿者:marko60 - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKベランダーの原作本。時系列で読むとその季節感がまた強く感じられる。今まで正統派のガーデニングピープルとは異質の都会のベランダーの気持ちをよく表しており共感するところが多い。都会が好きなんだからベランダしかない、ベランダで育てたい。そんなベランダーのバイブルです。
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「表現なんてしゃらくせぇ」と言いつつ、くだくだ理屈をこねて文章をものさずにはいられぬ「いとうせいこう」という男。
なんかイタい。でもそんなところがいとおしくもある。
ま、そんなことはさておき、めちゃくちゃ笑えるエッセイだ。
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狭いベランダに鉢植えを置いてしまう私たちに「ベランダー」という素晴らしい名前を授けてくれたいとうせいこう。スーパーで売ってるのはアボカドの果肉ではなく種なのだという真実を暴き、水草にはめられて魚人間にされ、シクラメンの魅力を「どぜう」と語る。電車で読んでいても笑うのをこらえきれないですっかり怪しい人になってしまった。そして改めてベランダの鉢植えを愛しく思うのでした。
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ちいさなしあわせがもりだくさん!
ちいさなことに期待して、裏切られて、振り回されて。それでもやつらを愛し続けるせいこう氏のけなげさに惚れました!!
人生を楽しむコツってこういうところにあるんだと思う。そしてなにげに深い!!
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植物を育てる−そんな生活に生と死の循環をみいだしたりして。
すごく哲学的な本だと思います。
私はなんだか泣けるのよね、この本。
いや、基本的には気楽に読めるエッセイです。植物好きならなおさら!
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植物がダメになる。それでも植物を育てずにはいられない。庭が無いならベランダで。そうやって逞しく植物と暮らし、枯らしても枯らしても続けていくことの可笑しくも勇気のある生き生き生活エッセイ。
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面白いエッセイ!
植物を育てたくなる、でも失敗するのも美学、と思わせてくれた。
植物が植物以上の存在感があり、ペットへの愛とも違う、まるで”家族”。
今回読んだのは2回目だが、育てながらまたもう一度読みたいと思った。
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いとうせいこうさんが自宅のベランダという限られた空間・環境で繰り広げる鉢植え祭り。元々はweb上に好きで書き始めたというベランダー(ガーデナーではない)日記が発端となったエッセイ。土とおひさまと水、少しの肥料と愛情だけで、茶色の根っこと緑の茎や葉から、赤白桃色などの華やかないろとりどりの花を咲かせ、冬の間枯れているとしか見えない姿でいるのに春になると突如として青々しく芽吹く植物の不思議におののきながら、おののく己を見つめ冷静に観察していてとても面白かったです。もとは鉢植えが欲しかっただけなのにいつの間にか金魚やらメダカやら、さらにヤゴまで育てることになる様は、まるで巻き込まれミステリかのような様相を呈しています。とても面白かったです。
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一番手に入りやすいんじゃないか、と思われる、いとうせいこうの本。
ベランディングという言葉を生み出した、植物を無鉄砲に愛する男の植物との濃厚な日々。
いや、これ、かなり面白いので、植物に興味が無い人でもどうぞ。
描写の面白さは最高だと思う。
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庭を持たない「ベランダー」としての変な矜持と、植物へのやや屈折した拘り。
愛している割には枯らしてしまったり、腐らせてしまったりするのだけれど、性懲りもなくまた増やす。
それだけの内容なのに、独特のユーモアと観察力、表現力でもって惹きつける。
なんとも面白い。
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私はこの1年前ほどから、いとうせいこう氏のブログを読み出し、
とうとう彼の園芸の雑誌を買って、更には文化放送でやっているラジオ番組
グリーンフェスタのpod castを聞き、ついには本まで買ってしまったのです。
彼のベランディングはダイナミックで、都会に住みながらも、
いや住んでいるからこその園芸をし、きっとガーデーナーから言わせれば、
完璧な育て方じゃないのかもしれないけれど、
植物たちを余すところなく愛し、
一喜一憂し、
与える側でありながら、与えられる側でもあり、
植物によりそい、
近所に住んでいる世話やきのおじさんのごとく、
大切なことを教わりながら生きている。
私も彼のおかげでモチベーションがあがり、
植物を育てる素晴らしさを思い出し、
再び熱心に植物を育て始めた。
完璧でないくていいのだ。
自分なりに愛し、試行錯誤し、適度に手をいれ、
観察し、一喜一憂し、今日も与える側と勘違いしながら
植物を先生にして、私も寄り添い生活し、生きをしようと思う。
彼らのおかげで、毎日が違うことが鮮明になる。
あの緑の芽を見た時の涙を流してしまいそうな感動は
忘れてはならない。
種から芽が出る。
それは母親の腹から出る赤子のごとく、
神秘的で現実的ですごいことなのだ。
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いとうせいこうさんの
淡々としながら情熱溢れる文章が好きです。
時に真面目に時に不真面目に植物と向き合う、
せいこうさんのベランダー生活日記。
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やっぱりというか「園芸家12ヶ月」を読んでたんですね。
チャペックのゴーストが見えるはずだw
発表形式の違いからか、
先に読んだ「自己流園芸ベランダ派」よりのびのびと書いているように感じました。
その分こっちのほうが深い。
鉢が一個増えたばかりに鉢の大移動をするはめになったり
余った土に切花を挿して、豪華寄植えのつもりになりながら
根っこがつかないかなあとちょっと期待してみたり、
植物への愛と笑い満載。
イトトンボのヤゴロクからはそこへ持ってくるんだーとびっくりした。
(09.08.06)
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図書館(09.08.01)
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僅か3章目にして、これは通勤の道々では読めないと悟りました。
何とか声に出して笑うことを堪えられても、ニヤっとした口元は堪え切れません。面白い。思わず何か植物を育てたくなる。