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日本の金貸し業について外観がつかめる本。とても面白かった。
金貸しの始まりが奈良時代のお坊さんだということも知らなかったし、米とお金の関係、江戸時代から今と同じようにシンジケート組んでお金を貸すようなことが行われていたことも知らなかった。
今も昔もやってることはあんまり変わらないんだなーとあらためて感じた本だった。
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[ 内容 ]
貨幣の誕生以来、人の歴史は「金貸しと借金」にずっと振り回されてきた。
日本最古の銭で賭博にはまった天武天皇、政府自らが金貸しをしていた律令時代、貨幣が行き届いて徳政令に揺れた鎌倉期、大名から百姓まで借金で縛り太平の世を築いた江戸幕府、明治の文明開化も高利貸しのおかげ…。
いつの世でも疎まれながら、しかし決してなくなることのない存在、「金貸し」。
全く異質な観点から日本史を読み直す。
[ 目次 ]
第1章 律令期―国家の「米貸し」から寺院の「銭貸し」へ
第2章 鎌倉・室町期―銀行のはしり「合銭」
第3章 江戸前期―太平の世に両替屋誕生
第4章 江戸後期―高利貸し百花繚乱の時代
第5章 幕末―西洋における金貸しのルール
第6章 明治以降―文明開化はしたものの金詰まり
第7章 金貸しはなぜ嫌われるのか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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金融という制度の成り立ちをはじめ、通貨や税の歴史を丁寧に追っていく。経済を考える上での教養として面白いネタが豊富。
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時代時代の金貸しの姿を描いている興味深い本で、知らないことも少なからずあり勉強になりました。個々の時代描写は面白いけど、一冊を通して主張は弱いかも。
しかし、こういう観点は面白いです。