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テレビと全然違うけど、これはこれで良いと思う。むしろ、テレビドラマと小説の違いがよくわかる。よくあると言えばよくある話なのだけど、死ぬってことが単なるキレイごとじゃなく表現されてるところが他と違う。怖いです。いろんな意味で。
携帯メールが多用されてるけど、10年後読み返したとき時代を感じてしまうのでは・・・と心配。
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深夜のドラマから入って、面白かったので……と原作が後だったような。
柳美里さんの作品は初めてだったので、どんな作風の人かもよく分からず読んで衝撃。
ページいっぱいに広がるひらがな、ひらがな、ひらがな。そのまま切り取ったみたいな描写。
この人には世界がどんな風に見えているんだろうと思って、作詞した奥田美和子さんの曲も聞いてました。
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同名ドラマの主題歌で、
柳美里さんが作詞した
曲がきっかけで読みました。
事故で死んだ父が幽霊となって娘のもとに現れる。
幽霊が見えるとか
ちょっとホラーで怖かったんですが
最後まで読み切りました。
雨の視点から書かれていて読みやすかったです。
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図書館から拝借。
ドラマから入りました。
だから、正直結末はわかってたんだけど。
でも、登場人物が全然変わってたから、ドラマとはぜんぜん別物として楽しめました。
読んでて気持ちのいい話じゃなかったかもしれないけど。
だから面白くないってわけじゃない!
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なんとも切ない物語でした。
読者のコメントを見らずに読むべきだったとちょっと後悔。
最初の数ページですでに答えは見えるのだけど、できれば、自信の頭で「嗚呼。」と気がつきたかったかな。
年齢不詳の若く見えるお父さんと二人暮らしの雨。
2歳の娘を置いて家を出たことですでに母親として決して許されるものではなく、事実を告げに10年もして表れるところなど…同じ母親として実に腹ただしい。
絶望。
わずか12歳の少女の身をとります全てが絶望でやるせない。
例え夢であったとしても、お父さんと隣の暁子さんとの3人での生活がささやかな幸せであったことがせめてもの救い。
雨、朝晴、暁子、月江、北斗、向陽、陽子…
登場人物が全て、天気や空にかかっていて面白い。
ほとんど登場しない従弟まで彗吾、宙也なのにどうして、暁子さんの婚約者だけ篤なのだとう?とも思う。
1人で翻弄する彼は…蚊帳の外ってことことですか。
お母さんの事情。
暁子さんの事情。
女の人が抱える悩みはそれぞれだけれども、許せないながらも勝手だよと思いながらも「自分だったらどうだろう。」と考えてしまうあたりが、女だなぁと思ってしまう。
お父さんはあくまでも優しく…雨は寂しい。
全編、雨の心理描写が丁寧に多く展開されているのもよかったです。
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少女の身に降りかかった、甘美で残酷な〈孤独〉の日々。
帰ってきた父親が実はもう死んでいて自分の事を心配して帰ってきていたという怪談ストーリともいえるんですが、親子愛が描かれていてよかったです。
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凄く小さい頃に読んで、意味が分からなかったもの。
今度読み返したい。
印象に残ってるのはプリクラ。
うーん・・・この作家の別の本が何故かうちにあった。
読むにしても大分朽ちてる・・・もっと大事にしとけばよかったと思う一冊。
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帰ってきた父親が幽霊だった。いろんな幽霊が主人公のところにきてしまうけど、みんなに助けられていく話。
本当にあったら嫌だけど、もし大切な人だったら、私だったらどんな形でも一緒にいたいと思いました。
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哀しくて、だけど甘くて切なくて‥。
哀愁漂うチェロの音色と溶け合って、ヤサグレ心にしっとり優しく沁み込んでくる物語です(´ω`)
ドラマ(こちらも丁寧に創られた良い作品です)から入ったのですが、違和感は全く無く‥其れどころか、柳さん作詞の同名主題歌が二つの世界を結びつけ、より深く味わうことが出来ました*
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奥田美和子さんの歌を聞いて、柳美里さんに興味を持ちました。
なら、これだろう!と思って読んだんですが・・・文章があまり好みではなかったのかもしれないです。
内容はすごく好きでした。
終わりがわかってるのに。
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ドラマから知って、文学史で柳美里さん知って(あんまり良い話じゃないけど)、読んだ本。
ドラマが本当に大好きで、その設定が頭にあったからびっくりした。
主人公、原作は小学生だったとは。
苦労人…
ドラマの主題歌大好きだったなぁ…。
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2005年にナイトドラマで観たのがきっかけ。ドラマと小説では内容が別物と考えていい。どちらを通しても、幽霊になっても愛する人、好意を持つ者のもとにいたい。そして守りたいという話。一部グロテスクな表現や、生めかしい描写もあるのだが、主人公がすでに携帯電話を一年生の頃から使っているという、小学六年生の女の子という設定も現代らしいかなと。そしてなによりも、この本の中で起こる不思議な出来事も僕は違和感無く感じた。霊の存在を頑なに否定するのもその人の自由だし、神を信じて毎日祈りを捧げる人もいていい。守護霊として自分を見守ってくれている、みえないがそこには確かに存在していると信じられる女の子と、雨のシチュエーションがうまくマッチしてる。
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衝撃のラストが儚くて美しい。
それにこの本は心情的にグッとくる。それほどまでに惹き込まれる。
人物の心情を包み隠さず、ドロドロした感情や嬉しい感情をそのまま素直に文章で表現している物語だと思いました。
そしてただ抽象的な物語ではない。話の構成がしっかりしていながら、幻想的な雰囲気を残している。
主人公の雨ちゃんは母親のいない12歳の女の子。
その歳にある大人びた考え方や、母親がいないながらの子供ではないと意地張る幼さなどが、等身大のまま描かれています。
人間の心情を掘り下げて苦々しいものも儚さも出しているので美しいと思った。
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これを読んだのは小学生の時かな。
今ではとても驚いてしまいます^^
ドラマを先に見ていて、とても感動したので、お父さんに強請っていた記憶があります。
この本も、ドラマも、もう一度見返したいと今では思っています。
幽霊って、とても良い物で、温かいものだと感じた作品です^^
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写真家で家を空けがちな父、桜井朝晴と、娘の雨。
仲の良い親子におおいかぶさる父の不幸。
気付いていたけれど、それを認めるのは勇気が必要だったから、気付かないふりをしていた。
隣人の女性の自殺、ねずみやうじのたかった腐敗した死体。隣にいた筈の父やその女性は、いない。
後書きがあってよかったよー。
かなり思い込みだけど、こういう感じの文体はなんかひとりよがりで思いつくままに殴り書いてる印象だたんだけど、
苦労しながら書いたんだ、って後書き読んで悟った。
すごく全力で霊的な人なんだなと著者に勝手な印象をもった。
腐敗した死体があった部屋ってのはクロスとか張り替えても臭いは完全に消えなそ
ってこないだそんな部屋の消臭の依頼受けたから印象的)^o^(