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自分が読みたかったホラーとは違った
雨の口調が中学生の頃の自分とまんま同じで嫌悪感が先に立って話の展開に集中できなかったのが残念
ちょっと過剰すぎじゃないかな
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この舞台をやりました。
舞台とも、そして見てなかったけどドラマともかなり違ってびっくり。
まあ、怪談扱いだもんね…。
ホラーは苦手なんですが、内容知ってるからか意外と読めた。
でも暁子さんとこかなりグロすぎる。
食後に見るのはオススメしません。食後に思い出すのもオススメしません。
雨の今後がかなり絶望的だったんだが、これがホラーの為せる技かな…。
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蝶の撮影で海外に出かけたきり、10日間も音信不通だった写真家の父が帰ってきた。ひとりで留守番していた12歳の少女・雨は喜びも束の間、右手に火傷を負ってしまう。
手当てをしてくれたのは隣室の女性・暁子だった。父との楽しい毎日が戻ったかに見えたが、雨の周りでは奇怪な出来事が次々と起こる。そして、突然現れた実の母親が、雨に衝撃の事実を告げる―。精緻な筆致で家族とは何かを問う幻想ホラー小説。
中学生の頃に好きだったドラマの原作。
ホラー小説というジャンルですが、怖いというより切ない気持ちになりました。
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柳美里の書くおんなのひとは湿度が高くて苦手なことが多いのだけど、今回も苦手で、種類がちがうなーとか思ってしまった。
忘れる忘れない考えない考えるを対立させたお話でしたが、回路が違いすぎて、一緒にしかとらえられなかった自分ざんねん。
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結末は分かっているのに、どうしようもないことは分かっているのに、その時が来ないことを必死に願いながらページをめくり続ける。
大人と子供の狭間を生きる、哀しくも愛らしい少女の魅力に溢れた一冊。
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柳美里さんシリーズ、第2段!
幻想的な不思議なお話でした。
雨という名の小学校6年生の女の子が主人公です。
お父さんは、蝶などを撮影する写真家で、海外に撮影に行く際は、娘を一人日本のマンションに置いて出掛けます。その間、彼女は学童とコンビニ弁当暮らし。
台湾で珍しい蝶に出会うシーンから物語は始まります。
虫網で蝶を捕まえた瞬間に、お父さんは5mほどの穴に落ちてしまい、土砂振りの雨に見舞われ…
場面は変わり、日本にいる娘の描写…
お父さんとメールも電話もつながらない日が10日ほど続き、心配していると、突然、帰宅。
お父さんがご飯を作ってくれたり、隣に住む女性が世話をやいてくれたり、一緒に花火をしたりと平穏な夏休みを過ごします。
しかし、あるとき、3人で撮った写真を現像すると、2人が写っていない…。
雨ちゃんの出生の秘密や、隣に住む女性の苦しみなど、様々な思いが錯綜しながら物語は展開していきます。
ラストは…
親戚の叔母さんから電話があり、お父さんが台湾で亡くなったと外務省からの連絡があったと。
でも、目の前にいる父には告げず、2人で静岡まで旅行に行きます。そして、亡くなってから49日間は、この世に滞在できたと告げられお別れします。
じんわりくる物語でした。
夫に、あらすじを話すと…
「それで、何を言いたい話なの?」
…それは…わからないな…。
お父さんとお母さんの複雑な関係とか…
隣に住む女性の好きな映画と彼氏との話など…
雨ちゃんとクラスの男の子北斗くんなども…
恋愛を巡る心理描写が秀逸な作品でしょうか。
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2020.4.9 読了
桜井朝春(ともはる)カメラマンの父と
娘 雨ちゃんの話。
最初から「イヤな予感」があり、
私にとってちょっと読みにくい文体では
あったんですが、
その予感が 当たってるのかどうなのかが
気になって めちゃめちゃ読み進みました。
ラストも 救いがなくて、
読後感は どんよりしてしまいました。。。
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小学校のころにドラマ化されていた作品で、おぼろげな記憶はあったものの
どんな話なのかはほとんど覚えていなかった(同じキャストの「てるてるあした」と混ざっていたみたいです)ので楽しんで読めました。
母が持っていて、「ホラーだよ」ということだったのですぐに読み始めました。
雨ちゃんのモノローグは小学生に思えないくらい大人びていて、
ドラマ版も確か中学生の設定だったので少し違和感がありました。
物語の最初から独特の雰囲気があり、
あっという間に引き込まれてすぐに読み終わりました。
後味のいい、ハッピーエンドというわけではないですが、
これはこれで好きなエンディングでした。
お隣の家の状態はすごそうでした。
改めてドラマが見たいです。