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3つくらいの小編集。
いずれも博多を舞台にした小説。
ちょっと、博多弁を知らない人が読むには厳しいかもねー。
内容わかんなくなっちゃうかも。
私?博多弁、ちょっとはわかるんで。なぜなら、おかんが博多っ子だから〜。
3つ目の「ゆううつな苺」だっけなー。
その話が一番おもしろかったです。
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芥川賞受賞の『しょっぱいドライブ』よりは
面白かったけど。
それ以上の感想が浮かばない。(苦笑)
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初恋なんかに煩わされてたあんとき、
その時のまさにその対象だったりしたあの女の子。
いつも一人で、
ふわっと浮かんだり沈んだりしていたあの女の子。
僕の一生懸命をどう見てたんだろうかってことが、
だいたいわかってきた。
わかってきたから、
いてもたってもいられない。
女の子の眼差しのホントウを知るには、
男というものは幼すぎる。
女の子だけではない。
二十歳のあの人もそう、
だろうし三十路のあの人もそう、
だろうしだろうし。
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博多弁いいw 大道珠貴はめちゃ肌に合う。当事者意識のない感、何ににも期待してない感が延々と。うまい具合に中二くさくなく。
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九州弁がきつい。だらだら流れる平凡な日常の断片の羅列もだるかった。 だけど最後はしっかり締めてくれた。
「山は文鎮みたいにしっかり地面をおさえつけている」「窓から見える月へ恭しく頭を下げた。何でもします。できます。この脚でふんばれます」
勇気付けられた。
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文庫本のカバーは写真なんだ。
僕が手にしたのはハードカバーの方で、かわぐちみおによる装画が、本書に収められた三つの短編の雰囲気やテーストを見事に凝縮しているような気がします。
それはある少女を描いた非常にシンプルなイラストなんですが、19歳のホステス、各地を転々とする33歳の処女、はみ出してはいるがヤンキーにも成りきれない女子中学生、といったそれぞれの短編のヒロインに見事に重なるんですよ。
もちろん錯覚なんでしょうけど、本書を通じて三人のキャラクターを愛でながら、僕は愉悦の境地にありました。
著者の『しょっぱいドライ』や他の作品も読みましたが、デビュー作のこの短編集が一番好きです。九州の方言も程よくブレンドされ、少女を中心とした女たちの揺れる立ち位置を目で追いながら、軽くめまいを覚えるもまたいいです。
それにしても「ゆううつな苺」、誰か映画にしてくれないかな。
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『裸』は読みづらかった。「あたし」の言葉の連発はあまり好きになれない。『スッポン』は人物がよく描かれている。ここでは「わたし」だ。最後の『ゆううつな苺』が一番好きになれた。中学生が「私」で語っていた。「私」も母親もいい感じで絡んでいた。中学生の感受性もよく描かれている。
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芥川賞作家、大道珠貴のデビュー作。「裸」、2002.10発行、2005.5文庫。「裸」「スッポン」「ゆううつな苺」の3話が収録。素っ裸で陰毛を出して部屋をうろうろする伯母や祖父は登場するが、どこが面白いのかは3話ともよくわからなかった。ただ、九州弁の会話は楽しめました。