紙の本
木のいのち
2023/01/20 07:52
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投稿者:杉野 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西岡常一さんの木への接し方はもちろん、人を育てる立場としての考え方にとても感銘を受けました。何度も読み返したいです。
紙の本
こういう職人さんも今や激減しました
2018/08/12 15:47
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投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮大工さんの、それもかなり高度な技術を持った職人さんの対談本。
勉強になる部分は多い。けれども彼らの技術の恩恵を受けられる人は一体この国にどれだけいることか
また長年持つ家であっても30年足らずでスクラップ&ビルドしてしまうような人を量産してきた国である
この人たちのような人々は既に絶滅危惧種になってきている。
また生産性向上の面から見ると……うーん
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宮大工さんのお話ではあるものの、仕事に対する心構えや人の育て方など一職業にとどまらず人間としての大事なことが書かれている。
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このシリーズは天・地・人を合わせて読まねば真意はつかめません。今は一線で活躍の職人さんが入門したばかりのインタビューは新鮮です。
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FINEBOYS より最近読んだ本として紹介。また雑誌Grazia7月号【本が人生の教科書だった− 自分に足りないものを見つけたいとき。悩みを抱え、答えを探したいとき。岡田准一は、いつも「本」と向き合ってきた。・・・】のインタビューで紹介。
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新しいものだけが良いわけではないということ、真摯に取り組むということ、そういったことを考えさせられました。
色々と琴線に触れた、そんな気がします。
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宮大工、西岡常一氏やその弟子小川三夫氏、さらに彼の弟子たち。
宮大工という職を選んだ彼ら、そしてその仕事。本当に格好良い。「最後の宮大工」なんてとんでもない。これを読むと、宮大工はきちんと続いているし、これからも続いていくと思える。
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大変勉強になった1冊。
丁稚や徒弟制度、今では考えられないかもしれないけど、
学ぶということは、こういうことだ、と、一つ一つに感動してしまう本です。
父に薦めるとすでに読んだとの事。
さすが。
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まだ読んでませんが、宮大工の西岡棟梁が書いた本で
読みたい読みたいと探してました。
こういうの読んじゃうとねー、寺に行きたくなるよねー。
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日本の伝統を守る宮大工が語る3部。
法隆寺最後の宮大工、西岡常一の語る「天」。
その弟子、小川三夫の語る「地」。
小川の作った鵤工舎に集う弟子たちが語る「人」の三部構成。
木の癖は生かす。人も同じ。
人をまとめたり、指導する立場にある人は一読の価値あり。
奈良や京都で神社仏閣巡りがしたくなります。
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学校の課題で読むことになりました。
一見分厚い本ですが、話し言葉で書いてあり、難しい言葉は使われていないので、すぐに読めてしまうと思います。
最初に人を読み、それから天、地と読み進めました。
大切なことは繰り返す。
その一点に尽きます。
こういった伝統的なものを守っていく人がいるっていうのは素晴らしいことです。
職人の徒弟制度は一見古めかしいものに思えますが、昔から続いているものにはやはりそれなりの理由があるとわかりました。
数々の口伝も、理にかなっています。
私たちの生活とはかなり掛け離れた世界の話しですが、こういう人達がいるということを知れる良書です。
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古代建築に携わる宮大工が、経験を積み、職人の手から手へと引き継いできた技や知恵を身につけ、次世代に伝えていく姿を「聞き書き」という形でまとめています。
職人の語り口がそのまま文章にされているので、職人達の仕事への誇りや伝統を守ることの大切さ難しさが、具体的に伝わってきます。
木の育て方・生かし方を説いているくだりが印象的でした。
寺社の建材に使う木には、真っ直ぐ素直な木もあれば曲がって癖のある木もあり、様々な個性があると。
大切なのは、本来持っている木の性質を生かして、無駄なく使うこと。癖を良い方向に使い、建物を丈夫に長持ちさせることだと。
これは、人の育て方や個性の活かし方にも共通するものがあると感じました。
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お寺専門の大工、宮大工のお話です。
最後の宮大工、西岡常一さんから、その弟子小川三夫さんと繋がっていきます。
「お金も貰えない、嫁も貰えない」と言う職業からの脱却。
やはりお金と地位は必要で、整備していかなきゃいけないんですな。
そして仕事に対してプライドを持つことの重要性を感じたのでありました。
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宮大工の西岡常一さんが書かれた<天>の巻。
その唯一の内弟子、小川三夫さんの書かれた<地>。
小川さんが経営する鵤工舎の若者のインタビューを収めた<人>。
の3作品が収録されています。
伊藤忠の会長、丹羽宇一郎さんが薦めていた一冊。
宮大工の仕事と、その心構えとは。が書かれています。
移り変わりが早く、ある瞬間を乗り切るスキルが要求される世の中にあって、本書に書かれた考え方は時代錯誤と映るのかもしれませんが、「仕事」というものの本質が書かれている本だと思います。
それを実行するしないは別として、心構えは必要なのだろうという気がしてます。
三作品がひとつになった本書。西岡さんの<天>はやはり言葉の重みが違います。
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「木の木組みは人の木組み」
西岡常一さんという種があり、小川さんという木ができた。そしていま、たくさんの木(たくさんの弟子)が育っている。
現在の鵤工舎は、本人が技量を得ようとして行動することを大切にする。
また去る者を追わない。
上の者が研いだ道具で木を削る。その木屑はごく薄い。きちんと道具が研げている証拠だ。
このような木屑が出せるように道具を研げという。
それがここの教え方だ。