投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
開いてからしまったと思った。
コレは私がもっともぞっとするタイプの小説。
私が怖いと思う小説は人が沢山血を流すサスペンスでも、幽霊の出てくるホラーでも、昼ドラもビックリのドロ?恋愛ものでもない。
一番ぞっとするのは、平凡な家庭をその裏まで緻密にリアルに描いているこの手の小説。
いつか自分は小説の読みすぎで結婚できないんじゃないかって本気で心配になる。
本好きの運命でたまにしまったと思う小説に出くわしてしまうんだ。
胡散臭いラブストーリーにしておけばよかったって後悔してももう遅い。
なぜかそういう話にも引き込まれてしまうのだから。
「空中庭園」は簡単に言うと家族がそれぞれの秘密を隠すために、秘密などないふりをしている家族を描いている。
同じ屋根の下で一緒に暮らしていても、人は別々の感情と人生を持った生き物なんだって再確認してしまった。
じゃあ、家族でいる意味ってなんだろう?とか考えてみたり。
自分も家族の考えていることなどサッパリ分かってなかった現実にショックを受けてしまった。
つまりは私がこんなにゾッとしてしまうということはこの本が上出来だということだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この人の小説はこれが初読だったが、面白かった。
仲のいい家族の一人ひとりの話がさらりと描かれてるが、
それが怖い。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
こわー。だけど人ってそれぞれこれくらい自立してていいんだと思う。皆しっかり自分の世界持ってて、少しうらやましくもあったり。。。一気に読まずにはいられなくなる作品。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
家族とは。何だろねぇ。あたしの知らない父の側面、母の側面、兄の側面てのがあるんだろうなぁ、そう考えてみると。別に知りたかないけど。プライベートの中にプライベートが潜むということか。この人、見た目と違って、怖いよなぁ。。おぞましい、その視点。(05/10/29)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「隠し事はしない」という約束を、一見守っているように振る舞って、全員が秘密を持っている四人家族と、その祖母と、息子コウの家庭教師。コウの言ってた「逆オートロック、鍵付きのドア」が、ありありと目に浮かんでくる。不気味に見える。本人達、特に絵里子が必死なのに、全然気がついていないし、取り繕えていないし、報われていないところが、悲しくなるくらい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
テーマも興味があったし期待して読んだのだが…。ストーリーはともかく、こういった文章で描かれることにのめり込むことができなかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
06/05/07読了★主人公が各章で違う連作家族小説。隠し事をしないというルールとそれぞれの秘密、親と子、男と女、過去と現在、それぞれが光と影となって対比されて描き出される家族の形は現代の家族が抱えている問題なのかなと思いました。でも「家族であること」そのものが、それらを超越しているんだよと教えてくれている気もします。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
期待しすぎたせいか、少しがっかり。
やけにリアルさを意識しているような文体が私には合いませんでした。
途中で冷めてしまったのです。
ストーリーは嫌いじゃないのですが、少し退屈かな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一見幸せそうに見える家庭の中でも、その一人一人には誰にも言えない秘密がある。それぞれの秘密が詰まった、とても興味深い作品です。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
キョンちゃんが主演の映画の原作。
すごく、おもしろい構成だった。
6人それぞれの視点で語られてて、おもしろい!!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
家族にまつわる連作短編集。秘密を作らない家庭の方針でも、誰もが秘密を持ってて当然だし。でもなんだかうすら寒かった。ありそうでなさそうで、でもやっぱりありそうな怖さ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「あなたはあの野猿ってホテルでつくったのよ」
隠し事をしないときめられた家族。そういうひとって逆にすごい隠し事があるもんだよね
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
映画先に見ちゃったから、どうしても映像が浮かんできてしまって、流し読みになっちゃった。でも面白かったかな。映画も本もそれぞれよいと思います◎
(06/05/28)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
彼女を扱ったTV番組「情熱大陸」を観て、
その普通すぎる感覚に触れ、
しかしその書き物の量の多さに驚き、
いつかは読まねばと思っていた作家。
なぜか、この作品から読んでしまった。
何でも隠し事のない家族・・・のはず・・・
の隠し事のお話。
やるなあ、角田。
その風情からは想像できない物語との
アンマッチが心地いい。かも。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
書き方が実に吸い込まれます。
どの登場人物として読んでも面白いし、ひとりひとりになることで、この家族の思い違いがはがゆく愛しく切なく感じました。