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あんまり子の将来(の社会)に対して暗い気分になってばかりでは乳に良くない。ここは大好きな紅茶の話でも読みましょう!と借りました。トーマス・リプトンはオモロイ人だったのですね。ついつい巻末の参考文献をコピーしてしまったくらいハマって読みました。勉強しようー。
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日本のミスター紅茶による本なので安心して読める。
紅茶好きなら楽しんで読めるでしょう。大航海時代好きも楽しめるかも。両方重なれば大満足。
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[ 内容 ]
かつてヨーロッパ人にとって中国の不思議な飲み物は、神秘の薬・王侯貴族のステイタスであった。
英国人はやがてその茶に二つの種類があることを知る。
一つは緑茶、一つはもっと深い色で、見も知らぬ南国のフルーツの香りがした。
この茶を求めて、英国は国家経済を揺るがせ、戦争を起こし、ついには世界をまたぐ帝国を築いてゆく…。
紅茶誕生の数奇なドラマと、その影の知られざるアジアの真実を追って各地に取材した、紅茶ファン必読の一冊。
[ 目次 ]
第1章 イギリス人、茶を知る
第2章 紅茶誕生の謎
第3章 イギリス人、紅茶を買う
第4章 茶の起源
第5章 茶馬古道
第6章 イギリス人、紅茶を飲み続ける
第7章 イギリス人、紅茶を作る
第8章 セイロン紅茶の立志伝
第9章 アメリカの発明品
第10章 紅茶輸出国と、紅茶消費国
第11章 イギリス人と紅茶の行方
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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紅茶にはまった時期に購入した一冊。
どうせなら歴史も学ぼうと思って買ったので
その目的は果たせたかな。
でもやっぱりこういう嗜好品は、目で楽しんだりする方が
合うと思うので、こう活字ばっかりを追うのはこのくらいでいいかも笑
でも歴史について一通り学ぶには、読みやすいのでおすすめです。
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2011年5冊目
紅茶が世界中でどのように楽しまれているか、その歴史背景を教えてくれる。
イギリス人が紅茶文化をどのように発展させてきたかを知ることは興味深かった。
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紅茶がどのようにして生まれ、どのようにして世界へ広まっていったかが分かる本。
たかが嗜好品、されど嗜好品。
紅茶のために、国が動いたり、戦争が起きたり・・・
紅茶だけでなく、チョコレート、コーヒー、スパイスでも同じようなことが怒ってきたんだろうなと、なんともいえない気持ちになる。
でも紅茶もコーヒーもチョコレートもカレーも好きなので、そういう歴史を知った上で、ありがたくいただこうと思う。
個人的には、リプトン氏についてもっと知りたいと思った。
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イギリスと紅茶の歴史。戦争、阿片などの話題もでてくる。
紅茶を飲みながら、読むとよいかも。
紅茶にも、大きな変遷があったことが分かる。
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茶を勉強する上での入門編としては、的当ではないだろうか。そんなことより、オレの従兄弟が磯淵さんと知り合いなんだよね。
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タイトルどおり紅茶の歴史が書いてある本。中国福建省あたりから話が始まり、雲南、アッサム(インド)、セイロン(スリランカ)、アフリカへと話は続く。主に産地の歴史と現在の様子。本全体を通して消費地であるイギリスが登場し、世界を掻き回す。紅茶だけが原因ではないだろうが、近現代の社会問題の発端も垣間見ることができる。
まずは一回通して読んで固有名詞をおさえた上で身の回りの紅茶のパッケージや喫茶店のメニューなどに注目して、その後もう一度読むとより面白く読めると思う。再読したい本。
前半は少し読みにくかったが後半にかけてスピードアップしていった。読みにくかった原因は漢字。読み仮名はふってあるが中国読み?に慣れてないのでなかなか頭に入らない。
ともあれ著者が紅茶にかけた時間と労力には頭が下がる思いだった。
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タイトル通り、紅茶の来歴をたどる読み物。
先日読んだ『砂糖の世界史』(川北稔)は、砂糖を通して世界史を読み解くスタイルの本だったが、本書は純粋にただひたすら紅茶の生産と受容の歴史を丁寧に辿った本。
つまり、世界史ファンより純粋な紅茶ファン向けの本。
茶の原産地の中国南部だけでなく、近代以降の主要生産地のスリランカ、紅茶文化が芽生えたイギリスと、話をひいてくるだけでなく、殆どの地に著者自身が訪問して取材しているところがすごい。
淡々と記述しているものの、著者自身の紅茶愛と気迫を感じる一冊。
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イギリス人がいかにして紅茶と出会い、いまに至るまで紅茶を飲み続けてきたかわかる一冊。
ラプサンスーチョンをはじめ、それぞれのお茶がどのように飲まれてきたか知ると、どうしてそのような香りや味なのかもわかりやすい。
嗜好品の歴史は、ヨーロッパによる搾取の歴史。もっとつらい話が多いかと思っていましたが、楽しく読めました。植民地での紅茶の栽培についても、現地の人たちだけでなく、ともに尽力したイギリスの人々(スコットランド出身が多かった印象)のドラマがある。立場は違えど、きっと簡単に支配・被支配の関係とも分けられないのだと感じます。
紅茶(もちろんそれだけじゃないだろうし、広くとって経済といったほうがいいかもしれないが)によって、アヘン戦争やスリランカでの民族対立も始まっていたとは知らなかった。それだけイギリスにとって、紅茶は重要なものなんだなぁ。
それにしても、イギリスでのおいしい紅茶の淹れ方として載っている話、「カップはなんでもいい」「マグカップが冷めなくていい」が衝撃的でした。水色と香りのため、ティーカップにこだわるべきだとばかり…
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茶の起源の話は純粋に面白く、紅茶の普及は大英帝国の植民地時代に虐げられた人々の悲しい犠牲の上に成り立っています。
たった一杯の紅茶の、そんな歴史の奥深さがわかる本です。
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中国の緑茶が神秘の薬としてヨーロッパ人が興味を持ち、どのようにヨーロッパへ伝わったのかが解説してあります。
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何気なく飲んでいる一杯の紅茶から歴史や世界が見えてきます。
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紅茶を通して歴史、食文化、経済を知れるのが面白いです。
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一次資料にあたるわけでもなく、Amazonで買えるような一般書を参考にして書いた歴史と、生産現地を訪れた筆者の感想によって構成される、歴史・文化研究者ではない紅茶好きの素人による私的感想文。アッサム、セイロン、リプトンなどそれぞれの歴史の記述はあるが、素人らしい予断が多く信頼できるものではない。紅茶系の本は多数出版されているので、別のを読んだ方がマシ。
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王政復古のチャールズ2世に嫁いだポルトガル王妃・キャサリン・ブラガンザの持参金(金?)には、7隻の船に満載した砂糖があったそう。きゃー姫サマ、糖質摂り過ぎですぞっ!
でも実際のところ、人間が一生の間に摂取する砂糖の量って普通どれ位なんだろう??
一杯4円のチャイが飲める環境も羨ましいが、安いものだから、安いものでも買えない貧しい人に誰でもご馳走してあげる風潮が何よりステキ。
逸話でいくと、トワイニング よりリプトンに軍配が上がりますな。