紙の本
どうして
2016/08/14 18:35
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリス軍もドイツ軍もどちらも平和を願っていて、どちらも無事に家族のもとに帰りたいと願っているのに、どうして戦争なんてするのでしょう?
殺すことも、殺されることもない世界になってほしいです。
紙の本
ほんとうにあったはなし
2016/02/15 12:37
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投稿者:えほんずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
秘密のひきだしで見つけた一通の手紙。最前線で戦う兵士が妻にあてたその手紙には…。1914年のクリスマス。凍てつく西部戦線。一人の兵士が叫んだ。「敵の塹壕に白旗が!」…。戦場の最前線で起きた奇跡。この物語は、第一次大戦中の1914年のクリスマスに前線各地で起こった実話に基づいている。
(出版社からの内容紹介)
クリスマスは特に西欧の人たちには特別な日。戦争というテーマから暗い話を連想させますが、戦うシーンは一度もなく、読んでいて泣きそうになりました。本屋さんで立ち読みして即買いました。
紙の本
世界で1番悲しい出来事
2016/11/16 14:10
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争、それは非常に悲しい出来事です。しかし、少しだけ心があたたまる、お話です。クリスマスの雰囲気と柔らかい絵が悲しい中にも明るい光を感じさせてくれます。
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戦場にいる兵士は、ひとくくりの「兵士」ではなく、それぞれの家族や愛すべき人々のいる個人だということを、思い出させられます。
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大人向け絵本。
こんなことが事実としてあったなんて、本当に奇跡だと思う。
戦争で戦う兵士は、人生も家族もある一人の人間だということを、ときに忘れそうになる。
それを改めて、この絵本で強く印象付けられた。
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1914年にドイツ軍とイギリス軍のあいだで起きた非公式のクリスマス休戦を題材にした絵本。
泥中の蓮とでもいおうか。
ここだけ美しいから、なおさらすべてが悲しい。
敵が人だとわかってしまったら、殺すのは嫌になる。
でも兵隊は嫌だからやめようなんてできない。
「おーい」ってかかげた手も、「じゃあな」って振る手も、おんなじ笑顔の人。
嬉しいエピソードだから切ない。
絵が美しい。
本当に寒そうにみえる、澄んで凛とした冬の空気が感じられる。
マクファーソン夫人は若すぎるけど。
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敵同士だろうが人の思いは同じ、一生一人の人を待ち続ずける、うんロマン、観た映画「戦火の馬」の作者だった!
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ドイツ軍とイギリス軍のクリスマス休戦の話。
知ってるお話だったけど、絵本になるとまた違うなぁと思った。
とってもステキな作品です。ぜひ読んで欲しい。
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"「ジム・マクファーソン、この戦争を終わらせる方法が解ったよ。サッカーの試合で、勝負を決めればいい。サッカーなら、だれも死なずにすむ。親を失う子もない。夫を失う妻もない」"
クリスマス休戦。
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どれを読んでも反戦・反核と人情が絡んだええ話ばかりのモーパーゴ。そしてどの作品も詰めが甘くいい加減。もう6冊読んだからはっきり言うけど、こいつはダメ。
じゃあ読むなよって話だが、お上や先生受けが良くてしょっちゅう推薦図書になるので、読まざるを得ない。
これも実際にあったと言われる第一次世界大戦中のイギリスとドイツのクリスマス休戦の話。
最後に、その後戦闘は激化したとあるが、一緒に飲み食いして友情に近いものを感じた兵士たちが、休戦後再び戦ったなら、見知らぬ人を殺すよりずっと葛藤は大きいわけで、文学にするならそこでしょ。
そこんとこは書く力がないからか、アホだからかスルーし、ええ話で纏めるところに嫌悪感でいっぱいになる。
そもそも、イギリスとドイツというキリスト教徒の白人同士だから成り立つ話で、相手が異教徒だったら、全く言葉が通じない相手だったら、見た目が全く違う相手だったら、何の共通点もなく、殺し合いに何の歯止めもないわけだ。
実際にはそういった相手と分かりあおうとするのが平和への第一歩じゃないか。
反戦を訴える作家なら安易にええ話にせず、今の世界の平和に少しでも役立つ作品を書いてほしい。
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知らなかった戦争の真実。ほっこりすることがあったんだと、優しくなれた。電車の忘れ物市で安価に手に入ったのは奇跡の出会いだった。忘れた人に感謝です。
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日本でも公開された映画『戦場のアリア』と題材が同じ。その絵本版。
戦を始めよう、止めようと決める人たちは戦場にはおらず、最前線で家族のこと、家のことに思いを馳せながら厳しい状況に身を置くのは普通の、ごくごく普通の市民。
生き物は自分の身を守るため、種族を守り安全を確保するために戦うという本能があるので、戦が起こるのは致し方ないことだとも思うのだ。でも、我々人には言語があり、考える力も他の生き物たちよりはマシなはずなのに…といつも堂々巡りを起こすテーマだ。
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【図書館】戦争真っ只中での一瞬の奇跡。クリスマスを祝う両兵士たち。彼らも本来なら家族とともに祝えたはずなのに。一通の手紙を見つけ、その持ち主へと返しに行く話。おばあさんにクリスマスに奇跡がおきました。 戦争において使用される武器は年々破壊力が強く、むごい結末をもたらすものになってます。そんな武器を使用した戦争で、何か残るものはあるんでしょうか?手紙なんてものは一瞬で消え失せ、その身も塵となってしまうような武器。戦争がもたらすものは破滅。昨今の戦争では何も残りません。生きているものの心に傷を負わす以外は。
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中学2年生の国語の教科書にも載っています。実話に基づいたお話だそうです。クリスマスに起きた奇跡の物語。心が温かくなり、同時に悲しく、切なくなる物語です。
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1914年のクリスマスイブ、ある戦場で対峙するイギリス軍とドイツ軍がそれぞれラム酒とパン、ビールとソーセージを持ち寄り、自発的な、束の間の休戦となる。話してみると教師やチェロ奏者であり普通の人であることがわかる。戦場におけるサッカーは2対1でドイツの勝ち。やはり戦争って、狂った指導者によって引き起こされるものだし、実際に戦うのは普通の人々であり、これ以上の不幸はない。子供にも読める一冊。