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表紙の鮮やかなグリーンとは対照的な内容だった気がする。まだ学生である僕が読んで、なんだか自分の将来がすごく不安になりました。もっとも、そういう意味では考えさせられる良作という見方もできなくはないのでしょうが・・・10年後にもう一度読んだら全く別の読み方ができそう。
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親世代の話だから,親のことや将来の自分を当てはめながら読んだ。この先自分はどんな人生を歩んでいくんだろう?
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やっぱ重松ワールドでした・・・(^_^;)
なんだかリアルに同年代だったりすると重かったりするなあ・・・
っていうかもうわかったよ〜!!って感じ。
おなかいっぱいだよ・・・そのカナシサ・・・。
いや、嫌いじゃないけど・・。
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廃校になる小学校でタイムカプセルをあけるために再会した39歳になった同級生。幸せそうに見えるひとにも、計りしれない苦悩や事情やどうにもならない事や、色々なものを抱えながら生きている。小学校のときのあだ名『ジャイアン』『のび太』『しずかちゃん』『スネ夫』『ドラえもん』が全員揃った。この小さな再会が、波動になりこれからの人生を変えていく。
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2007.6.2-5
39歳で小学校のときに埋めたタイムカプセルを開封す話。
幸せですか−と尋ねられ一体何人の人が、そうだと即答できるんだろう。
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<小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代―しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実が立ちはだかる。人生の黄昏に生きる彼らの幸せへの問いかけとは。>
昭和好きにはたまらない一冊でした。万博のコインが欲しくてたまらなかったという世代の方、是非どうぞ。物語では輝かしい未来に象徴された太陽の塔の昔と今、子供の頃担任だった先生の時間を越えたメッセージがせつないです。さすがだな。40歳になったらもう一度読みたい。この本の表紙みてると頭の中でポルノグラフィティの♪僕らが生まれてくるずっとずっと前にはもう〜♪が流れる(笑)
2006.9
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同窓会での語らいやタイムカプセル掘り起こしなどのイベントを通じて、「未来の憧憬」と「現実の自分」の乖離に直面する。
人間関係を冒す癌は治らない、と描き出された物語は驚くほどリアルで、救いがない。だけど、待っている未来がどうしようも無くても真摯な姿勢で生きていこうともがく登場人物の姿を忘れないでいようと思いました。
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40歳間近の主人公たちが小学校のタイムカプセルを開ける話。当時、夢・希望を持っていた小学生が、今大人になって現実の辛さをかみ締める話。妙にリアルです!私自身、登場人物達の年齢に近いから尚更、共感してしまった。
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好きな作家の重松さんです。「七〇年代型少年少女に捧ぐ」。僕はその年代の10年後の人間なので、万博も筑波万博でした。けど同じような未来像を持っていたような気がするし、未来への自分にも確か手紙を書きました。届いていませんが・・・。10年分差し引かれても、「トワイライト」が沁みこんできます。
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タイムカプセル。誰もが学生の時一度は聞いたことのある言葉だろう。わたしは、残念ながら、タイムカプセルを埋めたことはないが、幼い頃に一度やってみたかったなと思う。この物語は、ある小学校を卒業した生徒達に26年ぶりにタイムカプセルの開封の連絡がくることから始まる。しかも、その連絡も新聞広告の小さな覧なのだ。ここからして、この広告を見て集まったもの達に運命的なものを感じる。
開封したタイムカプセルの当時の先生からのメッセージは、「あなたは今幸せですか?」という文字。その当時の先生はそこにはいない。不倫をしてその相手に殺されてしまったのだった。その未来をなにかすでにわかっていたかのようなそのメッセージはそれぞれそこに集まったものたちの心にじわりと響く。
一夏の物語だが、ここに集まったものは、さまざまな問題を乗り越え、確実に変わってゆく。先生も教師である前に一人の人間だ。それゆえ道を踏み間違えることもある。しかしこの先生は、通を踏み外しているとわかっていても、どこか理性で、それを良しとせず、その自分を止めたかったのだろう。しかし、実際走り出した、運命はとまらない。だから、先生は、自分の教え子達が自分と同じ年になるころに、このメッセージを届けたのだと思う。あなたたちだけは通を踏み外さないでと。過去の先生に同じように「あなたは今幸せですか?」というメッセージが届いたら、踏みとどまれたかもしれない。そんな、大人故に抱える問題をあなたは今幸せですか?という言葉で、シンプルに原点へたちかえらせるという、先生から最後の授業に思えた。
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小学校の時に埋めたタイムカプセルを開封するために26年ぶりに母校で同級生が再開する物語。「懐かしい未来」という一見矛盾した言葉が印象的だった。自分の夢であったり希望であったりもそのように感じてしまうようになるのか、それとも―。40歳前後にもう一度読みたい一冊。
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未来は輝かしいものばかりではなく、辛さや苦しみ、後悔もある。だからこそ、今を大事に生きないといけない。そのようなメッセージを感じました。
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レビューはブログにて。
http://tempo.seesaa.net/article/89596775.html
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その時代を知らない私にとって
大阪万博は
過去のイベントにしかすぎないのに
その時代を満喫した人達にとっては
それがあること、あったことが
未来(今)を大きく動かしているんだなと思った。
どうしてか
この人の本は読み終わったあと
虚無感をも引き出してくれちゃう。
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大阪の万博を知らない、子どももいない、…旦那もいないけど…。小学校の同窓会も中学校も、高校も、出たことないなぁ。でもせつなくなりました。2008.5.9読了