紙の本
話がとびすぎ
2016/07/29 09:14
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
特定の主人公がいるわけではなく、複数人の視点から描かれている。それ自体はよくあることだと思われるが、話がぶつ切りで、視点が移動しすぎるので読みにくい。
(登場人物も多いので、これ誰だっけと考えながら読み、またどんな状態で前の話が終わったのかと思い出しながら読み進め、状況がつかめて面白くなってきたあたりでまた視点が変わるということが繰り返されるうちにだんだん嫌になってくる。)
ストーリーが悪くなくても演出が悪くて損している作品だと思う。
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大人になるとイロイロあるんだなぁ〜ってかんじ。もし自分ももっと年をとって家族を持ってから、同窓会とかすることになったら、胸を張って幸せって皆に言えるような自分でいたい!!!
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初めて読んだ重松作品だったのですが、少し肩が凝ってしまいました・・・。若き日に描いていた未来が現実に押しつぶされていく様子や詳細な過去の描写に、何だか閉塞感を覚えてしまいました。もう少し大人になったら良さが分かるのかな。
[2006.1.6]
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なんだか、ちょっぴり切なくなるお話。。。
しかし、まだ20代前半のおいらにはわかりません。。(汗)
体験してから読みたい一冊。
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大阪万博のときの小学生が大人になった今が主役の作品。不倫、リストラ、DVなど現在社会が抱えている問題を織り交ぜながら話が展開していきます。切ないです。
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いつか来るであろう、人生のトワイライト。自分もおじさんになった時、こんなことを想うのだろうか。どの世代でも楽しめる一冊です。
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小学校時代の同級生が大人になって再会。みんな変わってしまって。そこにあるのはそれぞれの悲しい現実。この本も読んでいたとき自分も小学生時代から10年ぶりの再会がありました。どんなに変わっとってもいい。落ちぶれとったっていい。その出会いがあればいい。その出会いがきっかけで何か変わればそれでいい。
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大阪万博を体験した世代の人たちにとって未来は遠く、輝いて見えていたと思う。それを提供していたのが万博でもあったであろう。そんな世代の人たちは現実の未来との差を深く感じている。その人たちより2回り近く異なる私たちの世代にとって未来とは何か。今の若者、少年に輝ける未来を想像させるものは何なのか?そもそもそんなものが想像できない現実に今の若者は直面しているような気がする。夢を持てた時代から現実しか見ることができない時代という、世代の変化ではなく時代の変化を描いた作品のような気がする。
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哀愁を感じた。タイムカプセルって、掘り起こさない方がいいのかな。過去も掘り起こさない方がいいのかもしれない。
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ジャケ買い。70年って、高度経済成長で社会に活気と余裕があった時代。時代を象徴する時代だったのかなぁ。タイムカプセルを埋めた子供たちがやがて大人になり、それぞれの心境でタイムカプセルを開く。その時の感情は甦って。いつかはそんな想いを、誰しもするのかもしれない。
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同世代。なつかしい万博。私もかろうじて記憶がありますな〜
でも重松さんにしては期待はずれな感じでした。
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『ドラえもんってさ、未来のいろんな道具をのび太に貸してやるだろ?でも、その中に、勇気の出てくる道具はないんだよ。』
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40歳を目前にした夏、小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、かつての同級生たちが集まる。もう人の少なくなってしまったニュータウン。廃校になり取り壊される小学校。あの、21世紀という輝かしい未来をみんな夢みていた。今、私たちはどうすればいいのだろう?
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この人の本すきです。タイムカプセルを開けるところから始まるんだけど、何年か経つとみんな変わるんだなーって思う部分と変わらないなぁって部分だあるのが怖いなって思った。読み終わったときすこし気持ちが暖かくなったのはなんでだろ。暴力篩う男とは結婚しちゃダメね。(笑)
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中学校2年の時、「1年後の自分に手紙を書こう」ということをやった。卒業の時に受け取った手紙には、高校に進む自分に対して無邪気な応援の言葉が書かれていた。まっすぐな字で、のびのびと。
長山西小6年3組を1975年に卒業した生徒は担任の薦めでタイムカプセルを埋めた。40歳になったら掘り起こすことになっていたのだが、学校の廃校に伴って、まだ39歳なのだが掘り起こすことになった。そうして夕刊の片隅に載ったタイムカプセル掘り起こしのお知らせを見て集まった2001年7月20日、午後3時7分23秒。全ての物語は始まった。
リストラ、離婚の危機、難病、落ちて行く自分……。登場人物は「こんなはずじゃなかった」と思う。当たり前だ。幼い頃には、自分が不幸な目に遭うなんて全く信じないで生きていた。私だって12歳の時には東京の大学で将来の夢のために頑張って勉強するようになるなんて思っていなかったし、14歳の自分だって、15歳の自分が進路について親・教師と対立するようになるなんて思っても見なかった。1年後のことさえ、わからなかった。
もし私が今タイムカプセルを埋めるなら、何を中に入れるだろうか。今の私が未来の私に伝えたいことは一体何なのだろう。39歳の私はそれを見て、どんなことを思うのだろう。
そして、この本が最後まで一貫して問いかけてくる命題、「あなたは今、幸せですかーー」これに、満面の笑みで「はい、幸せです」と言えるように、私は今、頑張っているのだ。