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みんなのレビュー97件

みんなの評価4.2

評価内訳

97 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

どこかの町にひっそりと生活する人たちのお話。

2021/01/03 13:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

少しずつ人間らしくて、少しずつズレている人たち。歴史でさ、天下統一って習ったけど、それは一体どういう気持ちで統一されたのだろうね。人との違いに悩みながら、バラバラに暮らしてくことが人を人にしていくんだと思うなあ。

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紙の本

読後、世間の風景が変わるかもしれない

2006/07/14 21:30

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:そら - この投稿者のレビュー一覧を見る

「癒し」という言葉はもうすっかり手ずれしてしまっているけれど
やはり「癒し」というキーワードがまず思い浮かんでくる。
自分の凡庸さに辟易しながら・・・
くさいんじゃないの?と言えば
きっと、いしいしんじファンには怒られてしまうだろう。
美しい心、と言えば抽象的過ぎる。
登場人物の心は、美しいというより、透明で強靭である。
相手の心をとかし=癒し、読者の心を癒す。
ちょうど「風呂屋の島田夫妻」の「すべてを溶かす黄金色のお湯」のように。
というとまた、新興宗教の教祖が行う奇跡ほどに胡散臭いが。
胡散臭さとファンタジーは紙一重だ。
フィクションは現実の鏡であり、現実を渡世してゆくための平和な武器となる。
これらの短編のひとつひとつが、世界の見かたを変えてくれるかもしれない。
複雑奇怪で悪意に満ちた世界が、シンプルで透明な“見える世界”になるだろう。
試してみるといい。
世界の風景を変えてみよう。
老獪な世間がひどく単純な原理で動いていることが分かるだろう。
眉ねにしわ寄せる原因など風に吹かれて飛んでいってしまうだろう。
「ボクシング選手のフェリペ・マグヌス」
たった2ページの物語。
その最後のセンテンスにこの世界の可能性が透視される。
「偉大なるフェリペは教えてくれた。この世界は、勝者のためにだけうつくしいというわけではない」
あたりまえのことなんですけどね・・・。

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紙の本

ずっと、手元においておきたい本です。

2006/08/15 16:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ざれこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は図書館で借りたのですが、あまりにいい本なので、これは手元に置いておかないといけないと思い、買うことにした。装丁も素晴らしく、家に置いて少しずつ読み返したい本である。プレゼントにも良い。とりあえず、友達に送ってみたら喜ばれた。
もし娘とか息子とかが私に出来て、ちょっと大きくなって、ちょっと生意気になって、変な漫画とか読み出したら、それを取り上げて「いいからこれ読みなさい」とこの本を薦めて、そして私がその変なマンガを読んでやる。そう思うくらいの本。

いしいしんじさんの本はまだ一冊、「ポーの話」しか読んでなくて、一見して童話風のその物語から立ち上る、底なし沼みたいな奥の深さに、私は恐れを抱いていた。すごい本だと思ったけど、諸手をあげて「いしいさんをこれからがんがん読もう」と気軽に決められるような、そんな人ではなかった。そこはかとない恐れ多さを感じていたのですが。
この本は違った。短編というより物語、と言ったほうがしっくりくるけど、30の職業についている人たちの30の物語がここにはあって、確かにここにも底なし沼はある、深い話も哀しい話もある、んだけど、底からきらきらと発する光が柔らかくて、その光にあてられるようで、1話読むごとに私の中までが少しずつきれいになっていくかのような、そんな錯覚まで抱きました。
私にとって究極の癒し本。そこらの胡散臭い癒しよりか、よほど効きました。
たった2ページの物語もあるのに、あっというまにその不思議な、全部違う物語世界に、私はすぐに浸ることが出来て、それが驚きでした。全然凝った文章でもなんでもないのに、この吸引力、この心地よさはなんだろう。
で、いつまでもずっと読んでいたいような物語たち。
一気に読むには、あまりにもったいない。で、何度でも読みたい。そんな物語たちです。

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紙の本

何回も繰り返して読みたいワールドワイドな作品集。

2006/06/09 04:09

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

以前、いしいさんの本に挑戦したことがあったのであるが残念ながら挫折した経験がある。
リベンジということで今回手に取ってみたが、この本が読者にもたらしてくれる内容と同様大きな教訓を私に与えてくれた。
それは“物事に先入観を持ってはいけない!”ということである。
雑誌ダ・ヴィンチに連載されていたショートストーリーの単行本化。
収められてるのは全30編。市井の人々の仕事と暮らしを描いている。
まさに大人のファンタジーワールド。
短いものは見開き2ページで長いものでも6ページしかない。
予想に反してすべてがハートウォーミングなものばかりではなく、ところどころに人間の嫌な部分も書いている。
決して人生一筋縄ではいかないのである。
が、根底にあるのは“素朴さと暖かさ”
そこに大いなる魅力を感じる。
本作は本のワールドカップと言うものが存在すれば、日本代表として選ばれてもおかしくないであろう。
海外で翻訳されて多くの人に手に取ってもらいたい作品である。
1編目を読み終えて、決して一気に読むようなたぐいの本ではないとすぐに気づいた。
子供の頃、“一日一善”という言葉を肝に銘じて過ごした経験がある。
まあ、一種の心構えのひとつなんだろうが、この作品集もいつも手元において寝る前に繰り返し読むべき本だと思っている。
一日1編ずつ読むことによって、あたかも一日一善を遂行した気分にさせてくれる魔法のような本である。
こういう本を読みながらまどろむのは読書の醍醐味とも言えそうだ。
そういう意味合いにおいては、比肩する本を探すことは非常に困難な気がするのである。
また、この作品を読んで、幼少時代に寝る前に両親に童話を読んでもらった記憶が甦った方も多いんじゃないだろうかと思う。
現在小さなお子さんがいらっしゃる方なら、今まで以上に何回も繰り返し熱心に読んであげようと思われた方も多いんだろう。
そう、“読書は心を豊かにする”のであるから・・・
個人的には「風呂屋の島田夫妻」の夫婦愛が一番印象的だ。
しかし好きな作品って人生同様十人十色で良い。
私自身も何回も繰り返して読めば変わるであろう。
それぞれの物語のそれぞれの主人公に自分自身の想いを馳せながら読んで欲しい。
どれもが心に残り読者を再生させてくれる本作、1編1編の物語は短いが内容はとってもスパイスが効いて濃いことだけは保証したい。
さあ、あなたもページをめくって下さい。
活字中毒日記

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紙の本

あったらいいな、こんな職業。

2009/12/15 22:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

いしいしんじさんの紡ぎ出す作品って、昔話や、おとぎ話の様に、人から人へと口伝えで、
これからもずっと届けられて行く物語りになって行くんだろうな、と思う。
寓話の世界って優しく美しい反面、時に、はかなく残酷な一面も存在するけれども。

いしいさんの語り始める『ある所に、○◎さんが住んでいました』からも、
あらゆる良質なメルヘンと同様に、確かに何処か在る所に暮らしている○◎さんの姿形や
日々の営み、残念な出来事も心躍る嬉しいニュースも、丸ごと全部ハッキリと浮かび上がって来る。

この世の中で起きている現象それぞれ1つずつを、決して雑には流さず、
独自の観察力で受け止め受け入れてる作家の姿が頼もしい。
力まず軽やかにユーモアもたっぷりで。
多種多様な仕事や仕事場について描かれた三十のストーリー。

床屋さんや果物屋さん。雪を造る職人さんや、
不思議な感覚で絵筆を走らせ似顔絵を完成させる婆さん。
果ては、宇宙人や、仕事する【物自体】まで登場して来て。作中で語られている通り、
『この世界は、勝者のためにだけうつくしいというわけではない』事を実感出来る本です。

アンデルセンの童話集や、ジム・ジャームッシュ監督、アキ・カウリスマキ監督の作品の
世界観が好きな方にもお勧めします。是非とも、触れて震えて下さい!!

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紙の本

様々な職業のとても小さなお話し、しかし、めちゃめちゃ感動します

2006/08/14 18:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 いしいしんじさんの、名前もずーっと前から耳にはしていましたが、
今回この本は、とても感動すると、聞いて読んでみました。
 前評判どうりの、いい本でとても感動しました。
(いい本、という表現もぴったりです)
 色んな職業の人(人でない場合もあります)のお話しで、童話と普通の小説の中間ぐらいの表現形式です。
超短編と、いった具合で、見開き2ページで完結するものもあります。
 ”癒し系”と、いう言葉が、ぴったりなのですが、
全部、優しい話ばかりでは、ありません。
辛く、悲しい話も、あります。
でも、なぜか、とても優しく温かく、人をいたわる気持ちになります。
本書を読んで思ったのは、兎に角”物語り力”です。
小さなお話しと、いうものに秘められた力ですね。
例え、二ページでもその中に人を感情移入させる力が、
物語の中には、あるということですね、、。
 これは、本書が、童話にも近い形で書かれているように、
原始の人々が、夜や、食後に焚き火を囲んで様々なお話しを
語り合った姿が、浮かび上がってくるようです。
これも、人が、たとえそれが、小さな物語でも、それに引き寄せられる、
”物語り力”のパワー、その継承じゃないかと思いました。
 今回も、あまり上手く説明できなかったです。
感動が大きい作品ほど、自分の文章力、構成力のなさから、
思いとそのギャップに書いて、こんなに伝えることが、難しいのか
と思ってしまいます。

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2006/03/03 12:48

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2006/03/09 12:49

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2006/03/09 19:33

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2006/05/27 00:35

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