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性に合わないんだけど、なぜだか読んでしまう。後半の女性誌評論はさっぱりわけがわかりませんでした(笑)
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斎藤美奈子さんの雑誌時評。大胆な切り口と小気味よい批評、好きだなぁ。今は亡き『PINK』と『uno!』に連載されたもの単行本。基本は90年代後半あたりの雑誌メディア事情なんですが、今回、文庫化にあたり2006年の状況が追記されている。読み応えありです。
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友人と、斉藤美奈子に叱ってもらえ〜って思うときあるよねと盛り上がった。ATMの性別とか細かくていい!!男の中の男、おじさん、体育系男子、およびながぶちつよしは読まない方がいいでしょう。
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斉藤美奈子はやはりすごいですね。もう脱帽っていう。失楽園の要約とか、噴飯ものです。電車で読まないことをお薦めします。最高裁判所裁判官の国民審査の項目では、私はまだ成人して日が浅いので選挙にいく機会がまだなかったんですけども、これからしっかり、そのへんもフォローせんばいかんなあって反省しました。視点、切り口が斬新で、どうしたらそんなふうにひねくれた見方をできるんだろうって感心するばかりです。私はまだまだ修行が足りません。
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あいかわらず辛口の斎藤さんであります。
出版物に触れては「おいおいおい、こりゃ??」と感じる人には必読。
後半の女性週刊誌にはなじみがないので面白さが読めなかったが、サカナにされた各誌を知る人には相当面白かったであろう。
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最高。
文庫化されたのが2006年、取り上げられていたのが1999年からだったので
ちょっとだけ古かったけれど、それでも★5つ。すごく面白かった。
最高の切口をもっと読みたい。
古くなる本は普遍的でないわけではなく、
その時代をまさに映しているからなのだとナットクできる一冊。ぶらぼー!
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斉藤美奈子の雑誌に掲載されていた、オジサンの勘違いを切った(?)エッセイ。
さすがにこういう時事ネタは、文庫落ちで読むとしんどい部分もあるが、それでも「オジサンって成長ないよなぁ」と苦笑いしながら読めるのであった。
女性誌探検隊で、女性誌をばさばさと切ってるのはかなり笑えた。
そーいや昔雑誌で、少女マンガ何を読んできたかで○○タイプみたいなヤツがあったんだが、急にそれを思い出したよ。
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マガジンハウスの「pink」という雑誌に196~1999に渡って連載したものをまとめたもの。「妊娠小説」「紅一点論」で女性の目からみた小説、TVアニメなどの男女像を小気味よく俎上に上げたが、これは雑誌連載ということで、「おじさんマインドの研究」と題した時事評論である。政治、スポーツ、エンタメ、等やはりそこは斎藤流価値観に照らして、カーンと鐘ヒトツ鳴らす、という具合。。「妊娠小説」「紅一点論」はややもすると男性すべてを敵に回すかもしれない価値観だけど、こちらは年齢がいったせいか、世の中を渡ったせいか、鐘ひとつの基準も男女どちらにも受け入れられるかも。
また数ある女性誌の分析もおもしろい。
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内容的には5~10年前の雑誌連載が基本になってるので、
ちょっと古いかなとも思うけど、世の中(日本)のオヤジ度はそれほど変化がないに違いない。
かなり笑った。がはは~、てな具合で笑える。
「失楽園」とか、うちのお父さんは「セックスするだけだから面白くない」とか言ってたけど、ほんとにそうだね。美味しいもの食べて、セックスして、っていうのが定番。おじさん向け読み物。うちのお父さん、こういうので妙に感激するような親じゃなくてよかったと思った。
郷ひろみの「ダディ」要約もすごかったなあ。全体通して読むとまぁまぁ・
・・ですむところが、抜粋することによって特殊性が浮かび上がる。ほんと笑えた。
そのほか、当時の話題の本に関して「なんかちょっと・・・」と思うところをうまく言語化してくれるのは、さすがです。
本文中に出てくるさまざまなネーミングもいい。
「教科書に載らない歴史」運動をとって、「慰撫史観」とか。でも、これを改め、「自慰史観」にしよう!とか(笑)。日本語って最高!いいセンスしてる。あの運動はたしかにマスターベーションだ(笑)。なんか恥ずかしいわ。
雑誌に関するコメントもいいねえ。でも、今は雑誌業界、10年前の比じゃないくらい種類が多いから、コメントのつけようがないかもしれない。
テレビはナンシー関(ああ、亡くなったのは本当に惜しい)、書き物は斉藤美奈子が解説すべし、というのが私の中での掟です。
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相変わらず、古い時評を面白がって読んでいますが、時代は変わっても日本の本質って変わらないなぁと思う。
日本の社会の権力を握ってはなさいないおじさんたちを、情け容赦なくぶった切る。
きっとバッシングもすごいのではないかと思うけど、実際「斎藤美奈子なんて、ピンとの薄らボケたことをしたり顔で語りやがって。」みたいに言う人も見たことあるけど、デビューの頃からその姿勢がぶれないのがすごい。
この本についても“片方がおじさまやっつけ系のエッセイで、もう片方は巷の女性誌評だから、二つ足すと男性も女性も揶揄の対象にしちゃっていることになる”と、ちょっと弱気になったのかと思わせておいて“なんだ、たいして過激なことはいってないじゃん”と、軽く言ってのける。
女性作家について語らせると、揃いも揃って紫式部の昔にまで遡りたがる文壇の重鎮たち。
アイドルが出来ちゃった結婚すると、こぞって少子化に歯止めがかかるとはしゃぐマスコミ。
メディアに対する違和感、世の中の流れに対する軽い嫌悪。
そういうものをすくい取って言語化するのがとにかくうまい。
本当は自分で勉強して自分の言葉で語るべきなんだけど、時々彼女の鋭い舌鋒を支えにして、世の中の大きな流れに流されまいぞと思うのだ。
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図書館で。面白かったです。
面白かったんですが私あまり雑誌を読まないので後半はあまりピンと来なかったので。今度読書日記を借りてこようかなあと思います。
なんていうのかいちいち頷きながら読んでしまいました。確かにクリントン・橋本首相・青木都知事は次のブッシュ息子・小泉首相・石原都知事という顔ぶれを見ると平和だったんだな、という感じがします。へえ、そうなんだ~と思う事と確かに私もそう思うかも、という主張が多くて面白かったです。でも私はテロリストのパラソルは結構好きだな。反対にハーレクインロマンスとかアリエナイ~と話が頭に入っていかない感じです。
ある意味女性も男性も求める世界は同じなんだろうな。ベクトルが違うから分かり合えないだけで…
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雑誌『pink』(マガジンハウス)に連載されたコラム「オトナのやり方」と、雑誌『uno!』(文芸春秋)に連載されたコラム「女性誌探検隊」を収録しています。
「オトナのやり方」の方は、フェミニズムに親和的な観点から、「大人の男性」を揶揄したものです。
一方「女性誌探検隊」は、雑誌の性格の違いを、著者らしい毒舌を交えながらおもしろく語ったものです。名前だけは知っている雑誌がどういうもので、どういう読者に支えられているのかがすこしわかったような気がします。