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大統領の最後の恋 みんなのレビュー

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みんなのレビュー16件

みんなの評価3.9

評価内訳

16 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

中身は、どう考えても村上春樹のほうが上でしょ。でも、装幀とカバー画となると・・・。思い切って村上もクレストブックで出してみたら・・・。話は変わりますが、このお話に出てくる政治はリアリティないですよ

2006/10/21 20:10

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さん、2006年のノーベル文学賞を逃したこと、残念でした。とまあ、そんなことを書いたのは、今回の本のあとがきでは全く触れられていませんが、クルコフの名前を世界に知らしめた前作『ペンギンの憂鬱』のあとがきに、彼が村上春樹のファンだ、と書いてあったからです。そして、たしかに前作には春樹ふうのスメルがプンプンとしたのですが・・・
それにしても、Illustration by Junzo Terada Design by Shinchosha Book Design Divisionと表記されたコンビによるカバーは素晴らしいですね。相変わらずのレトロタッチで、いい意味で50年以上の時間を潜り抜けた感じがします。Junzo Teradaの原画を見たいです。画集が出たら買うこと必至です。
で、クレストブックには、カバーの後、あるいは折り返しに内容紹介や海外での書評の抜粋が沢山でていますので、まず写しておきましょう。まず、内容紹介。
「女の子を追いかけてばかりいた男が
ウクライナの大統領に!
政争の中、移植手術を受けた心臓の「持ち主」と名乗る謎の女が現れて・・・・・・。諧謔を込めて飄々と描かれる闇の世界。
『ペンギンの憂鬱』著者の最新長篇。」
評ですが
「この長篇は、青年と壮年と老年という一人の人生の三段階を同時進行で物語り、初めは三重奏として、そして最後はすべての音楽が一つに繋がり、壮大な円環を閉ざす交響曲のように、「私」の深い孤独を全編に響かせる。飄逸なユーモアは健在だ。ミステリー仕立ての巧みな語り口にも、思わずうならされる。だが『ペンギンの憂鬱』の作者はこの新作で、より奥の深い世界に足を踏み入れたように思える。ユーモアが悲しさとほぼ同義語になり、一人の作家の実感が世界の客観となるような想像力の境界線を、クルコフは今も歩いている。」
長岡秀俊(ジャーナリスト)の文ですが、ちょっと違うかな、って思います。まず、お話の三つの流れですが、それを青年と壮年と老年とするのが、無理です。それから、最後に三つの話が一つになる、というのも違います。それに、交響曲って円環を閉ざすもの?とも思います。
しかも、ミステリー仕立というのは、最後のほうになって突如でてくる話で、全体の4/5くらいはそのような気配もありません。飄逸なユーモアというのも、どちらかというと影を潜めた感じで、これを「より奥の深い世界に足を踏み入れた」とはいわないでしょう。むしろ、一層軽くなり、読物になったというべきでしょう。
次の評の「移植手術を受けた彼の心臓の「持ち主」と名乗る謎の女性が現れる」というのも嘘。だって、この女性の素性はすぐに明かされて、謎にはなっていないんです。最後の評の「嘘のような、しかし実にリアルなストーリーだ。」も、ねえ。肝心の、普通の男以下でしかない、まさに女と金以外に興味がなく、しかも、それすらドーデモイイ、っていう感じの自堕落な男が大統領になる、っていうのがリアルじゃないわけです。
それ以外、例えばウクライナの置かれた状況、ロシアとの関係、行政の硬直、ソビエト連邦崩壊後の混乱、或は政府内部の抗争などは、リアルなんですが、キモの部分が、ありえないわけです。ブッシュもクリントンもコイズミもブーニンほど愚かではない。いや、世界の歴史においてブッシュ、コイズミっていうのは最低線でしょ。で、ブーニンというのは盛りの付いた動物でしかない。それが政治家、というのならまだしも、大統領はない。それをユーモアとして見るなら私たちにはドンガバチョがいるんだから、こんなおとこのしようもない話を読まなくたっていい、そう思ったりします。これで村上春樹と比べちゃ、春樹さんが可哀想。だから、前田和泉は訳者あとがきで、村上との比較をしなかった、そう思ったりします。

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紙の本

一人の男の半生を体験できます

2007/05/01 22:01

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:石曽根康一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わったあとの感想をなかなかどういっていいのか分からない。
長い小説だった。
三つの時間軸が、交互に語られていくという斬新な構成で、長いながらもなんとか読み通すことができた。
一つ一つの要素は短いので、短篇小説をいくつも読んだ気になる。
そして、それらは、互いに緩やかに連関しあっている。
『ペンギンの憂鬱』も一つ一つの項目は短かったから、この作者の得意な書き方なのかもしれない。
惜しむらくは、僕が、ウクライナの政治情勢などをまったく知らないということ。
そういうことに詳しければ、この小説はもっと楽しめたのになと思う。

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2007/05/24 15:23

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2007/03/06 15:57

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2007/09/08 17:50

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2022/03/07 13:37

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